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[倒れるラッセルの脈を確認することもなく、血にまみれたまま、ゆらりと立ち上がる。
視線は死体ではなく、自分の目よりやや上の高さ──先ほどまでラッセルが居た時と同じ位置]
ええ……私が、間違えていたって言うんですね……?
あなたが、違うというなら、じゃあ……クインジーさん?
[>>10 ヴィンセントの手には逆らわないが、帰る提案には首を横に振る]
私、帰れません……だって、誰もクインジーさんを見ていないんです。
ここにいない誰かが……アーヴァインさんのようになっているかもしれないんです。
[すっかり、ウェンディの視界にラッセルが映るのも忘れて、倒れた青年の元に歩み寄る]
ラッセル……あなた、どうして?
[呆然とつぶやく。視線の先にあるのは、自分の土産。ずいぶんと丁寧に磨かれた様子の、梟の彫り物]
事故にしては…出来過ぎのような気もするわね。
[ニーナの力だけで、偶然ラッセルが事切れることがあるのかどうしても腑に落ちない]
[>>12鋭い語調に身を縮ませたが、続く言葉>>15 には強い視線を返す]
ラッセルさんは、私が……殺しました。すいません。
ローズマリーさんは……ラッセルさんを、わざと、刺した……と?
では、私を処刑しますか?
[首元に手を置き、静かに尋ねた]
[>>17ニーナを睨みつける]
処刑じゃないわよ。一時保護観察といったところかしら?
私に人を殺す趣味はないの。
ところで…どうして殺したってあっさり認めるの?
私は出来すぎの様な気がする。と言ったまでよ。
でも、あれは事故だったと言いはればそれで終わる筈なのに。
[ばたばたと動き回る大人たち。
現実感がないまま、ぺたんと床に座り込んだ]
…看護婦のおねえちゃん。
今日も狼さんは来たの?
[青年の傍に立つ彼女に問いかけた]
偶然ではない、か。
[>>15ローズマリーの声を聞きながら、ラッセルの体を抱き寄せる娘を見下ろす]
シャーロット、おやめなさい。
[>>18ヒステリックな声を聞き、そっと、その肩に手を*置いた*]
[置かれた手と静かな言葉に押し黙る。
わかってはいるのだ。こんなこと言っても意味などないことくらいは。
遺体に顔を押し付けるように声を殺して泣き続けている**]
自殺、なんかしません。
私を殺すなら、そのナイフでも、処刑台でも使って……ご自由にどうぞ。
[>>18 シャーロットに抑えた声で告げる]
私が事故だと言えば、殺したことにならないんですか?
……ちがいます。
それに……私が事故だと言えば、故意だというのではないですか?
[>>19 徐々に語調は何かに憑かれるように平坦になっていく]
アーヴァインさんはひとりではない、と、言いました。
閉じ込めても、誰が見張りに立つんですか? あなたが? そして、私があなたに殺されればいいんですか?
[>>20>>24 やわらかい声に、泣きそうな顔になる]
いま、ここに居るのは、ラッセンさんだけです。
狼がきたかは、わからない。ごめんなさい。私は魔法使いじゃないんです。
せんせぇ。ごめんなさい。私、行きますね。
[医師の手をそっとほどいた。
止められなければ、そのまま集会場を後に、*夜の闇へ*]
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