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[反射的に目を閉じ、刹那に息を止めたものの、水に飲まれたような息苦しさは無く。
薄らと瞳を開けば、目の前には見知らぬ光景>>#2が広がっていた。
遠くに海が見える辺り、元いた街ではないのは明らか。
色のないトケイソウの存在も、その場所が普通の場所ではないことを示していた]
……兎、またか。
[響く声>>#3に短く反応するも、今回ばかりはあちらも本当に余裕が無いようで。
投げつけられたもの>>#4によりその仔細を知る。
誤魔化しの笑いが聞こえれば、諦めにも似た嘆息が零れ落ちた。
腕の中で柴ポメが忙しなく辺りを見回している**]
あー……これってつまりは。
[非現実的な環境変化に、両眉が下がる]
やっぱ訳が分からないぞ、ぉぃ。
[再び響いた声に文句はつけてみるものの、ぶつんと声が途切れたところからも、以前より切羽詰まったものを感じて首を振り]
何つったっけ、この花。
[周囲の異様な気配に戸惑いながら、足元の植物に意識を向けて首を傾げた**]
あー……。
[ふる、と首を横に振る]
マジ、あん時と同じってヤツかこれ。
[次いで、落ちるのは、大きなため息、ひとつ]
まー、そうなると、またアレやらなならんの?
っても、どーせ制御とかできねぇんだろーけど。
[先の声と、過去の経験と。
二つを重ね合わせれば、そこの予測は容易につく。
ただ、気になるのは]
……想いの欠片……とか、言ってたっけ?
[集めて送ってくれ、と言われたもの。
それが何なのか、そもそもわからないのだが]
………………。
[目の前をふわふわとした綿毛のようなものが横切っていく。
どことなく色の鈍いこの空間で、それは妙に目立って見えたから]
[もうちょっとで掴めそう、と思った。
けれど、指先が振れた直後にそれはするりとすり抜けて]
ち、逃げられたか……!
[捕まえる事はできなかったが、軽く触れた瞬間、何か、透き通った思いのようなものがふわり、と感じられた。
そしてその感触は、あれが兎の言っていたものだ、という事を感覚的に伝えてくる]
……こーゆーのがわかるってーのも。
『経験則』ってゆーのかね。
[わかるのだが。
こんな愚痴が落ちるのは、已む無しとしたかった。*]
ふいー!寒かった!
あっちい!
[矛盾してると言うなかれ、雪かき終えて、玄関に駆け込んだら、着込んだダウンジャケットの中がサウナ状態だったんだから仕方ねーだろ。
とりあえず、さっさと脱いで仕事着でもある着流し姿に戻る。
寒そうに見えるかもしれないけど、和装ってのは中に着込めるし、意外と暖かいんだよな。]
今日は午後からでよかったんだよなあ...?
[まだ時間あるから、熱いコーヒーでも...て、]
聞こえない、俺には何も聞こえないぞっ!
[いや、耳塞いでも無駄だっつーのは、知ってるけどっ!]
どわあああっっ!!
[今度の波は虹色だった...派手になりすぎだろ]
うっわー...覚え有りすぎるわ。勘弁しろよ。
[周りに生えまくってるのはあれ、トケイソウとっかってやつか?なんかこう、色ついてないし、妙に不気味じゃね?]
いやさあ...そりゃお前、ある意味うちの仲人みたいなもんだから、助けれって言われりゃ助けるけどさあ。
[それにしても、毎度毎度説明が足りなさすぎやしませんか?今度は何を押し付けてきたんだよ?あの兎。]
はあ......誰かいーませーんかー?
[この調子だと、きっと他にも不幸な被害者がいるに違いない。俺はからころ鳴る下駄の音を道連れに、人の気配を探して歩き出した。*]
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