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―朝―
[行くところもなく、ただ一人、大部屋にたたずんでいた。
窓の外を見れば、吹雪は雷雨に代わっていた。]
今日は、クレストさんとミハイルさんがこちらへ来たのでしょうか。
[昨日、自分が死んだ日のように、いくらかのやり取りが行われた後、クレストは>>3:228ミハイルに死ねというなら自分が、と呟き、ミハイルはそうだな>>3:233と答え、連れ立って、部屋を出て行った。]
特別な絆で結ばれた二人…ならばそれもまた、幸せなのかもしれませんね。
[自分は相棒を遺して逝くことを選んだが、その気持ちは理解できる。
自分もかつて、愛する者の元へ行きたいと、願ったことがあった。]
んむー
17or18世紀くらいかなー…>200年くらい前
現在軸でもそびえとなんだがそんくらいの軍服ってどないや…
史実なんて豚にくわれろーとおもってるから、いつの戦争でしんだとかはどーでもいいが軍服の特徴はあったほーがよいなぁん。
……成仏してねェよなあ。
[水泡を沸かせる事もなく、
ぽつり呟く聲は、静かに。
可能性としては有り得なくもないが、
連れて行けと願った青年が
大人しく一人で旅立ったかといえば、微妙だ。]
……
[そうして湖から上がれば、相変わらず服も濡れていない。
そこで漸く服装がおかしい事に気づいた。]
あァ、……死んだ時に戻るのか?
[詰襟、モスグリーンの上下。
裾をブーツの中に入れた状態で、土砂降りの中を歩く。
クレストの家…基図書館に寄ってみたが、
やはり其処は無人であり。]
あー……、
[まさかあのコテージに居るのか、と。
湖畔の方を振り返り、眉を寄せる。]
ち、
[ポケットを漁るが、煙草の箱など出てこない。
この時代の流行は、スナッフだった。
未だ喫煙していなかった頃の衣類に、
紙煙草が入っているわけも無く。
入ってた所で、幽霊が煙草を吸えるのか。]
やれやれ、……。
[喫煙を諦めたミハイルの足はコテージを目指す。]
― コテージ・玄関前 ―
[どうにも、中に入ることが憚られて。
しばらく玄関前で立ち往生。
死者の声を聴くことのできるマティアスと
遭遇してしまったら、どうしようかと。
だって自分は――人間を、]
………あいつ、ここに居んのかな。
[ドアを開こうとドアノブに手を伸ばせば、
その手はすり抜け、そのままドアの向こう側へ。
ああ、そうだ、死んだのだった。
壁に触れようとしてみても、やはり、すり抜ける。]
― コテージ・元自室 ―
[きょろりと周囲を見回して。
ミハイルが居るとすればどこだろうか、
一先ず自分が過ごしていた部屋へと。
――ふわり、風もないのにスカートが揺れる。]
[こんなことになるのなら、
ズボンまで身に着けておけばよかったと、
後悔してももう遅い。
白のパーカーの下に、小花柄のワンピース。
こんな格好がマティアスの目に映らなくて、
心底良かったと思う。]
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