190 じんろうさまのかみかくし村 〜むしのこえ〜
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[>>3:+5スグルに話し掛けられ、青年は目を瞬かせる。
――人と話したのは随分と久しぶりな気がして。そして。]
…それ、は。
[彼が持っていたのは、自分が店番をしていた時に彼に売った漫画誌。
自分を見て、話が出来る。
そして昨年の日付という事は――]
申し訳ないんだけど、売れないんだ。
店番はもう、出来ないから。
[>>3:+6金を探す素振りを見せる彼に眉尻を下げて応じる。]
(8) 2016/ 9/24(土) 20時10分位[1978年???]
[>>3:4不意に、彼の言葉に応じるような、もう一つの声が聞こえた。
姿を探せば、彼方側にいるヘイケだと分かる。]
…先生?
[それは自分も面倒を見て貰った園長だった。
彼女は彼方側にいるように見えるが、何故此方の声が届いたのか。
>>3スグルは此方側に来た事に気付いていないのか。それとも慣れてしまっているのか。
雑誌から顔を上げる様子もない。]
(9) 2016/ 9/24(土) 20時10分位[1978年???]
[>>4――澄んだ音が、した。
寂しげなその音をこの一年の間に幾度か聞いたようにも思う。
音のする方にいたのは、神社の跡取り息子と、少女。
彼女の周囲で飛ぶ真白の蝶が、ひどく懐かしいと感じた。
もしかしたらこの世界に自分達を呼んだのは彼女かもしれない、とも。]
……覚えてない?
まぁ、俺もその辺りはあやふやなんだけど。
多分、俺達は神隠しに遭ったんだよ。…杏奈ちゃんと同じように。
それでもう、一年も過ぎてしまった。
[>>5スグルの問いかけには努めて冷静に返す。
漫画雑誌の頁の間から舞い上がった蝶の行く先を見つめながら。]**
(10) 2016/ 9/24(土) 20時20分位[1978年???]
ああ、そうか。
[フユキ>>10の落ち着きに呼応するように、今日はそんな日だったなとでもいうような顔で小さく頷く]
店、やめたんだっけ。
[何だか記憶は途切れ途切れで、店番は出来ないという>>8言葉の意味を考えて――首を振る]
(11) 2016/ 9/24(土) 21時20分位[1978年かみさまのあしもと]
じゃあ、隣村まで行くわ。
話の続きわからなくなっちまう。
[そう立ち上がると自転車を探してその場で回転して辺りを見渡す。
360度回っても見つからない、だから動きを止めることが出来ずに景色は渦巻いてやがて、暗転]
(12) 2016/ 9/24(土) 21時20分位[1978年かみさまのあしもと]
[黒い世界にちらちらと舞う白い蝶。きらきらと降る鱗粉]
(13) 2016/ 9/24(土) 21時20分位[かみさままたね]
― 2016年 ―
[遠くの音が段々と近づいて、それが獅子なのだと認識するのと、鼻のむずがゆさで目を開いたのはほぼ同時]
何!? 何かぞわっとした!!
[本殿裏手のそのまた奥にある樹の根元で奇声を上げる。
黒い蝶を手にしたアンが無表情でこちらを見ていたが、何も言わずに去って言った*]
何か言えよ……!
(14) 2016/ 9/24(土) 21時20分位[現代・神社裏]
――うん、そんなところ。
[>>11店を辞めた。
それは間違いではないような気がして。
青年もまた頷いてみせる。]
…え。 あ――
[>>12彼は漫画雑誌を求めて隣村まで行くらしい。
果たして隣村で購入する事は出来るのか。
――隣村自体が在るのかどうかは此処に留まり続けた青年には分からない。
移動手段を探しているらしき彼の周囲の景色が渦巻き、やがて闇に溶けるようにして消えてしまったが、青年の足は縫い止められたように動かないまま。]
(15) 2016/ 9/24(土) 22時40分位[1978年???]
…帰れたのかな。
[しん、と静まり返る境内。
杏奈は何処に居るのだろう。視線を巡らせても見つからない。]
――俺は、
[かえりたい。
だけど]
…放っておけないんだよね。
[青年は眉尻を下げて笑う。
一年、この世界に身を浸していたからだろうか。
招いた本人が誰かを知っても、恨む事も出来なくて。
鈴の音がする。
迷い子のように頼りない、か細い音だ。]
(16) 2016/ 9/24(土) 22時40分位[1978年???]
