情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
[そこから先は、まるで悪夢のようだった。
思い切り義兄の首を吊り上げて、気が付けば義兄の呼吸を止めていた]
………義兄さん、啓太さん、もう、やめよう。やめようよ。
[断末魔のような、強い風が一陣吹き荒れた。
それから急に風はパタンとやんで、それっきり。
真っ赤なハナミズキの花嵐も、黒い黒い風の渦も、
義兄と共にその息止めた]
ぁあああああああああああああ!
[カマイタチに、いいや狼に噛みつかれ、
ふらふらと全身を真っ赤にそめながらその場に立って慟哭する]
"名は魂を持つって本当ね。あんたって本当に獏なんだから"
"争いが嫌い? 馬鹿言ってるんじゃないわよ。
戦わなきゃ守れないものだってあるでしょう"
"どうせなら、あんたは悪夢を食べる獏になればいいのに"
[耳の奥で、亡き姉の声が蘇る。
とさんと倒れ落ちようとする義兄の亡骸抱え、ただ立ち尽くしていた**]
[もう一度強い風が吹いたかと思うと、空気が凪ぎ。黒い風からも解放されて、その場にぺたりと膝をついた。
黒い傘が薄らと白い地面に転がるよう落ち]
……。許して、……
……、違、う。
[ただちには混乱が解けず、地面に手をついて乱れた呼吸を落ち着けていたが、バクの叫び声にはっと我に返って其方を見]
……獏君……
[テンマの亡骸を抱えて立ち尽くす、赤く染まった姿を視界に捉えると、呼ぶわけでもなくその名を呟き。
視線は逸らさず、立ち上がりもせずに*いて*]
……寝たのか?
[ニキの反応が無ければ、ゆっくりとその部屋に横たえて、毛布を持ってきて掛けてやる]
[兎は少しだけ考えて、ニキの隣に置いた]
[そのまま隣に胡坐をかき、ぼんやりとする]
[──望だよ。こっちの兎はチェロ。どっちも可愛いだろ]
[はじめてみた時のニキは小さくて
なついた姪を嬉しそうに自慢するネギヤを思い出す]
それがなァ。
[階下にある3つの死体。そして外にある2つの2死体]
なァ。チェロ……お前は、天馬君とどんな契約をしたんだ?
[ぼんやりと兎に*話しかける*]
ごめん、なさいごめんごめんごめんごめん。目を、開けて
[ぶつぶつと無表情に呟いて、どれくらい立ち尽くしていたろうか。
そっと義兄の体を横たえて、虚ろなまなこを閉じさせる。
全身のじくじくした痛みと奇妙な空腹を抱えて振り返った]
………ごめん。巻き込んで、ごめん。
[腫れた目と、掠れた、疲れたような声でタカハルに話しかけ、
管理棟の方へと目をやった]
まだ、終わりじゃないんだろ。兎の子、何かあるんだよな。
もう俺、やだよ、こういうの。
儀式、やろう。もう全部全部、終わらせようよ。
ミネタカ......ミネタカ......
キコ..ル?.....キコエル?
タイセツナヒト....
イルノナラボクヲマモッテ......
イトシイニキヲマモッテ.....
マモッテクレタラ......
カナエテアゲル.......
オイデ.......オイデ........ミネタカ....
[兎はドウゼンの心に直接話しかけた]
[兎はさらに花の声もドウゼンの心に乗せて語りかける]
オイデ......コッチヘオイデ.......
ミンナイルヨ.....?
[それにはネギヤの声も混ざる
備前の声も混ざる
フユキもペケレもアンもグリタも
すべて混ざりドウゼンに誘いをかける]
コッチヘオイデヨ......
タスケテヤレヨ.....
ウサギヲタスケテアゲテ....
ノゾミチャンヲタスケヨウ.....?
ミネタカサン....ドウゼンサン.......
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了