ありがとう。
メイドというのは気がきくんだな。
[水をちみちみ飲んで、目を瞑る]
ヴィンセントはダメだ。
いつも胡散臭く笑って「風邪ですね」としか言わない。
あいつは私のことを嫌っている。
これくらいしか出来ませんし、これが仕事でしたから。
[>>11小さく苦笑する。
町医者がうさんくさいと評されるのを聞けば、くすりと笑ってしまうのだけれど]
死して尚、か。
これが正義だというのなら……
[視線を落とす。
続く言葉も、表情もすべて消し去って。
すぐに顔を上げる時には、もとの少し困った笑み]
アーヴァインが普段どういうルートで見回っていたのか、知っているか?
[半分ほどになったコップをテーブルに戻した。
空中に指を伸ばして、思い描いた地図をなぞっていく]
酒場に留まるのは20分ほど、まずは牧場の方へ歩いて行く。
30分後には戻ってきて、今度は寄宿舎へ続く道に向かう。
家々をぐるっと回り、また酒場の前を通過するのが1時間後、と言ったところだ。
人でも人狼でもない存在……ですか?
[>>9見渡す視線を受ければ、小首を傾げる。
一瞬、彼の顔もとに寄せられた本へと視線を向け]
ああでもそういうモノであると証明できれば、今は殺されずにすむのかしら?
少なくとも、自警団が集めた理由は「人狼」なのでしょうし。
……。
ちなみに。皆さん昨晩はどちらに?
だが昨日は違った。
私は一人寂しく酒を飲みながら外を見て、マスターが帰るのを今か今かと待っていた。
しかしやって来たのはアーヴァインで、奴はいつもの道順で寄宿舎の方へ行ったが最後、戻ってくることはなかった。
昨日の夜、あの男はどこで何をしていたのだろうな。
[身体の前で腕をさする。
黙り込むと、少し小首を*傾げた*]
ローズマリーさんは、お店に戻られたのですね。
アーヴァインさんが襲われたのですから、
彼の行動にもなにか……
人狼に関する手がかりがあるのでしょうか。
[>>15酒場に勤める故の情報に、微かに目を*見開いた*]
[細面の学生が、いろをみせない言を撒く。]
…けっ。
理屈ゥ捏ねやがる。
[破落戸は鼻白む態で、卓へ配られたペンと
紙片へ向かい――無造作に名を書き入れる。]
[紙片を手に立ち、卓を廻り込む歩は緩慢。
忌々しげな面のままに、投票箱へ叩き込み]
「ハズレ」を引くのは、
プライドが許さねえかぁ、坊主。
[問うともなく、ラッセルへと投げかけた。]
石頭野郎の姿は、
きのう集まる前に見たのが最後だな。
[若い女中の甲斐甲斐しさには口を挟まず。
ただ昨晩の所在を問う言へは片眉を上げて]
――女ンとこさぁ。
[放り投げてみせる合鍵を宙で掴み、懐へ戻す。
問い重ねる野暮のあるもなしも*気にせぬ態*。]
[思春期の娘が父親を見るような視線をノーマン(>>19)へ向ける]
いかがわしい話なら、子どものいないところでやってくれ。
[学生の方をちらちらと落ち着きなく見やった]
へっ
おら、
日が暮れちまうぜ女子どもの皆サマよ。
[ローズマリーの言を拾って票を急かす]
言い訳が必要なやつは
今のうちに考えときなア。**
[張りつめた空気の中、一枚頁を捲る。はらりと落ちた投票用紙に目を向けた少年は微笑む。]
ハズレなら、昨日の時点でもう引いてるじゃないですか。
[細い指で用紙を拾いつつ、ノーマンへと視線を向ける。鮮やかに歪む口許は、この場で初めて見せる砕けた顔。]
……その鍵で開く部屋の女性に確認すれば、あなたの言葉が本当かどうか確認できますね。
[>>19放り投げられる銀色のものに目を細めるが、彼がせかすとおり日暮れが迫る。
確認する時間はなさそうだ]
思わぬ収穫か、はたまた計画的ななにかか、ですね。
私は人狼でもその厄をもたらす者でもないですが……こんな死に方はごめんです。
[固い口調で言い捨てて、皺になった投票用紙を、ポケットの中で*握りしめた*]
いいか、ラッセル。
私はどんなに酔っ払っていても、アーヴァインの足音だけは聞き間違えない。
[自信ありげに言った勢いのまま、マスターに『意外と几帳面な字』と言われたことのある右肩上がりの文字を、用紙へ*記入した*]