人狼物語 執事国


33 雪に願いを - if you need -

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視点: 人

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学生 イマリ

[自分の指で彼の名を入力しておきながら。]

――。

[もしも、ジュンタが死者で。
彼が"還されて"いたとしたら。]

……。

[考えれば考える程に、落ち着かなくて。
そわそわと体を動かしては、]



[彼に電話をかけてみようか、と電話帳を開いたり。
彼の名を選び、かけようとして…閉じたり。
やがて、自責にも似た感情を感じながら、
ぐるりぐるりと同じ挙動を繰り返す]

(3) 2008/10/16(木) 00:27:55

学生 イマリ、メモを貼った。

2008/10/16(木) 00:29:17

学生 ミナツ、メモを貼った。

2008/10/16(木) 00:31:46

学生 イマリ

[かちかちとせわしなく滑る指。
目的を達せずに、幾度も滑っては彷徨うだけ。
電話帳に在る彼の名を見る度に]

――。

[自分が送信した内容がリフレインし]

―、じゅ

[無意識に呟いていた名の切れ端に重ね]



[きゅ、と唇を噛んだ]

(4) 2008/10/16(木) 00:34:33

学生 イマリ、メモを貼った。

2008/10/16(木) 00:35:03

学生 イマリ

[すぅ、と息を吸い、瞳を閉じる。
ぷるぷると小さく、体が震えていた。]

――。

[ゆっくりと瞳を開き]

…かける、から

[自分に言い聞かせる様に呟いて、コール]

――。

[通話、を押下すればやがて呼び出し音が鳴る。
あちらでも少し遅れて着信音が鳴るだろうか。]

(5) 2008/10/16(木) 00:37:16

会社員 ズイハラ

[明日は、大切な日。
そう告げる携帯のスケジューラ。
窓の外、降り始める雪。]

…っ!?
[一瞬、通り過ぎるヘッドライト。

けれど、車の姿は無く。

とっさに押さえたこめかみ。
指先にぬめる、鮮やかな赤。]

…嘘だ。

[震える手を見つめたまま、瞬く。
はらりと幻のように、痕跡は消え去って。]

そんなはず、無い。

(6) 2008/10/16(木) 00:40:33

学生 ミナツ

[暫くそうして泣き続けていればジュンタがいた場所に残された携帯からウィンターホールが流れ始める。
流れていた涙の痕をごしごしと手で拭い、縋っていたデンゴには]

ごめんね…。

[泣きはらした目で謝り、鼻をくすんと啜る。
彼の携帯を手に取り、表示を見れば「イマリ」の文字。]

………。

[誰とも話したくない。でも、この状況を伝えるべきなんだろうかと考えながら、通話ボタンをぽちりと押す。]

…………もしもし?

(7) 2008/10/16(木) 00:43:06

会社員 ズイハラ

…ああ、かけてみるといい。
[異変については言えぬまま、イマリに頷いて、]

…メール?

[そこには、無機質な名前が5つ。]

…ジュンタ?
[欠けた、名前。]

(8) 2008/10/16(木) 00:45:29

学生 イマリ

[どれ位の長さの呼び出し音だったか。
それはとてつもなく長く感じられた。
出て欲しいけれど、出て欲しくない。
どちらであっても…彼に正直な自分を見せる事が。
いつも通り、会話する事が出来る自信は無かった。]

…あ!

[けれど。繋がった、とわかる、とつい声が漏れる。]

じゅ、

[ジュンタ。そう、名を呼ぼうとした所で]

……ミナツ、ちゃん?

[聴こえてきたのは、違う声で。]

(9) 2008/10/16(木) 00:47:10

学生 イマリ

[携帯を握り締めながらも]


――、?


[視界の中、何かを呟くズイハラには。
訝しげな視線を送っただろう。]

(10) 2008/10/16(木) 00:49:16

学生 ミナツ

[彼の名前を紡ごうとした相手が自分の名前を紡ぎ直すのが聴こえてくる。]

………そうです……。

[何か言葉を紡げばまた涙が零れそうで。ただ聞かれた事にこたえるのみで。
今、目の前であった事を伝えなければと思うのに言葉が出なかった。]

(11) 2008/10/16(木) 00:51:39

学生 イマリ

[電話越し、何かを堪えるような小さな声が帰る。
相手は問い掛けた名で間違いない様で]


…あの、其処にジュンタ、居る?
………連絡、貰ってたんだけど…


[自分の記憶から逃げる様に。
とぼけた様な質問を。恐らくはミナツにとって。
酷くなるかもしれない可能性のあるものを、
投げる。]

(12) 2008/10/16(木) 00:55:11

学生 ミナツ

[イマリの問いにまた思い出したように涙が零れ始め、嗚咽が漏れる。]


……うっ……ジュンタ…消えちゃっ……たっ…。

[そう言えば、堪えきれずに声をあげ泣き始め]

ど…して…?
どうしてジュンタなの…?

