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世界の滅びについて。
主な原因が、私が死に近づいているからですので…
新たなる神がここにいる事でも変わります。
勿論、その世界で生きていくべきであった貴方方がここに来たことでも変化は齎されていますが。
そして、時間ですが。
新たな神が衰弱するまで、とすれば
その力次第ですから―――なんとも。
そもそも、世界によって時間の流れの感じ方も違います。
寿命が違う生物の同じ年数が、同じ価値で無いように。
[そこまで言うと、さらにハラハラと
表面から何かが剥がれ。
新たな色の球体が露わになっていく]
[そしてナオと言葉交わしていれば
柱の上に現れる生者の姿。
クルミとヨシアキが生きているのに目を細め
ヨシアキが球体へと語るのを見る。
唇を噛み締めて、
届かぬ手を両脇できつく握りしめた*]
― 水の柱のあるところ ―
[フユキの命が尽きると同時に、
また水の柱にいる。
さきほどのことが夢ではない証拠には、そこにはいる存在といない存在がいて…。
消えていった世界の鏡たちは、もう、見えない。]
――……
[そのまま、また、柱に正座にかける。ただ、和装ではない。]
[1stの声に視線をそちらに向ける。
問いかけと、それに対する答え。
それを聞きながら手帳に視線を落している。
ネギヤの言葉>>4:410は実現しない。
かなえたところで、またゲームが始まるだけだとしった]
――かみさま、か。
[そんな存在になるとか、考えたこともなかった。
ここに一人、残ってもどうなるかとかはやはり考えられない。
けれど――命をかけた皆を蘇らせても、同じことが繰り返されるのなら]
それなら……壊れた世界はそのままにするしかないね。
[なにも変わらないように見えるマシロの世界>>#1をみる。
壊れて行く他の世界は見えない]
[カノウくんの問いに、返る声>>#2を聞きながら、揺れる球体を眺めてた。
表面に走る罅は、きっと神様が死んでいく様子を示してるんだろう。
世界の修復、それが不可能な理由。
神様の声が止んで、私は首を捻る。
その答えの中に、私のやりたいことへの解答は、見つからなかったから。
>>#3新しい球体の色は、曖昧で、判然としない。
神様として残る誰かが、決まっていない所為なのかも、知れない。]
んー…………私、ね。考えてたんだ。
世界を、今、復活するんじゃなくて……時間を戻したら、どうかな、って。
新しい神様がいる状態で、壊れた世界の時間だけを戻すの。壊れるより、前に。
……そういうことって、出来ないのかな?
[私は、球体に問い掛けた。]
―水流れる柱―
[眩暈のような感覚に一瞬眩んだ目を開ければ、
そこは既に始まりの場所、緩んだ指先から落下する銃は、水の柱の上に音も無く落ちた。
欠けた円卓の存在に気付く。
終わってしまったのだ、と神の言葉を聞く間もなく知る。
右隣を見やれば、6と5の消えていた。
乱戦の中、己の邪魔をしたのは――]
………、どうして。
[守られるに値にしない存在だ。
世界と一人を秤にかける者になど神になって欲しくない]
[あの時返された言葉は、“違う”のだ。
己の定めた意志こそが、その選択であったのだから。
日記の告げる未来など、わかりきった言葉でしかなかった。
『 8thは 3rdを 殺す 』
無数に枝分かれする未来の中で、
数多の枝葉を切り落とし、己が選択する世界の為に定めた意志。
選ぶということは、他の多くを切り捨てることだ。
誠実であるということは、捨てるべきものに心を残さないことだ。少年の潔癖さで8thはそう信じている]
[しかし己の選択は阻まれた。
故に、問うのは阻んだ者へ――。
6の柱を見やった視線は、そのまま1の柱へ向かう]
……その女を神にする気か、1st。
どうして……、
[彼女の何が、己に排除の意志をもたらしたかも、彼は知っている。けれど、その言葉を耳にしていて尚、彼女を守る意志を曲げなかった。
答えを求める声音は、静かに]
[右隣から酷く都合のいい言葉が聞こえてくる。
世界が破壊されたのに時間だけを戻すなんてできるわけがないと思う]
壊れた世界の時間を巻き戻すのと、復活させるの、どちらも同じことじゃないの。
何が違うのか、わからない。
[また、こんなゲームをしたいのかと、そんな視線を向けた]
[問いかけと神の答えと耳にしながら、
球体の表面に移る己の世界を見つめた。
変わらず続く争いと疲弊した人々、
滅びぬというだけでやはり争うことは変わらないのか。
――不在の柱を一つずつ見やる。
それぞに美しいものがあったのだろう、
あの朝焼けの時と同じように、失われた世界を思った。]
新しい神が居る状態で、時間を戻す…ですか。
それは…確実な答えができません。
前例がありませんので。
不可能では無いと、思います。
[ふる、と震え、球体が柔らかく光る]
ただ、時間をまきもどすとなると。
新たなる神以外の、記憶もまた、
巻戻るのではないかと推測されます。
また、それは魂を戻すより大きな力が必要です。
世界を滅ぼした力を得ない状態で、
どのくらいまた世界を維持できるのか。
それもまた、新たなる神の力次第でしょう。
[そこまで話すと はらはらと表面がこぼれ落ち
ピシリ、音が、数度響く]
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