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――ひとを…? さぁ?
あぁ、でも…
[思い耽るように、一瞬だけ視線を宙に惑わし、
瞬きをして再び看護師を見つめる。
妖美な色を瞳の奥に揺蕩わせて]
僕は欲しいと思ったものは、手に入れたいと思うんだ。
仮令神さえ躊躇うことであろうとも、ね?
それが…ひとを殺めることと等しくなるのかどうかは、
僕にはまだ、解らないね。
[虫の息で置き去りにしてきた、若き書生を思い出し、
くつりと意地の悪い笑みをひとつ、浮かべた*]
― 自宅・早朝 ―
[『ウェンディの死を、隠してほしい』
自室。
ジェーン宛にひとつ、書き置きをする。彼女なら、自分が何を考えているのか、わかってくれるだろうと思った。
今はまだ、ウェンディの死を知るものはいないだろう、自分と、犯人以外は]
認めることができなかった。
そして今も、認められずにいる。
[少女の姿を見て、自分は、声も上げられず、泣くこともできなかった。
自室へ連れて帰り、寝かしつけるようソファへ横たえ、傍らに本を置いた]
ウェンディ。
[名前を呼ぶ。
それから、少女の頭を、撫でた]
― 診療所 ―
[戸を、叩く。
懐には、梟の彫りが施されたペーパーナイフ]
先生、いらっしゃいますか。
[いつもと変わらぬよう、表情を整えて、*待つ*]
[言葉を飲みこんだ看護婦をじっと見つめる。
青年に微笑みかけられ、そちらに視線を移した]
ん…。
[いかがと問われて、スカートの裾をあげてみたり、手を開けたり開いたり]
よく、分からないけど。悪いところはないみたい。
ラッセルにいは、お元気?
[一昨日の晩、対峙していた二人の様子を不思議そうに眺めて]
天国、だとしたら思っていたところと違うわ。
[庭で詰んだ花を手に握らせたニーナから離れ、玄関へ向かう。
寝不足の顔でヒューバートを出迎えた]
やあ。
昨日は戻らずにすまなかった。
……ニーナは助からなかったよ。
[自嘲する様に言って、壁に*もたれかかった*]
私も、会わせていただいてもよろしいですか?
[>>26疲労の色濃い医師の表情をみて、息を吐く。許可があれば、ウェンディと同じように命を落とした看護師へ、黙祷を捧げるだろう]
ヴィンセント。
あなた、これからどうします?
[医師を振り返って、訪ねるのは、表情を落とした顔。
懐のペーパーナイフを取り出して*]
容疑者、あなたも私も。残りは少ない。
解決方法は、簡単だと思いませんか?
そう、それは良かった。
死して尚、苦しむなんてナンセンスだしね?
[特に 不自由の無さそうなウェンディに、
向ける微笑みは柔いもの。]
僕は変わらずって所かな?
でも、確かに此処は天国と言う場所とは。
程遠いよね?
― 自宅 ―
どういうことなの…?
[ニーナが村人だった。しかし、まるで自分がWolFだと言わんばかりの行動に首をかしげる]
なんのつもりで…あんなことしたのかしら。
[分からない事ばかりである]
『私が死んだら解決するのか?』と、ニーナは言っていたよ。
僕には今でもわからない。
どうしたら解決するのか。
ただ僕は思っている。
容疑者の中に本当に犯人がいるのなら……
[鈍く光るペーパーナイフから目を離し、戸棚からメスと包帯を取り出し、ぐるぐると刃先に布を巻きつけてから内ポケットに仕舞う]
皆殺しにすれば解決する。
あなたのナイフは、誰に向けられるのでしょう。
大事なものは、その腕に抱きしめて離さない方がいいと思いますよ?
[ヒューバートの傍らに居ない、小さな双子の少女の名は口にしないままのアドバイス*]
それにしても…
[この村の人間はいつのまに簡単に人を殺めるようになったのだろうと深く憂える]
もしかしたら…鏡の精度が落ちたのかしらね…
[ため息をつく]
[>>30薄い光を鋭く反射するメスに目を細めて、口元に乗せたのは、ほんのりとはしていても、確かな笑み]
なるほど、同じ結論。
[容疑者。
容疑者としてアーヴァインにあげられた人物]
あるいはこの結末こそがアーヴァインの仕組んだことだとしても……そう、その結論は、おそらく正しい。
[ペーパーナイフを手で弄び、言う]
[>>31アドバイスに、目尻にしわを寄せて]
ありがとう、ヴィンセント。
あなたがそれを本心で言ってくれいてるのならば……私はもう、あなたを疑わなくてよいのでしょうけれど。
[目を離せずに、けれど少しだけ、目元をゆがませた]
私にはもう、この世を判断する『基準』がない。
あなた、私を死ぬ気で説得しなさい。そう、言うつもりでしたが。
[くるりと指先で回したペーパーナイフを相手に向ける*]
あなた、私に殺される前に、ニーナの仇をとるつもりが、ありますか?
自己犠牲?
[>>+26 はっきりと否定の色をのせた視線を返す]
「生きて欲しい」というのも、願い……欲望です。
自己犠牲で、大切な人が助かるなんて、幻想です。遺る人が生き残る可能性など、ごくわずかです。
私は、自分が楽になりたかった。それだけなんです。
そのために、利用してはいけない人を利用してしまった。
[ウェンディを、ラッセルを、そしてここには居ない誰かを思い目を伏せた]
……いま、それにきづきました。
死して尚…。お兄ちゃんは苦しかった?
今はもう苦しくないの?
[首をかしげて問うと、支えていた扉から離れて、
一歩だけ2人に近づいた]
ママは死んだら天国に行くのだと言ってたのに。
本当は違うのね。
ママも、嘘をついたりするの、ね。
…おねえちゃんも、嘘をついたの?
[楽になりたかったというニーナに問うた]
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