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[そのまま隣に胡坐をかき、ぼんやりとする]
[──望だよ。こっちの兎はチェロ。どっちも可愛いだろ]
[はじめてみた時のニキは小さくて
なついた姪を嬉しそうに自慢するネギヤを思い出す]
それがなァ。
[階下にある3つの死体。そして外にある2つの2死体]
なァ。チェロ……お前は、天馬君とどんな契約をしたんだ?
[ぼんやりと兎に*話しかける*]
小姐 パオリンは、ここまで読んだつもりになった。[栞]
ごめん、なさいごめんごめんごめんごめん。目を、開けて
[ぶつぶつと無表情に呟いて、どれくらい立ち尽くしていたろうか。
そっと義兄の体を横たえて、虚ろなまなこを閉じさせる。
全身のじくじくした痛みと奇妙な空腹を抱えて振り返った]
………ごめん。巻き込んで、ごめん。
[腫れた目と、掠れた、疲れたような声でタカハルに話しかけ、
管理棟の方へと目をやった]
まだ、終わりじゃないんだろ。兎の子、何かあるんだよな。
もう俺、やだよ、こういうの。
儀式、やろう。もう全部全部、終わらせようよ。
ごめん。
ごめん、親父。信じなくて、ごめん。
痛い、無念な思いをさせてごめん。
素直に、会えて嬉しかったって言えなくてごめん。
プレゼントありがとうって言えなくてごめん。
離れていても、親父だって思ってるって言えなくてごめん。
親父。死なせてしまってごめん。
何も出来なくてごめん。
仕事仲間もさ、親父の仲良し、いたよね。ごめん。
本当に本当に、ごめんなさい。
ごめん。
オッサン、ごめん。支えられなくてごめん。
1人で追い詰めさせてごめん。
俺を守るために辛い思いをさせてごめん。
否定してごめん。
連れて来てありがとうって言えなくてごめん。
事故のことは気にしないでって言えなくてごめん。
義姉さんが死んでも、義兄さんだと思ってるって言えなくてごめん。
………命を奪って、ごめんなさい。
[くらくらと、眩暈がする。
全身からゆっくりと、俺の血潮が流れ出る。
口いっぱいに鉄の錆びた味が広がって、ぐうと奇妙に腹が鳴る]
[でも、そんなの構うもんか。
目に焼き移る、俺の親父の赤の色。
手にこびりつく、俺の義兄の命の最後]
どうして。
[どうして、こんなことになったんだ。
これらが全て、夢ならいいのに。
こんなに、こんなに信じられない出来事なのに、
息が詰まりそうなこの現実感は何だろう。
胸の痛みは、何だろう]
ミネタカ......ミネタカ......
キコ..ル?.....キコエル?
タイセツナヒト....
イルノナラボクヲマモッテ......
イトシイニキヲマモッテ.....
マモッテクレタラ......
カナエテアゲル.......
オイデ.......オイデ........ミネタカ....
[兎はドウゼンの心に直接話しかけた]
[兎はさらに花の声もドウゼンの心に乗せて語りかける]
オイデ......コッチヘオイデ.......
ミンナイルヨ.....?
[それにはネギヤの声も混ざる
備前の声も混ざる
フユキもペケレもアンもグリタも
すべて混ざりドウゼンに誘いをかける]
コッチヘオイデヨ......
タスケテヤレヨ.....
ウサギヲタスケテアゲテ....
ノゾミチャンヲタスケヨウ.....?
ミネタカサン....ドウゼンサン.......
……貴方が僕に謝る必要なんて、ありません。
[テンマの身体を横たえてから此方を見るバクに、緩く首を振る。管理棟を見やる仕草に、つられるよう其方へ目を向けて]
ええ。恐らく、あの兎がどうにかならない限りは……
この事態が本当に終わる事はないでしょう。
そう、ですね。僕もこのまま……
全員が死ぬような結果には、したくない。
そう。……儀式を、やりましょう。
[ふらつきながらも立ち上がり、顔を覆うバクを一瞥してから、踵を返して歩き始め]
……、本当です。本当なんです。
僕は気付きました。だから、大丈夫なはずなんです。
……――でも、――でも、ない。
[呟きは、バクにも聞こえないような、*微かな声で*]
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