人狼物語 執事国


80 夕暮れ色に沈む村 ―SIREN風味―

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【墓】 地元民 ギンスイ

[見ぃつけた、の声はかけず。

少年の幽霊は倒れ伏す美津保嬢のそばに在る。
弾痕を一度摩る仕草をして、立ち上がった。]


 …教えてくれるなら、子守唄がいい

[トリスウイスキーの瓶にも似た生き物の影が、
草むらに蠢いて去る頃には、幽霊の姿も消える*]

(+9) 2011/ 9/15(木) 21時00分位[どこか]

【墓】 係長 ズイハラ

 つぎこそは
 やりかえそうと
 きめました

>>2:+10無駄なリズムで以前口にしたことを言い直す。腰にぶら下げていたラジオのボリュームを上げた]

 何のつもりだよ、そんな素敵な翅根までこさえて。

[光を固めたような無垢な部分に眉根を寄せる。
 ちら、と後方、バリケードまでの距離を測る。己の鞄に視線を走らせた]

(+10) 2011/ 9/15(木) 21時20分位[御湯治場]

総長 ヘイケ

[赤い闇に沈みゆく民家の片隅、
視線が一枚の広報紙へと落ちる]

 『幻の珍獣 ツチノコが発見される』

[大々的に躍る文字を背負い、
モノクロ写真が見開き二ページに渡り、
掲載されていた] 

(5) 2011/ 9/15(木) 21時30分位[四辻村 村内]

総長 ヘイケ

[それから視線は、集会所の片隅へと落ちる。

ひとのざわめき越しに中心部を覗くと、
祝言の準備だろうか。
慎ましくも華やかな色彩が、
村の女達の手で飾られていた。]

(6) 2011/ 9/15(木) 21時30分位[四辻村 村内]

総長 ヘイケ

[風もないのに
白いヴェールが――]

           
                [ふわりと宙に舞う]

(7) 2011/ 9/15(木) 21時30分位[四辻村 村内]

【墓】 雑誌記者 ライデン

[――ぱん。

 銃声が、聞こえた。異形の女を撃った音の残響、ではない。もう一つの音が、響いた。何だ、と思う。一瞬、時が止まったように思えた。緩慢に思考を巡らせる間が、あった。――その空白は、弾けるように終わった]

…… っ あ、

[長身が、駆けていた勢いのまま、ぐらりと傾いだ。膝が地面に付き、そのまま全身が崩れ込んだ]

……っい、……ぐ……

(+11) 2011/ 9/15(木) 21時40分位[廃集落→]

総長 ヘイケ

[日もとっぷりと暮れた頃、
女は自分の存在に漸く気付く。]

 あたしという人間はね、
 そもそも何処にも存在しないんだよ。

 そう、どこにもね?

 人の何かを"知りたい"と思う気持ちが形作った、
 ただの思念に過ぎないんだ。
 

(8) 2011/ 9/15(木) 21時40分位[四辻村 村内]

総長 ヘイケ

[女は誰に語りかける訳でもなく、
言葉を紡ぐ]

 知ってるかい?
 この村には二つの時間が存在する事を。

 それらが微妙にすれ違い、混ざり合い、
 交し合い、奇妙な歴史を積み上げていくんだよ。

 同じ時間軸で平行に進む二つの世界ってのも、
 有るかもしれないねえ?

(9) 2011/ 9/15(木) 21時50分位[四辻村 村内]

【墓】 駐在警官 ノギ

[赤涙は溢れ流れるまま。口元に刻まれているのは笑み。その下顎部は半ば昆虫頭部が如くに変貌している。翅根が震え…やがて、羽ばたき、乃木の身体を地上から持ち上げる。無造作に銃をぶら下げ構えれば、ズイハラの斜め上空より事も無げに身体へ撃つ。

翅根屍人、そして武器の優位性。
辺りへ、羽ばたく音が低音に響く。]

(+12) 2011/ 9/15(木) 21時50分位[御湯治場]

総長 ヘイケ

[自らに視線を戻すと、
視線と同じ高さに、赤い水面が揺らめいている。]

 ――携帯電話の電波塔、ね。

[仕舞って置いた名刺を取り出し一瞥。
ふっと息を吐くと、何も無かったかのように
名前も紙も消え去った。]

(10) 2011/ 9/15(木) 21時50分位[四辻村 村内]

【墓】 雑誌記者 ライデン

[望まず伏せた地面は、冷たかった。だが、それを消す程に、熱かった。――弾丸で貫かれた、胸が。――視界が、ちらつく。何処かから、遠く此方を見下ろしている、銃を構えた屍人の、視界。
 己は、撃たれたのだ。気付かぬうちに、射程範囲に入ってしまっていた。心臓の鼓動に併せて襲う熱さと痛みを覚えながら、ゆっくりと、その事を理解した]

