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[コンパートメントの窓から式典を眺め、歓声を上げる見知らぬ見物人たちに笑顔で手を振った]
ふむふむ、さらばだエキストラの諸君。もしくはオーデションに落とされし幸運な子羊たち。
君たちの人生は平穏無事に過ぎて行く事だろう。…この瞬間だけは確実に。
[列車が走りだししばらく遠くなる駅を眺めていたが]
さぁ!どんな役者がそろったか、吾輩の退屈の虫を踏みつぶしてくれる妖精パックには出会えるだろうかな?くっくっくっく!
[楽しそうに顎をつるりと撫でると、ディナージャケットに着替えサロンへと向かった]
あ……あンだめよ……そこはダメなのぉ……っ!
空けちゃだめェ!!
[寝台の上で身悶えながら、盛大な寝言を叫んだ。
たくましい手が伸び、起き上がる]
わたしまた寝ちゃったみたいね。
[室内にいる人に微笑むと照れくさそうに髪をかき上げる。
そして誰が居ようとも一人語りモードに突入する]
イヤな夢。こんな夢を見たのはこの子のせいね。
[トランクから古ぼけたマトリョーシカを取り出しじっと見つめる]
うっうっ……。
[青いアイシャドウと黒いアイラインが流れ落ちるのも気にせず、泣き始める]
マトリョーシカが1つ、マトリョーシカが2つ、マトリョーシカが3つ♪
[涙を流したまま、奇妙な節をつけてマトリョーシカを開いていくが、<49>個のところで手を止めた]
やっぱり1つ足りない……うっ。
[いちばん最後の人形の変わりにつめられていたのは小さな紙片。
そこには、暗号のようなものが2つ]
イヤなこと思い出しちゃったわ。
あいつらと、こんなところで会う筈なんてないのに。
[うつむく口元に微妙な笑みが浮かんでいる**]
/*
■聖痕者=【スティグマ】
スティグマ、または痣を持っています。何かのRPの足しにして下さい。(酷)
どこにつけようwwwwwwwwwwwwww
あら、そうだったの。
流石に三等車ではないだろうと思ったけれど。
今から動いても…もう、足の踏み場もなさそうね。
逢いたい時にすぐに逢いにいける、と思えば、
近いのも悪くはないかもしれないわね。
始まりはいつも躍動を伴って、けれどゆっくりと、次第に速く。
[花火の音、爆竹の音、蒸気機関の上げる汽笛の音、車体の軋む音、初めはゆっくりとした振動も、次第に軽快なものに変わるだろう]
maestoso というところかな。
[くすりと笑って、ベッドから降りると、部屋を出る]
せっかくの旅だし、さっそく部屋に籠もるのも勿体ない、ね、ヤナーチェク。
[左腕の兎は、ここばかりは同意するように、かくんと頭を垂れた]
動き、出したわね。
[勇壮なファンファーレ、花火の音。
手を振って見送る式典参列者達に、手を振り返し。
流れる景色を楽しげに眺めている*]
[サロンで食前酒をたしなみながら、手に持った書類に目を通す。どうやら客室の配置図と乗客リストのようだ]
発車までの時間にカフェーを味わい、車掌に変装し手に入れられる程度の危機管理では、女帝も大した事はなさそうだ。くっくっく。
[細巻きの煙草に火をつけると、指で乗客リストをなぞって行く。一人の乗客の名前で指がピタリと止まる]
ラウリ・スモーバー…。アナスターシェの血族に、似たような名前の家があったような。ふぅむ、調べてみるか。
[紫煙を吐き出すと、乗客リストを懐にしまい、酒の味を*楽しんでいる*]
ふふ、足を踏まれる可能性の方が高いでしょう。
そうですね、いつでも、あなたを守れます。し、いつでも会いに来てください……と言いたいところですが……どうも、ワタシの方がきな臭いかもしれません。
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