189 あおいろ幻歌
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[飼い猫が見つけた少女は、心細かったのか目端に涙を溜めていた。
猫の存在が安堵を齎したのかは知らないが、少女は飼い猫を撫でようとしゃがみ、手を伸ばしてくる。
それに対し飼い猫はするりと逃げてしまうのだが、向ける瞳は変わらず少女を捉えていた。
刹那、飼い猫の瞳の中、瞳孔がきゅっと細くなる]
「にゃあん」
[これまでとは異なる鳴き方。
何かを見定めるかのような瞳の在り方。
一拍後、飼い猫の瞳は元に戻ったのだが、その頃には目の前に居た少女の姿が消えていた。
飼い猫は目を丸くしたまま、ゆらりと尾を揺らす*]
(2) 2016/07/20(水) 00:52:20[猫:駅前]
[会釈してきたのは、まだ若い女。>>1
出で立ちからして学生──と、なれば、と。
思考が繋がるのは、早い]
あー……まあ、そーなるのかねぇ。
[名乗るより先、向けられた問いにさらりと返して]
えーと、もしかしなくても君、あれかな。
展望台のご老体……ウミさんが言ってた高校生さん。
[確かめるように問いを投げ、それから]
あ、俺は夏神善司ってぇの。
[軽い調子で名を名乗る。
なおこの男、態度の軽さと装いの差がありすぎる、という突っ込みは日常茶飯事的に受けているから。
そこを驚かれても笑って済ませる事が多々あった。**]
(3) 2016/07/20(水) 00:53:33[海辺の街中]
化粧師 ンガムラは、ダイイングメッセージを記入しました。
『[微かに歌声が響く]
きみをたづねて いつまでも』
若旦那 ゼンジは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2016/07/20(水) 00:55:44
若旦那 ゼンジが接続メモを更新しました。(07/20 00:56)
化粧師 ンガムラは、ダイイングメッセージを記入しました。
『[微かに響く歌]
きみをたづねて いつまでも』
/*
えーと、そこが占い師なんかしら。
つか、狐どこや狐www
(-6) 2016/07/20(水) 00:57:25
/*
ダイイングメッセージに苦戦するw
そして、じーちゃん占師か...
なんか、こう、どっかの時計屋のじーさんを思い出すのは許されて.........
(-7) 2016/07/20(水) 00:59:36
/*
本日の目標:
一応誰かと接触してみよう!
歌を最終節前まで表に出そう!
とりあえず「海の中」のものの正体を決めよう!(
(-8) 2016/07/20(水) 01:03:59
[学生服で察したらしい。
「展望台のご老体……ウミさんが言ってた高校生さん」>>3と、
投げかけられた相手の声はずいぶん普通で。
拍子抜けしつつも、初音は頷いた。]
はい、展望台へ行かれたんですか?
[ゼンジに名乗られると、初音はもう1度頭を下げ、]
わたしは澤初音です。
学校からの帰り道で、気づいたら青い波に呑まれ、この世界へ。
皆、同じなんでしょうか。
兎に出会って、『鍵』と『螺子』を探していると……
ゼンジさんは他の人に会われました?
(4) 2016/07/20(水) 01:05:00[町のどこか]
「女の子」 「ハツネじゃない」
「紙にぎってる」
「持ってない」 「鍵も」 「螺子も」
「消えた」「消えちゃった」
(-9) 2016/07/20(水) 01:05:06
[不意に聞こえる歌声。
それに混じり猫の声もウミの耳には届く。
歌声と交じり合ったその声は、単語ではあるが確かに言葉を為して]
………なんと。
[その言葉が示す内容にウミは驚いたように瞬いた]
(5) 2016/07/20(水) 01:05:21[展望台]
不思議なこともあるもんじゃな。
[猫の声が、言葉が届くなど。
この場所に着いてから、飼い猫が思っていることが分かるような気がしていたが、気のせいではなかったらしい]
『鍵』も『螺子』も持っていないことは分かったが……消えた、とは。
[はて、と緩く首を傾ぐ。
今の流れで分かったのは、やはり他にも兎に呼ばれた者がいるだろうことと、何らかの原因で姿を消す事態が起きたということ**]
(6) 2016/07/20(水) 01:05:38[展望台]
灯台守 ウミは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2016/07/20(水) 01:08:22
灯台守 ウミが接続メモを更新しました。(07/20 01:08)
さわさん、遠慮してますか?
[口ごもる初音(>>1:121)に、怪訝そうに問いかける。]
私、とってものどが渇いてるので何か飲みたいんで……?
[不意に初音の手が肩に触れた(>>1:124)。]
どうかしまし──
[カランコロンと、乾いた木の音がする。
しばし耳を澄ました初音が、音のすると思しき方向に小走りで向かう。]
さわさん?
(7) 2016/07/20(水) 01:10:39[見知らぬ海辺]
/*
ちらちらすいまーさんに負ける。
気付くと意識ぶっ飛んでるのはあかんね。
皆も寝落ちる前に寝ような!
(-10) 2016/07/20(水) 01:11:50
留学生 パオリンは、学生 ハツネを慌てて追いかけた。
2016/07/20(水) 01:12:54
/*
デフォ、イマリちゃんでした。つーか、発言しないとー
(-11) 2016/07/20(水) 01:23:46
[追いついたパオリンが後ろに来て>>7いれば、ゼンジに紹介するだろう。]
こちら、中国から留学してこられた大学生のヤン・パオリンさんです。
[そして、パオリンにはゼンジを。]
パオリンさん、こちらはゼンジさん。
青い波や、兎に言われたことはほぼ同じようです。
どういう基準かはわかりませんが、
兎に選ばれたか、目をつけられたか……
全部で何人、ここへ来ているんでしょうか。
[どうせなら、同じ場所へ集めてくれればよかったのにと思いながら、
初音はきょろきょろと周囲を見回す。
その視界には色とりどりの朝顔の花が揺れていた。]
(8) 2016/07/20(水) 01:25:28[町のどこか]
[ようやく追いついた少女は、若い男性と向かい合っていた。
男の出で立ちは、子供の頃に見た日本映画に出てきたサムライのような姿だった。ただし、髪型は今時のものだったけれど。]
『 あ、俺はなつがみぜんじってぇの』
ええと、さわさん、この人もうさぎに連れてこられた人なんですね?
[走ったせいだろう、いよいよ喉がカラカラである。**]
(9) 2016/07/20(水) 01:27:02[街中]
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