[少女が‘終わり’にしようとしている事を、青年はまだ知らない。]
親不孝な息子を、許して下さい。
[――どうか、この寂しさが僅かばかりでも癒えますように。
そう願いながら、青年はそっと目を閉じた。*]
(17) 2016/ 9/24(土) 22時50分位[1978年???]
―2016年・出店―
…え、寝てないよ?!
[妹に肩を揺すられて、青年は慌てて口元を拭った。
どうやら涎は出ていないようだ。
寝てはいない。恐らくは。
只、少しぼぅっとしただけだ。
そう言うと、熱中症かと騒がれるだろうから言わないけど。
――少しだけ、寂しいような。
何が原因かは分からないが、青年は宥めるようにそっと左胸の辺りを押さえる。]
(18) 2016/ 9/24(土) 22時50分位[現代・出店]
…あ、いらっしゃいませ。
一杯如何ですか?
[妹の声に我に返ると、青年は出店に視線を向ける客に笑顔を向けた。
聞こえてくる祭囃子に耳を傾ければ、寂しさも紛れるような心地がして。
青年は接客に集中する事にした。
本蔵酒造は、秋祭りでは毎年、自分の蔵で作った清酒と近隣の村で作られた地ビール、そして幾つかの清涼飲料水を販売している。
お手軽な紙コップ一杯から一升瓶まで。一杯300円とお買い得だ。
道の向かいにある、親戚の柳樂商店の出店の方が置いている商品の数は多いだろう。]*
(19) 2016/ 9/24(土) 22時50分位[現代・出店]
[寝ぼけ眼で、アンの消えた先>>14を追いかけるがすぐに見失い、崖にたどり着く]
うっわ、何だこれ怖ぇー。
[薄暗さに目が慣れる頃、見えてくるのは底に咲く曼珠沙華]
(20) 2016/ 9/24(土) 23時00分位[現代・神社裏]
餅肌 ネギヤが接続メモを更新しました。(09/25 01時40分位)
[ここまでは祭りの喧騒も届かない。
時折何かの羽音が聞こえるのが不気味だ]
何か此処、寂しくなるな。
[赤の咲く崖の縁に近づいて、上体を傾ける。
股のぞきして村の賑わう辺りを想像して数秒、立ち上がった**]
(21) 2016/ 9/25(日) 19時20分位[現代・神社裏]
あら……なんだか不思議な気がしますね。
[色白の福々しい青年の言葉(>>3:8)]
そう言えば、園の子に訊かれて答えに困った事があったんですよ。
「鳥も蜂も音がするのに、どうして蝶々は飛ぶ時にぱたぱたいわないの?」って。
(22) 2016/ 9/25(日) 21時30分位[1978年]
[それにしても、いずれ神職に就く青年は、いったい誰と話をしているのだろう。
彼の視線の先には、黒い蝶が群れかたまって羽ばたいていて、覚えのある少女の声は、そちらから聞こえていた。]
──蝶の声……?
(23) 2016/ 9/25(日) 21時40分位[1978年]
[蝶たちは、やがてかたまったまま遠ざかってゆく。]
『…人に声を届けたいと願う時は話においで。』
[蝶の群にかけられた声は、妹を慈しむ兄のもののように聞こえた]
*
(24) 2016/ 9/25(日) 21時50分位[1978年]
あらあら、双季ちゃん。ちょうどいい時に来たのね。
[境内の人ごみの中に、先ほど会った少女の顔を見つけて声をかけた。]
焼きたてよっ。
[両手には焼きそばが一皿ずつ。
盛りの少し多い方を差し出す。]
(25) 2016/ 9/25(日) 23時00分位[2016年・焼きそば屋前]
[――風と共に舞う鱗粉。それが触れれば少しばかり垣間見えた――ぼんやりとした影として視えた>>12>>13白い蝶と―――]
……ああ、此処に。そうか……。
[鱗粉に触れた根木弥餅肌は何を確かめただろうか?
しばらくその場に佇んで見守り、そして――]
(26) 2016/ 9/25(日) 23時00分位[1978年・鳥居前]
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