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[兎はさらに花の声もドウゼンの心に乗せて語りかける]
オイデ......コッチヘオイデ.......
ミンナイルヨ.....?
[それにはネギヤの声も混ざる
備前の声も混ざる
フユキもペケレもアンもグリタも
すべて混ざりドウゼンに誘いをかける]
コッチヘオイデヨ......
タスケテヤレヨ.....
ウサギヲタスケテアゲテ....
ノゾミチャンヲタスケヨウ.....?
ミネタカサン....ドウゼンサン.......
……貴方が僕に謝る必要なんて、ありません。
[テンマの身体を横たえてから此方を見るバクに、緩く首を振る。管理棟を見やる仕草に、つられるよう其方へ目を向けて]
ええ。恐らく、あの兎がどうにかならない限りは……
この事態が本当に終わる事はないでしょう。
そう、ですね。僕もこのまま……
全員が死ぬような結果には、したくない。
そう。……儀式を、やりましょう。
[ふらつきながらも立ち上がり、顔を覆うバクを一瞥してから、踵を返して歩き始め]
……、本当です。本当なんです。
僕は気付きました。だから、大丈夫なはずなんです。
……――でも、――でも、ない。
[呟きは、バクにも聞こえないような、*微かな声で*]
あ……あるぇ?
予想外の兎ルート発生www
え、えぇと……おいちゃん悩むけど、マジでどうしたらいいんでしょうか……?
で……カミサマの名前は花脊賀美(カゼガミ)さま。人は神を忘れてるっと──あーびみょうにおいちゃん矛盾設定置いたくさい? ごめんなさい。
後は発言時間かぁ……さて、いつになるだろう。
小姐 パオリンは、ここまで読んだつもりになった。[栞]
オレが、カゼガミサマを護れるなら護ろう。
ずうっと兎の中に居て、望ちゃんのそばにいるのもかまわねェが──だが──オレも、望ちゃんも、貘君も──確か、タカハル君か、彼も──あっち側には連れて行くな。頼む。
そうだ、な。
しばらくしたら、行く。
[ぎゅっと顔の前でクロスした手を握りしめ、
ふらふらと立ち去ろうとするタカハルを見送った]
…………。
[こみ上げる物を堪えるように、動きの鈍る体を引きずり、
管理棟の方へとゆっくり歩いていく]
[世界は、ぐらぐら揺れて、ただ喪失感だけ満ちている]
もう、嫌だ。嫌だ嫌だ嫌なんだ
[自分が生きている、そのことが腑に落ちなかった。
許せなかった]
[だから、必死で動いた。俺の、せいだから。
じゃあ、俺がけじめをつけなくちゃ。
目の奥から脳髄までが熱く沸騰して、麻痺していっている。
まるで自分のものじゃないみたいな体を引きずった]
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