……は、……

[心臓からは外れているらしい。肺を貫かれたのかもしれない。苦しい。血液がどくどくと溢れ出る。寒い。熱い、のに。やられた。死。死ぬ? 死ぬ、のか。私は。こんなところで。化け物にやられて。
 嫌だ。助けてくれ。駄目だ。痛い。私は――]


[苦痛と恐怖と絶望の意識が、遠ざかっていく。いつしか流れてきていた赤い水が、己が血と混じり合っていくのを、男は、「最期」に見た]

(+13) 2011/ 9/15(木) 22時00分位[廃集落→]

総長 ヘイケ

 ひと知れず 思い描いて なつの日々
 
 全ては ゆめと 眠りゆくかな

[たぷん――

揺らめく水禍へと落ち行く*意識*]

(11) 2011/ 9/15(木) 22時00分位[四辻村 村内]

告げ人 アン

ツチノコって、これ?

[>>4オトハの口からこぼれた単語に目を丸くする。
手にした干からびた何かを見つめているうちに、人影は遠くなってしまった]

あれれ。

(12) 2011/ 9/15(木) 22時00分位[→教誨所への道]

大学生 オトハ

[「ツチノコを探しに」というのは口からでまかせだから、向こうが干からびた何かをツチノコと呼称しても、さして興味を抱かずに進んでいく]

 …………。

[ふと――
思いを馳せるのは“きょうかい”の向こう側]

(13) 2011/ 9/15(木) 22時10分位[→教誨所]

告げ人 アン

……キャー!
おまわりさーん、大変です、あの人捕まえてくださーい!

[ネクタイごとバッドをぶんぶんふりまわすと、物騒度三割り増し。
大きな水音に気づいて動きを止めると、『ゴッ』という音とともに後頭部にぶつかった。自分の]

痛い……

(14) 2011/ 9/15(木) 22時10分位[→教誨所への道]

告げ人 アン

[頭をさすりながら四つんばいで川に近づく]

ずいぶんと、大きいね。

[白んできた空。
赤い水の川を逆流する、大きな何かが浮かび上がる]

お食べ?

(15) 2011/ 9/15(木) 22時20分位[→教誨所への道]

告げ人 アン

[差し出した、ツチノコかもしれないしそうではないかもしれない何かを、そのいきものはアンの腕ごと口に含んだ**]

あたしはおいしくないよ。
あっちのおねえさんの方が、きっとおいしい。

(16) 2011/ 9/15(木) 22時20分位[川辺]

【墓】 係長 ズイハラ

 がっ

[銃声。右腕から赤いしぶき。
 走る自分と飛ぶノギでは、結果は火を見るより明らかだが]

 ち、くしょー 泣くか笑うか! どっちかにしやがれ!

[鞄を抱いた左腕でなくて良かったと思う。
 バリケードめがけて走る、鉱山の出口へ――否、途中で見つけた、横道へ姿を隠す]

 こなくそ。

[大音量放送中のラジオを前方に放り投げ、自らは物陰に隠れる。鞄から取り出すのは、魔よけの、杭。

 一瞬でいい。ラジオに気をとられてくれれば。もし背後を見せれば――]

(+14) 2011/ 9/15(木) 22時20分位[御湯治場]

【墓】 雑誌記者 ライデン

[それから、幾らかの時間が、経って。
 ――男は、閉じた目を再び開いた]

……
……あ、……ああ。……

[軋んだような声を零しながら、男は体を起こした。少しずつ、少しずつ。ゆらりと立ち上がる。とぷり。水が揺れ、僅かに跳ねる、音がした]

……

[きょとんとしたように、辺りを見回す。空を仰ぎ見る。その双眸から、赤い涙が零れ落ちた]

(+15) 2011/ 9/15(木) 22時20分位[廃集落→]

大学生 オトハ

[渡った先に在るのは、
死者の住まう世界なのか。
人ならざる者の住まう世界なのか。
平行世界の類、という説もあるにはある。

いずれにせよ、一度渡ってしまえば戻ってこられないであろうことは、ふたりの間の固い共通認識だった]

 ……って、あの子何叫んでるのよ。

[焦燥滲む声と共に、進む速度三割り増し]

(17) 2011/ 9/15(木) 22時20分位[→教誨所]

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生存者 (2)

総長 ヘイケ
50回 残6289pt
告げ人 アン
44回 残6458pt

犠牲者 (3)

餅肌 ネギヤ(1d)
0回 残8000pt
地元民 ギンスイ(2d)
46回 残6498pt
地元民 ホズミ(4d)
22回 残7281pt

処刑者 (4)

係長 ズイハラ(2d)
86回 残5342pt
駐在警官 ノギ(3d)
94回 残4992pt
雑誌記者 ライデン(4d)
46回 残6507pt
大学生 オトハ(5d)
46回 残6574pt

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