常備薬…と[背高 ンガムラ]でも分かる人狼ガイドブック?
[仕方なくベッドでガイドを読み始めると軽快な着信音]
なんだ、部屋ならメール入るんじゃん。
しかしまたレベルアップとはふ…っ
っっキモイ!なに考えてんの!
[どこかの部屋でも声が上がるのを聞き、食堂へ]
これ、皆さんのところにも…あれ、電源落ちた。
ペケレ姉さん、なにその変な生き物。
ネギヤ兄さん、写真写り悪かったわよねぇ……
[ひとしきり考え込む風に黙り込む。
手のひらには、ミルクたっぷりの珈琲カップ]
よくわかんないけど言っちゃおうかな。
あたし、能力者じゃないよ。
……とかそれっぽいコト言ってみたけどさ、茶でもしながら楽しもうぜ!
ところで……
[取り出したるはインク瓶]
コレ、俺に議事録っぽいの書いてけってことか?
[それっぽいものを下手な字で書き始めたが、要点を纏めるのは下手だった]
皆のトコにはどんなのあったんだ?
[『夜』が終わると、おっさんは首を傾げながら食堂へ戻ってきた。旧式携帯片手に、テーブルの上を眺めてまた首を捻る]
みんな何持ってんだい。天ぷら粉……と、何だいそりゃ。え?菓子パン?
ふうん……。
[ポケットに手を当てる仕草。自分に何が支給されたかは、言わない]
うむ。
血も涙も信義もないと思ったが。
案外気の良いおっさんではないか。
伊達に腹肉がついているわけではないな。
[上機嫌な少女は右手に珈琲、左手に携帯を持って何度も頷いた。
そして、すたすたとテントの前に行くと右足でテントの入り口を器用に開けて、入ろうとして、くるりと振り返ると]
女のテントは宇宙だ。
覗いたら…怪我して火傷して後悔して…最後に爆発する。
[厳かに宣った。]
-テントの中-
血まみれか!
[左手の携帯を覗いて思わず叫び、
珈琲の入ったマグカップを床に叩き付けた。]
間違えた。…血まみれか!
[携帯も床に叩き付けた。]
[時間が経ち、部屋に戻った後の『夜』の話だろう――]
杏ちゃんの顔写真データ……残ってねえええええ!!
マジかよおおお……。
『お疲れ様!ゲーム初めてって言ってたけど、杏ちゃんはできる限り生き残って楽しみたいと思ってる?あと、襲撃したい人いる?』
[少し涙目でメールを送信。]
[珈琲一杯で突撃される男をとりあえずおいておいて、アンにカップを渡したり、オレンジの異次元発言にやっぱりE・Tだなと無言で認定したりしつつあてがわれた部屋に向かえば]
……嫌がらせか。
[穴のあいた軟体生物を鷲掴みにしてとって返す。
とりあえず携帯電話は渡されたものの、操作がわからない男は反対の手にそれも握りしめたままだった]
……この天ぷら粉、部屋にあったんですけど。
どういう意味なんでしょうかね。
[粉の袋を持って、小首をかしげる
スカシカシパンが食べられるかは知らない]
部屋にあるこういうのは、ゲームと関係あるのかな。
―その日の夜―
[送信されてきたメールに、返信する]
『楽しみたいのはあるけど、やっぱり勝ちたいですね!
最後に片方でも残っていれば二人とも勝ちですから、いざという時はこのゲームを経験済みのバクさんに任せようかな、って思ってます。
襲撃したい人は、まだ考え中です。』]
ネギヤ。これは年前に密り……収穫したものの残りか? うん、君達、食べてみるのか?
[食堂にいけば自分の持つものと同じ生き物が、すでに小麦粉とともにあるのをみた]
ゲテモノはうまいというが、人狼に味見してもらってからではだめかな。
[握りしめておいてなんだが、やっぱり食べるとなれ別だと言っても怒られまい]
-テントの外(食堂)-
イ…イイ…イマッ…イマリ!
ヤベー!マジヤベー!
テントの中が…じゃなくて携帯の写真!
高見盛ばりのツッパリ23連発よりマジヤベー!
[驚きのあまり口調がスラングになる。]