113 【飛び入り歓迎】フィンランディア人狼騒動【R17】
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
[1]
[2]
[3]
[メモ/メモ履歴] / 絞り込み /
発言欄へ
視点:
人
狼
墓
全
全て表示
[マティアスの言葉>>13を聞いて、男は首を振った]
逆だよ、マティアス。片腕が使えないからこそ、助けが必要なんだ。
それに俺は、お前を足手まといだと思ったことはない。
そりゃあ、前みたいに手を引くことは難しくなるさ。けど、そこはお互いに補い合えばいいだろ?
…なあ。
イェンニが蜂に襲われた日に伝えたダグの伝言>>4:9、覚えているか?
お前にだってやれることはあるし、力を必要としている人もいるんだよ。
腕のことを抜きにしても、耳や感覚が鋭いから、来てもらえると色々助かるんだけどな。
[マティアスには見えなくとも、真っ直ぐに友の目元に視線を向けて。
男は返事を待った]
(14) 2013/06/23(日) 13:01:08[診療所]
─自宅─
[1ヶ月ほどが過ぎ、傷も完全に塞がった頃――。
しばらく、ここには帰って来られないだろう。
男は、マティアスの手を借りてコテージで撮った写真の現像をした後、今まで撮りためてきた写真の整理をしていた。
懐かしい写真も沢山あった。
中には、村に来たばかりのクレストとミハイルの写真もあった。
そして――]
(15) 2013/06/23(日) 22:42:01[自宅]
…イェンニ。
[見つけた写真の中には、生前、父が撮った幼児期の男と共に写るイェンニの写真も混ざっていた。
歳を取らないことを知られたくなかったのだろう。彼女が写っていたのはその一枚だけ。
コテージ内で自分が撮ったイェンニと、幼い頃の自分と写っているイェンニ。
変わらぬ姿のまま、彼女はそこにいた]
(16) 2013/06/23(日) 22:42:23[自宅]
…ああ、そうか。
[朧気に、記憶の片隅に残る『おねえちゃん』の存在。
遊んでもらった記憶はあるのに誰なのか分からないまま年を重ね、いつしか『おねえちゃん』の事も忘れていた。その事を唐突に、思い出したのは]
あの人は、イェンニだったのか。
[それは幼い少年の、淡い初恋でもあった。
穏やかな笑みを浮かべる新しい主人に、白い蛇が、まるで寄り添うように身を寄せた]
(17) 2013/06/23(日) 22:43:20[自宅]
…ん、あれ?
これは…。
懐かしいな。こんなの、そう言えば撮ったっけ。
[見つけた写真は、イェンニの写真だけではなかった。
まだ少年だった頃の男が、祖父からカメラを借りて時折撮っていた写真のひとつに。
幼い頃に村を出て行って以来、噛み合うことのなくなってしまった
――かつての友の写真があった]
………。
仕方ない。顔くらいは出してやるか。
(18) 2013/06/23(日) 22:43:38[自宅]
―全てが終わって―
[>>6イェンニの姿を見つけて、其方へ歩み寄る。
最後に彼女に会った姿と異なり、男は軍服に身を包んでいた。
生きているユノラフの傍に寄り添うイェンニに片手を上げ]
よう。
だから言ったじゃねえか、
連れてっちまえば良かったのにって。
[それを選ばなかったのも、彼女らしいといえば彼女らしい。]
(19) 2013/06/23(日) 23:29:52[移動中]
あんたに言わなきゃならねえことがあったんだ。
200年とちょっと前に、俺はあんたに助けられた。
ありがとな。
[あのまま完全に死んでしまえば、良かったのかも知れない。
それでも、クレストと出会う事ができたのは、
精霊としての生を与えられた事によるものであり。]
(20) 2013/06/23(日) 23:31:52[移動中]
――これで、思い残すことはねェな。
あばよ、ルサールカ。
[旅に出よう、遠い地へと向かう旅に**]
(21) 2013/06/23(日) 23:33:32[移動中]
……そう言われちゃ、行かねェ訳にゃァいかねェよなァ。
[マティアスは静かにユノラフからの返答>>14を聞いていたが、苦笑しながらそう呟き]
わかった、行こう。出来る限り、お前の助けになってやるよ。
今まで散々助けてもらったしなァ、俺だけ助けられてンのは不公平ってモンだ。
今度は、俺がお前を助ける番だ。
[からりと笑い、村を出る事を承諾した。]
(22) 2013/06/23(日) 23:34:12[自室]
[司書は、考える。
自分は何故ここに居るのだろうか――、と。
ミハイルがここに居るからと言われれば、
確かにそうなのかもしれない。
けれどそれではない、また別のなにかが、
司書をこの地へ留める理由としてあると、
そう、感じていた。]
……… イェンニ、 あ。
[>>6 イェンニの姿を見て、ようやく、思い出す。
ああ、面と向かって彼女に礼を言えなかったから。
それがきっと、心に残っていたのだろうと。]
(23) 2013/06/23(日) 23:43:09[俺の部屋]
あの、な……。
[彼女を目の前にして、少しだけ、口ごもった後。]
あの時……俺を湖の底まで
つれていってくれて、ありがと。
……余計な世話とか思ってねぇから、さ。