[電話の向こうの相手に聞こえる悲痛な叫び。]

(13) 2008/10/16(木) 01:01:02

学生 イマリ

[相手の嗚咽に乗り、伝わる事実。
其れが頭をぐらぐらと揺らし、携帯を落としそうになる。]

……あ、…あの…ぇ…ぅ……

[口から漏れるのは、子供の言い訳の様な。
しどろもどろの、言葉とは呼べない、音。]

……。

[ミナツの声。叫びの様な其れを黙って聞き、]

……ごめん、あたし…
ごめん、なさい……

[反射的に、ぽろりと言葉が口をつく]

(14) 2008/10/16(木) 01:06:33

学生 ミナツ

[電話の向こうで何かを言おうとしている彼女の声。
何を言おうとしてるのかわからない。
それでも泣き続けていれば、紡がれる謝罪の言葉。]

……ごめん……って…?

[彼女が何故謝るのかわからず、嗚咽を漏らしながらも尋ねる。]

(15) 2008/10/16(木) 01:14:07

学生 イマリ

[問われ、何も返せず、固まった]

ごめん、、本当に、ごめ

[応えるべき言葉が、うまく、出ない]

私、その…メールに…

[声は聞き取れないほどに、小さく]

(16) 2008/10/16(木) 01:39:24

学生 ミナツ

[メールという言葉にはたりと思い当たる。彼女はきっとジュンタの名前を綴ったのだと。
口から責める言葉を紡ぎそうになる。
でも、自分も同じように違う人の名をメールに綴った。責められない…。
自分と同じようにこの人も言われた事をした。その結果。そう思えば責められなくて]

ごめん…な…さい…。
また…連絡します。

[そう言って彼女の返事を待つ事なくぷつりと通話を切る。
これ以上、彼女の声を聞いていれば責めてしまいそうだからそうすることしかできなかった。**]

(17) 2008/10/16(木) 01:45:14

学生 ミナツ、メモを貼った。

2008/10/16(木) 01:48:26

学生 イマリ

[此方の言い訳の様な其れに、返る後輩の声。
それは、強く責める声ではなかったけれど。
…どんな言葉よりも、強く心を締め付けて]

――、あ、

[待って、とも云えず。
やがて声も何もしない、無機質な音が]

<ぷーっ、ぷーっ、ぷーっ……>

[鳴り響き、ミナツの声の代わり、となり]

――。

[それをただ、受け入れるように、
携帯を耳につけて、微動だにしない。]

(18) 2008/10/16(木) 01:50:23

学生 イマリ、メモを貼った。

2008/10/16(木) 01:51:22

会社員 ズイハラ

[電話中のイマリを黙って待ち、漏れ聞こえる会話に目を伏せた。]

…イマリちゃん。
[結局何も言えず、幼子にするようにお団子頭をそっとなでてみる。]

(19) 2008/10/16(木) 01:57:56

学生 イマリ

[やがて、その音も止んでしまう。
自動的に携帯が状態をOFFにしたようだった。
完全に、あちらとは途切れてしまった。]


――。


[それでも携帯を握り締め。
まるで、向こうからの声を聞いている様に。
一つだけ、ゆるゆると首を縦に振ると]


――、


[静かに、頬を一筋の涙が流れた]

(20) 2008/10/16(木) 01:59:02

学生 イマリ

[頭を撫でられても、暫くは気付けない様に。
ただ、すぅ、と零れる涙に、
瞳は遠くを見つめて、いた。]


――、あ


[だが、不意に、お団子に触れる手に気付けば、
素っ頓狂な声と共にそちらへ視線を上げ]

…ズイハラ、さ

[涙声と共に。ぐしゃ、と顔を、歪めた]

(21) 2008/10/16(木) 02:00:36

会社員 ズイハラ

[ただ、頷いて。
泣きそうな肩をワイシャツの腕が包む。
すがりつかれる事も構わないと。]

[されどその身のぬくもりは、既に淡く薄い。]

(22) 2008/10/16(木) 02:10:30

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