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…お疲れ様です。
[彼がいつから自分を見ていたのかはわからずも、アルマウェルの姿に気づくと目礼。トントン、とトナカイを促すともなく最後に軽く首を叩き手を放して、かける言葉は彼だけでなくトナカイへも含む響き]
そうみたいです。
…………
[トナカイの喉が鳴るのにちらと視線を向けるも、荷を気にかけるらしきアルマウェルに向き直る。暫く彼を見ているも唆したところで荷をあらためはしないだろうと判断した様子で、悪びれもせずトナカイの荷に手を伸ばし、彼が止めるより早く中を見て差し出した]
………何か書いてあるみたいですね。
僕には読めませんけど。
[自らが文盲なのを添えるも、書かれた内容は問わない。彼が書かれたものを確認したであろう間を置いてから、荷をトナカイへ返した]
………そうですか…
[こんな折に運ばれる荷に薄らと感じるものはあれど、アルマウェルが内容を口にするとは思っていなかった上に、語られた内容もあり反応は少し遅れたか。彼がこの状況で冗談を言っているようにも見えずに、荷を持つトナカイを再び見る]
まじないの結果も貴方の話も嘘かも知れないけど。
…伏せておいた方が良と思います。
貴方の身が危険に晒されるかも知れない。
[疑念より可能性を口にしただけなのは、続けた言葉からもアルマウェルにも伝わるか。送り主の表記がないと聴けど嗅いだ香に関しては触れずに、いつもの癖で眼鏡をはずしつるに歯を立てる]
………報せに走られるなら…
まじないのあった事と潔白の者の存在でしょうか。
[アルマウェルの言葉を受け、語尾を上げずに訥々と零す。語られた内容には礼を籠めて頷き、また思索に沈むらしき沈黙を挟んだ]
…………見つかった時かと思ってました。
なので今は貴方の胸に留めて下さい。
[見つかるのが何とは言及せずも、狼を煽動する者とは知れよう。滲む視界に紅いアルマウェルを捉えて、視線をそらすことなく眼鏡をかけ直す―――輪郭の鮮明になる姿]
…………、…―――僕も呪いが出来ます。
死者の事が少しだけわかります。
もし僕に何かあった折に他の者が名乗ったら…
そう証言して下さると助かります。
[約束を守ってくれたアルマウェルだからこそ、向けるひとつの頼み。彼を信じるとも信じぬとも言わず、去るならば目礼を置き共には動かず、トナカイと揺らぐような紅い後姿を見送った]
………ヘイノ。
[さして個人的に話してはいない者の名を口の中に呟き、また彼の家の方を見る。キィ…―――車椅子は向かう先を変更して、テントへは*向かわず*]
…………
[キィ…―――聴こえるやんでいた筈の狼の遠吠えに、前髪に隠れる眉を顰め車椅子は止まる。声のした方へ顔を向けて、冷えた手が膝掛けのない足を摩る]
また…―――
見つけるまで待ってくれるはずもないか。
みんなに報せるのかな。
[知れ渡れば危険だと指摘した先の内容を、長老がどうする気かは定かでない。信じろとも信じるなとも添えず、アルマウェルへ宅した願いに籠めた想いは語らずも、呟きは重く沈む]
おおかみを煽動する者はふたり。
けど………人は…
[キィキィキィキィ…―――再び動き出した車椅子は、ヘイノの住まいの前で止まる。入り口を見て眼鏡の奥で眼差しを細め、ひとつ呼吸を置く]
[声が返りヘイノに招かれる事はあっただろうか、膝上に置いた悴む手が服を握る。中へ招かれたとしても、首を横に振りすぐ長老のテントへ向かう事を添えたし、中から返事がなくとも口を開いた]
トナカイに託された届け物の中身を拝見しました。
記された内容は僕には読めませんでしたが…
読める方はアルマウェルの潔白を記してあると。
…………
僕にわかったのはあそこに残る香りだけです。
[香りを嗅いで彼を思い出したのは、普段から草木を扱うために、匂いにはそれなりに敏感だからかも知れず。得られる答えは何かあるだろうかと、眼鏡の奥の瞳を細めた]
知れ渡り彼の身が危険に晒されるのか。
貴方は本当にまじないが出来るのか。
………どれも可能性でしかありません。
[訥々と紡ぎ、寒さにだけでなく震える手を握る。口からも震える息が零れそうになり、引き結ぶ。]
でももし貴方が真を語るまじない師なら次は…
潔白だと公言して危険に晒すのも。
真実を暴いて糾弾する事になるのも。
こわい人を見て頂きたいです。
あの場ですら…―――軽口を叩き合える方とか。
[誰と個人の名は紡がずも、長老のテントで軽口を叩きあっていた者とは知れよう。ふと気は緩めずとも、どこか力の抜ける呼気を零す]
実際には…
僕が個人的にこわいだけかも知れませんね。
[自嘲の響きはなくも、ぽつりと零す囁きは告白めく。彼と言葉を交わす事があれば暫くはとどまるもあっただろうか―――話し終えればきた道へ一度は振り返る]
お邪魔しました。
…………
もし貴方がまじない師なら…
覚悟も心労も山ほどおありでしょう。
僕はとても失礼な事になる。
………非礼のお詫びが出来る事を願います。
[たいした事は出来ませんがと添え、振り返らず訥々と零して、車椅子はもう止まらずに動き出す。キィキィキィキィ…―――誰が集まるともわからずも、長老のテントへと向かい]
[キィキィキィキィ…―――車椅子の音は夜に吸い込まれて、村の明かりが揺らめくのに影は伸びて縮む。進む先にウルスラの姿が見えれば、互いに疑わしき者ではあれど変わらぬ目礼を置いた]
貴方も長老のところへ?
[近寄るよりはテントへ向かう道中にあるから、結果的にウルスラの方へ寄るかたちとなった。先にヘイノへと紡いだ軽口を叩き合う相手のひとりを前にしても彼の件には触れず、自分の向かう先を示すように顔を向けた]
そうですね…
ユールの話をしている場合でもありませんし。
…………
[狼を煽動する人の手から開放する術はないでしょうか?―――獣医たる人に問いかけて、知っていて教えてもかまわぬ立場なら既に公言しているはずと問わず口を紡ぐ。キィキィキィキィ…―――車椅子の音が、足音に並ぶ]
10人の中のふたりなら…
自分を除いてもあと7人は信じられるはずなのに。
誰を信じればいいのかわからないです。
…………
誰も昨日今日村にきた訳でもないのに。
どうして急にこんな…―――
当人にしてみれば急ではなく…
ずっと準備していたのかも知れませんが。
[ウラヌスの言葉に耳を傾けるうちには、長老のテントも徐々に近づいて来るのだろう。狼使いを詰るでもなく訥々と疑問を口にする口調で、前を向いたままに零す]
まじないの結果とて疑わしき者の出す事なら…
僕は絶対の信頼は出来そうにないです。
結局は自分で見据えるしかないのかも知れません。
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