[己の胸をサーベルが貫く前>>3:275に、
聞こえたあの言葉を思い出し。
そう告げてから、司書はミハイルを振り返る。]
[ふわり、スカートの裾がまた、*ゆれた*]
(24) 2013/06/23(日) 23:44:14[俺の部屋]
[マティアスの快諾>>22を聞き、どこか安心したように、くしゃりと笑う]
ああ、よろしく頼む。
[――それは、男にとっては久しぶりの笑顔だった]
(25) 2013/06/23(日) 23:48:06[自宅]
─ニルスの家─
[出発の直前、男はニルスの家を訪ねていた。自由の利かない左腕をだらりと下げて]
[顔が合わせ辛いという事もあって、会うのは、あの一件以来になる。本当なら、そのまま何も言わずに出て行こうと思っていたのだが、そうも行かなくなった。
突然の来訪に、ニルスは何を思うか。仇でも打ちにきたのかと呆れ顔で見るかもしれない]
…しばらく、村を出ることにしたから、挨拶くらいはしておこうと思ってな。
それで、写真の整理をしていたんだが…これ、お前じゃないかと思ってなあ。
(26) 2013/06/23(日) 23:53:20[ニルスの家]
[古い上にピントもあっていない曖昧な写真を、ニルスに手渡す。
子供の頃に撮った写真だ。あまり上手いものではない。しかし、それでも才能の片鱗を覗かせる、その瞬間を切り取ったかのようなもので。
花冠を被った女の人がはしゃぐ傍らで、同じように花冠を被り笑う子供がひとり>>5:65。
黒い髪の、よく似た親子の写真だった]
これ、お前とお袋さんだろ?
村にいた頃、たまに…ほら、家族で写真を撮りに来ていたから。
(27) 2013/06/23(日) 23:53:36[ニルスの家]
[小さな村だ。母親を亡くしたことも、父親が蒸発したことも、家庭内暴力があったらしいことも、祖父母に預けられたことも、すぐに広まる。
尤も、当時の男にとっては大人の話すことの意味など分からず、『時々遊んでいた友達が遠くに行っちゃった』という認識でしかなかったのだが]
それ、やるよ。
…じゃあな。
[ひらり、手を振って。
男はニルスの家を後にした]
(28) 2013/06/23(日) 23:54:00[ニルスの家]
[お人好しの写真家と、盲いた友人が共に村を出たのは、それからすぐ後のこと**]
(29) 2013/06/23(日) 23:54:36[ニルスの家]
[動かないが、呼吸をしているユノラフを
見つめていれば突然掛かる声>>19。
驚いて振り向けば、そこには先に逝ったはずの
ミハイルの姿。]
ミハイル さん ?
[しかし着ているものが生前とは違い、
見知らぬ軍服を着ている。
………見知らぬ軍服、だろうか。
かけられた言葉にはゆっくりと首を振り、]
──駄目よ。
この人にはそれは必要のないものだったから。
[…が連れて行くのは生に絶望した者、
死の間際にいる者、それを望む者。
ユノラフはそのどれでもなかったはずだから。
自分の想いで勝手に連れて行くことなんて
出来っこない。]
(30) 2013/06/24(月) 00:18:45[ユノラフさんの傍]
私、あなたに謝らないといけないわ。
あなたが最後に残してくれた言葉を踏み躙ったもの。
[『しあわせに』と書かれた些細な願い事。
同じ部屋に居たとは知らず、酷い言葉を吐き出したものだ。]
少しの間だけど…………幸せ、だったと思うわ。
[最後にこの人の傍にいられて。
ユノラフに向ける視線は愛しげに。]
(31) 2013/06/24(月) 00:20:39[ユノラフさんの傍]
[>>20言わなきゃいけないこと、と言われて
…はユノラフから視線を外して
再びミハイルを見る。
しかし告げられた言葉には首をひねる]
200年前…?
あら、私そんな事したかしら?
[200年前と言えば既に何もかもがあやふやで、
それでも彼の言葉を理解するように記憶の糸を辿る。
──ああ。そうだ。
その軍服には覚えがある。
争いから遠のいて過ごしていた…には、
軍人の着る服はとても珍しく、その僅かな引っかかりを
元に当時の事を少しずつ思い出す。]
(32) 2013/06/24(月) 00:22:32[ユノラフさんの傍]
ああ、あの時の。
でもどうしてここにいるのかしら、不思議。
[ただ傷を塞いだだけ、その行為は仲間に引き入れる事だとは知らず。
しかし、…が助けたというのなら何かしたのだろう。
それにしても、あれから200年もの間を生き続けていたのなら生きた事に後悔していないのだろうか。
普通の人間には、永遠のような時間は苦しかっただろうに。
不安に思ったが、ミハイルの顔は恨みとは正反対の表情をしているのがそうではなかったと言っているようだ]
………どういたしまして。
ええ、さようなら。ヴォジャノーイ。
[転生したとしても、2度と会うことはないだろうと。
ここから去るミハイルへとさよならを告げた。]
(33) 2013/06/24(月) 00:26:08[ユノラフさんの傍]
[1]
[2]
[3]
[メモ/メモ履歴] / 絞り込み /
発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
視点:
人
狼
墓
全
トップページに戻る