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……どういう意味だよ。
[ダンケの言葉に、思わず唇を尖らせる]
ああ、若葉さんの所か。いいなあ。
僕はどうしよう。ポルテさんがお休みとなると……。
[思案している所に掛けられる声]
あ、ホズミさんこんにちは。
いや、ちょっと雑談してただけだよ。
[大した事ではない、と両手を振る]
本当に、今日もいい天気で。
[木陰の下、今日何度目かの言葉を紡ぐ。日光に恵まれた村は暑い。会話の相手である中年の女性も汗ばむ肌を絶えず手拭いで拭いていた]
ええ、儀式がそろそろで。
勿論、気を付けさせて頂きますよ。
ご心配下さって、有難う御座います。
[体調を心配されれば、頷いてそう答えた。それから去っていく姿を見送り]
……暑いですね。
[やはり今日何度目かの呟きを漏らす。その場を離れると、村の外れの方にある自宅に*向かった*]
あー、うん。
よく考えたら、こんな炎天下で話す事もないか。
[ホズミに指摘されて初めて気付いたかのような口振り]
ぽっくり、ね。
……儀式の前に死なれると大変だよね、色々と。
[通常の葬儀にだって、それなりの人手は割かれる事になる]
はー、若葉さんが過労にならなきゃいいけど。
[服の中に空気を送り込むようにばさばさとやりながら、彼もその場を*離れた*]
ははは、まあ、清治君もいい歳だしね。
[唇を尖らせる清治の様子に笑みをみせ]
ああ、もう、ポルテさんの事聞いてたか。
良い機会だから万代ちゃんの所でご馳走になったらどうだい?
[清治に答えつつも、ほずみの野菜への感想を聞けば]
でしょう。欲しかったら何時でも言って。持って行くからさ。
確かにこんな暑い所で雑談するてのもなぁ。今更だけど。
じゃあ、僕はそろそろ。野菜が悪くなる前に持って行かないとね。
[二人に別れを告げると、診療所へ**]
髪結い ホズミは、ここまで読んだ。[栞]
そろそろ支度しなきゃかなー。
[診療の終えた老人たちを待合室に置いたまま、診察室の前に
『急用があれば一声掛けてください』
と、張り紙をして一旦仕事に区切りをつける。
診療所の奥を抜けると扉ひとつで自宅へと辿り着く。
そこには娘の姿もあり、円卓の上で絵を書いて遊んでいた。]
暑いね。
お水たまに飲むんだよー。
[甕から細長い容器へと移していた水を娘の前に置いておいた。
それから薄暗い貯蔵室へと向かい、小さな氷室の中から片手に乗る程度の肉塊を取り出した。すん、と鼻を鳴らして状態を確かめる。]
ん、 ―――― おいしそ。
―若葉自宅―
[診療所につくと、話し声が聞こえたので、中には入らず、裏へと周り]
こんばんは。野菜持ってきたよ。
[裏口から声をかける]
[手に持った肉塊を台所へ置いてそこへ塩を軽く振った。]
あ、ダンちゃんだ。
双葉、裏の扉開けてあげて。
[うん、とフタバは頷いてから絵を書いていた手を止め立ち上がり とてて、と裏口へ向かう。]
『……。』
[扉を開く小さな少女は無言でダンケを迎えた。]
[裏戸が開くと、目線を下げた先に彼女の姿はなく、さらに下に目線を下げると、彼女を連想させる幼い顔を見つけ]
開けてくれてありがとう。双葉ちゃん。
[嫌がられなければ頭を撫でようとして]
はい、野菜。足りなくなったら言ってくれればいつでも持ってくるよ。
[家の中に入ると、野菜の詰まった木桶をテーブルの上に置いた]
[フタバは頭を撫でられると照れ隠しのように俯きがちになり、肩ほどまで伸びた髪をいじっていた。]
ダンちゃん、いらっしゃぁい。
わわ、そんなに沢山ありがとー。
今からご飯作るから双葉と遊んでてくれるかなー?
あ、それと
ダンちゃん、心臓嫌いだったりしない?
[それは勿論人間のもの。1人の人間から1つしかない貴重な臓器、それ故に食べる機会は少ないかもしれないが医師という立場からか彼女の家に来ればそのような臓器が食べれることは稀ではなくなる。]
心臓かー。あまり食べたことはないけど、嫌いじゃないよ。死んだ人の為にも好き嫌いせずになんでも食べないとね。
[心臓の好き嫌いを聞かれれば当たり前のようにそう答えて]
うん。分かった。料理たのしみにしてるよ。
それじゃあ、双葉ちゃん。料理ができるまで一緒に遊んでよっか。
[しゃがみこみ、双葉の目線に合わせて笑いかける]
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