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[翠の袖をきゅっと掴んで引っ張り、安子を手招きして歩みだす。]
[そうして二人を連れて進めばほどなくして、一人の青年の後姿が小さくみえてきた。
…村道から続く森へと、彼は駈けて行こうとしていた。]
神隠し…この事件とあのひと、
……きっと何か、関わりがある。
[遠目の青年を指さし、
躊躇いがちに低めた声でそう告げた。]
/*
何かこう、
ニキさん、神隠し目撃しまくりですね!
もう一人の狼が皆目わかりません。
グリタさんかゾウサクさんのような……
ああああう。
このかみかくし事件が始まった頃から。
神社の奥……もっと奥の、
山の方かもしれない、ソレ位のどこか遠くから
声が届くようになったの。
……おばさんの幻聴かもしれないけどね〜。
[自分ではかなりの割合で幻聴だろうと思っている。
しかし今は、そんなものに頼ってみるのもまた、面白そうかと考えて。]
その声が、ちょっとだけ教えてくれたの。
吉野さんといったかしら、あのひとが……かみかくしの事件のカギを握ってるって。
えへへへ、これも毎日神社に通って
少なくとも<10>000円は、お賽銭した御利益かしら。
[狐面の徒党という言葉に、少しきょとんとして。
翠の言葉に考え込む。]
うん……。
ニュータウン賛成派の彼が、神かくしの犯人――
だとしたら、おかしな話よねえ。
本人に、聞いてみる?
[少しだけ、わくわくしてる顔]
いえ〜い、また会えたね〜。
[プレーチェに近づこうとして
――ぴたりと足をとめた。]
…。
[翠と彼女の話は聞こえなかった。
ただ、いまりちゃん、という名だけがかろうじて届いて。
まあ二人で依真里ちゃんの話。
ミドリちゃんってば、依真里ちゃんを気にしてるわよね〜、おばあさんを大事にしてるとか、動物好きだとか、よくみてるわよね〜、
と一人でしきりに首を縦にふって。]
[恋の病かしら相談かしら、きゃー、なんて
静かに騒いで両手を頬にあててポーズ]
[したものの、
二人の真面目なお話ムードは何となく察せた。
ぱちぱち瞬いて、歩み出したプレーチェにつられて、
思わず踏み出した、が。]
[恋人たちの話も半ばを過ぎたかという所で、
蛍川でプレーチェに会ったときにもあった、妙な感覚がまた強まってくる。]
……なに、これ。
[嘲笑うかのように、
恋焦がれるかのように、
鈴の声がうねりゆく先は、あの不思議な女の子。]
[反射で踵を返して、プレーチェから離れた。**]
[消沈したのち、気をとりなおし、
まず処置に困ったのは、でろでろ寸前のアイス。
雑貨屋の冷蔵庫を借りようと訪れれば、
そこで店主が消えたらしいと知った。]
さっき金平糖が降ったのは、
やっぱり…神かくしのお知らせだったのかしら。
こうして、まだまだ続くのかしら………
[冷蔵庫は勝手に拝借した。
「こっちにおいで」と認められていたあの紙を、ふいに思い出す。]
どこに誘ったか知らないけど、
こうなっちゃうと、一緒にアイス食べられないのね〜〜。
[そんな事実に、初めて気付いた風に。]
[特に住宅区域は広くもないから、
人と人はすぐ行きあえるだろうか。
歩いていると、
赤い木刀を持った背中がみえてきた。
その向こうには遠く、ザクロたちの姿もみえる。]
[ざり、と土を踏んで、
思わず、木刀を見つめた。]
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