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―店の前―
ああ、まあ、
わしゃ、ネギヤ探しには何もできんしなぁ。
おにぎりでも、こさえておくかい。
[そこで一吹き、水気を含んだ風。]
[それに対して閉口した様子の船頭。]
こりゃ、大将も、雨に 文句ばっかり言いおって…
まったく、なあ…
[そして、ネギヤを探すひとを見送って。]
……う、……!
[また襲った激しい頭痛に、頭を押さえてうずくまった。驚いて駆け寄る両親に、震えながら首を振って答える。
大丈夫だ、と、声はすぐに出てこなかった。
よろめきながらも走り出し、部屋に戻り、リコーダーを取ってきては]
……僕、ちょっと、行ってくる。
ごめん、すぐ帰るから……っ。
[制止されるのを振り切り、パジャマのままで外へ走り出した。青い顔。滲んだ汗。普段閉じたような双眸はきっと開き、性格に合わない鋭い三白眼を覗かせていて]
んー、じゃあオレ、裏山の方見てみるわ。
いたら、家に戻るように言えばいいんだろ?
あ、灯りの余分あったら貸してー。
[持って出ろよ、と突っ込まれつつ、灯りを一つ、借り受けて。
のんびりとした足取りで、裏山の方へと歩き出す]
ンガムラさん、何じゃその歌……
[名を連呼しながら歩き回る姿>>7に、自分の額を手で押さえ]
……?
な、これ、
[その手を離し、じっと見つめる]
手、透けとる……?
[消えてしまったネギヤのもとから、白い蜂はまた飛び立つ。
ぶぶ ぶ… 先刻まで、ギンスイが居たまさにその場所へ。]
ギン スイ―― 「 其処 」か。
[ぎこちなく、手を虚空へと差し出す。]
なに 『透けとる』…
[此方を睨み上げる態のンガムラを、途方に暮れた態で見遣り]
仏さん なっとる…
[目的地はないようなものだったが、ただ、走る。途中の道でタカハルを見つければ]
あ……! タカハル君……!?
[探していた人物というわけではなくも、少しだけほっとしたように、大声で呼びかけた。気が付かれたなら、敵意はないが鋭い目付きでその姿を見据え]
ンガムラさん、ンガムラさん!
ワシ、ここにおる!ここに……!
なあ、そうじゃろ!?
ヌイ!
[差し出された手>>14を掴もうとする。つい先ほど触れた筈の手指が、するりと通り抜けた]
「仏さん」……?
……っひ、
[喉の奥から、叫びにすらならない*軋んだ音*]
状況を整理しよう。
ネギさんが消えた。
ネギさんがここで死んでいた。
ネギさんが再び消えた。
ギンスイも消えた。
ここから導き出される、未来予想図は?
[『仏』と口にしたヌイへと薄く笑みを浮かべる]
冗談じゃねーぞ。
……あれ。
ここ、どこだろ……おかしいな、
山にいたはず……だよね?
夢でも見てるのかなあ……お兄ちゃんを探さないといけないのに。なのに。
[突然変わった寂れた光景はどこかの室内だろうか。
辺りを見回すとこの部屋には人影はないようで]
なんだろうここ……。
だれか、いませんかー?ネギヤお兄ちゃんー?
[部屋の外に出てふらふらと*彷徨う*]
[内心で、先程聞いた声が、繰り返し繰り返し響いていた。消えた。気を付けろ。狙われる。疑え。
疑え。その声と共に、頭に浮かんだ姿は――
ボタン。
どうするべきかもわからず。誰かに伝えるべきなのかもわからず。それでも、家でじっとしてはいられなかったのだった]
キクコちゃん、とりあえず駐在さん呼んで来て。
俺はギンスイ探しとく。
あー、いや、ダメだ夜道ひとり歩かせらんねーか。
ヌイ運転出来るか?
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