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うそ!? ラッセル!?
[呆然と様子を見ていたが動かなくなった瞬間に弾けるようにラッセルの元へと向かう。]
息・・・してない。
うそでしょ? 冗談だよね?
いつもいつも人のこと驚かしてばかりいて・・・。
[そこまで口に出すと涙が一筋零れそのまま泣き出してしまう。]
[感情的になったニーナの瞳が、刺さるように飛んでくる。]
昨日の夜? 自室に居たよ。
本を読んでいた。大概いつもそうだよ。
それと、アーヴァインの容疑者と、
何が関係有るのさ――っ!
[自身が抱える秘め事には触れず、問い返す。
それは不毛な疑い合いの延長上に過ぎないはずだった。
自身の身が次の瞬間鮮血に塗れたのは、
運が悪かったのだろう。
たまたま感情的になったニーナの行動で、
少年の退屈な日常は、終わりを告げた。]
/*
ニーナの機動力すごい。
いなくなったらどうなるんだろうか!
しかし襲撃なしなの? 襲撃かぶりなの? どう頃がしたらええねん。
おさーんは、ウェンディ死ななかったら己がしんでもええんじゃがな。
うわあん、ラッセルー
いや……。
[>>4 >>5 耳に入る言葉を否定するように首を横にする。顔が白い]
終わらないって……じゃあ、クインジーさんが……?
ラッセルさん、ごめんなさい……。
[ここには居ない赤毛の大男の名前を上げ、ぼんやりと中を見る]
[>>4ヴィンセントが首を振るのを見て唖然とする]
ちょっとまって、ニーナの力でラッセルが…?
そんな事って…あり得るの?
[目の前で起きたことがにわかに信じられず思わず尋ねた]
ニーナ、おやめなさい。
[>>2看護師の行為に止めに入るまもなく]
ラッセル?
[倒れる青年は、なぜだかひどくゆっくりに見えて。首を振る医師の姿が、まるで冗談のようで]
馬鹿、な……
[目に止まるのは、青年の懐から覗く、ペーパーナイフ]
禍から、護ってくれるはずじゃ――…
[懐から零れ落ちる、真新しいペーパーナイフを眺める。
用途として振り分けられた土産品は、
秘められし戯れに触れることなく。
自らの血を含ませ契約を交わしただけの、
綺麗な姿のままだった。]
あぁ、でも先に厚意を踏み躙ったの僕だから…
――仕方が*無いね*
あ……人じゃない……んです。だから、だいじょうぶ……。
[呪文のように何度か繰り返す]
ごめんなさい。処刑させるはずが……失敗しました。
私が、処刑されますね。
そうよ、人じゃないわ…。
悪いけど、これだけの人の前では庇えない、わね。
できれば最後まで見届けてほしかった。
ごめんなさい。その代わり、魔女は必ずそちらへ送るから。
それで許してもらえないかしら。
[倒れるラッセルの脈を確認することもなく、血にまみれたまま、ゆらりと立ち上がる。
視線は死体ではなく、自分の目よりやや上の高さ──先ほどまでラッセルが居た時と同じ位置]
ええ……私が、間違えていたって言うんですね……?
あなたが、違うというなら、じゃあ……クインジーさん?
[>>10 ヴィンセントの手には逆らわないが、帰る提案には首を横に振る]
私、帰れません……だって、誰もクインジーさんを見ていないんです。
ここにいない誰かが……アーヴァインさんのようになっているかもしれないんです。
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