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【本日の無茶振り】
すでに、ラ神から無茶振られて、まいってますが、懲りずに、本日の無茶振り〜。
・[0011 山猫 カウコ]と[0099 謎の女 ウルスラ]は、軍施設に行く途中でばったりと会い、合流する。
・[0044 闇医者 エートゥ]は、校長室で<86>人の雑魚を薙ぎ倒し、Mr.Xを発見した時に[赤いマフラーを手ぬぐいにした]と言う。
・[0011 山猫 カウコ]は、幽霊屋敷でオマエ=サ=ピン=ラシイと[雨やどりはすべり台の下でした]という結末になる
[ボスからの指令を受けた後、取り出したのは私用の通信端末]
to 0011
やあ、生きてる?
最終指令がくだった筈だけど、その感想はいかがかな。
ボスは「今日で決着」と言っておきながら、「逆スパイは放っておく」という。JNRに潜入するほどの人間を野放しにしておけば、碌な結果にならないことは目に見えているのにね。
あの人、きっと何か隠してるよ。それも多分、僕たちにとって喜ばしくない何か。
僕は組織への愛着心なんて更々無いし、ここでJNRを切り捨てるのも一つの選択肢かなと思うけど。
どうかな、カウコ。
僕と一緒に逃げ出さない?
……なーんて、冗談だよ。
カウコが0011のナンバーを捨てることが出来るなんて、最初から思ってないしね?
それに、サル・カイーダには此方の面も割れてるだろうし。壊滅させない限り、安らげないという事実は変わらない。
僕は僕の敵を倒すだけだ。それが誰であっても。
Bye.
追伸
裏切り者はおそらく生存中。その正体は、00[以下、解読不能]
[私用の通信回線。暗号化してあるとはいえ、その内容の<86>%はボスへと伝わってしまうだろう。それで構わなかった。もはや不審感を隠すことすらしない。
そのまま地を蹴って、向かうはNYの軍施設**]
[指令がわかりにくくて普通の学校の校長室へ行ってしまっていた。
ボスから『最後の指令』がくだった意味を考る。]
逆スパイの事は考えれへん。
理由はひとつや。ボスが考えたない相手が逆スパイって事や。
ボスは、0044か0099が怪しい言うた。
[そこへエートゥからの通信が来た。自分の考えに確信を持った。]
返事は全部終わってお互い生きてたら直接言うわ。
[敵として目の前に現れたらお互いに容赦は無いのはわかっている。]
T0エートゥ
いつも言うてたけど。
俺が死んだら俺の事は忘れてや。
二人きりでおる時は、お前の事だけ考えとった。
耳たぷだけやなく、ぜえんぶ好みやと思てたよ。
[わざとエートゥと書いたメールを送った。
さよならは言わない。会える時には、いつでも最期のつもりで接していたから。]
軍施設へ。でも、それで終わりやあらへん。
[気を引き締めて軍施設へ*]
――通信を終了し、私は念入りな準備を進めた。
逆スパイ処理に人員を割かないということは、ターゲット捕獲に逆スパイの妨害があるということだ。
先に始末したいが……この人員で互いを監視していては任務の達成が難しい。
先手を打つか裏をかくか……あるいは違うターゲットを狙うか……私は最後の一本を灰皿にねじ込むと立ち上がった。
愛用のソフトキャップとトレンチコートを着込み、私は目的地へと向かった。**
-NY近郊のどこか-
(生きている…)
[起爆と同時に、機外に飛び出された後、あらかじめ用意してあった、パラシュートで不時着したのだ。ご都合主義との批判はうけない]
う…。
[しかし、体中に激痛が走る。多少の負傷はしているらしい]
まずは、連絡しなければ…。
[携帯電話を取り出す]
[軍服の上に白衣を羽織り、研究員といった態で軍施設内の廊下を闊歩する。サル・カイーダの幹部が次々と葬られた為か、警戒態勢は厳重になっているようだった。
指令では「一致協力して」と言われたが、現状信用できる情報も相手もあまりに少ない。連絡手段としての0099も期待できない今、一人で動いた方がましだと判断した。まず向かったのは施設の8階。薄暗いそのフロアで一際目を引いたのが[茶室]だった]
[爆発物をしかけ、派手に侵入した。]
たーまやー。くくっ、やっぱりこういう景気がええのが好きや。
[軍事施設を、わざと目立つように暴れ回っている。累計で<10>人は倒しただろうか。]
[その伝説の樹は、別名、「裏切りの樹」とも呼ばれていた。0099を迎えに行った部下達も、皆、ボスと共に組織を裏切るつもりで0099救出にあたっていた]
ボス『ジェミー、大丈夫か?』
ええ、大丈夫。それより、兄さん…ごめん。
ボス『いいんだ。もう、私は決めた。お前の為なら、組織を裏切ってもいいと…』
え…?
ま、まさか…。兄さん…。
[0099はボスの胸に飛び込んだ。そして、全てを話した。ただ一つ、003の事を除いて…]
ボス『そうか…李が…』
[幹部Bが、元部下の李であったことにショックを受けたボス。しかし…]
ボス『分かった…。とにかく、「サル・カイーダ」は撲滅しなければならない。でなければ、お前とわたしの未来はない。とにかく、例の軍施設に向かおう。そして、撲滅ができたら…
仲間を皆殺しにして、逃げよう…』
[そう、0099に、囁いた]
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