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さてと。
[ワカバに向き合って]
どうする?騒ぎが気になるなら、そっちに向かってもいいし。それに……。
ここは一度入ったら逃れられない恐怖の入り口。逃げるのなら今のうちですよ。お嬢さん。
[演技するような声色で、覚えた台詞を*口にした*]
[保健室に着けば、埋まっているベット3つ。朝と様子の変らないアンを見る]
アンちゃん、起きてない。・・・ムカイ君とか寝てるだけなんじゃないのかな?
[ムカイのオデコをぺしぺししてみるが]
うーん、起きない。どうなってるの?これ?
[保健室に集まった面子に不満げにこぼしながら、ポケットから出した蓄光の星のプレートをベットから見える場所にちょんと貼る*]
ここで逃げたら末代までの恥!
[勢い戸を開ける]
あれ、ムカイくんお手伝い?
あはは。都合ってなにが起こったら――
[言いかけて、瞬きして。
暗闇の中、目前に迫ったお化け役が驚くほどの、悲鳴を*上げた*]
「越後の龍」なら、ビジュアル的にも人気的にも、
茶道部の兄さんががぜん的確でしょうに…。
何で自分に甲冑持たせるのかねぇ?
[引っ張られた教室で、文句ひとつ吐きながら、
甲冑を引き摺っている最中に耳にする、
シンヤとムカイの話。]
あー…こりゃ、本気で手を打たんと如何だろうなぁ…。
おーい、ネギさん…って、
あんさんまだ団子食べてんの? はよ仕事せいっ!
[困ったようにくしゃくしゃと髪の毛を掻きあげた。]
倒れた兄さん二人の事はネギさんに任せて、と。
しかしどないしましょう。
自分、手荒な真似したくありませんし。
[ネギヤを保健室へ向かわせ、自身は中庭笹の許へ。]
第一還ったひとが誰だか、自分知りませんし。
しかし、こう騒ぎになった以上、
そのまま野放しにも出来ませんねぇ?
[溜息を吐き、笹を見上げた視線は、
新たに書き崩された文字を見つけるのが先か。
それともひとの気配に気付くのが先か**]
ところで…。
[保健室に居合わせたゼンジの姿に]
…ぷっ、あははは!不思議の国はいいけど何で先輩がウサギ…すいません面白いです。お腹痛い…
[空のベッドをバンバン叩いた。]
[ぽつん。気がついたらふわふわとした感触に包まれている]
はて、何が起こったのでしょう。
[状況が飲み込めないまま、身の周りを見渡す]
…カメラもなくなってますねえ。困ったものです。
ワカバさんの写真も現像できていないのに。
はて?僕には妹なんているわけないじゃないですか。まるで夢みたいじゃないですか。
[何がなんだかわからないまま、家族が増えたことに呆然としている**]
おや、聞かれてしまいましたか。
[視界に止まった人影に、驚く事も無く。(>>25)
肩を竦めてまぁるい瞳を見返す。]
疚しい事は無い、自分の仕事のこと、です。
姉さんには何もしませんよ?
――と、まぁ…姉さんが還ったひとなら。
ちょっくらお話したいとは…思いますがね?
んー…自分、一言でいえばお目付け役です。
未練を解消する為に還された魂のひとの。
倒れたひととは、自分は直に関係は有りませんが…、
やっぱり歪みが出るんでしょうねぇ。
[困ったように首をかしげ]
だからと言って無理に連れ戻そうとは思いません。
倒れた方にはそれなりの処置してますし、
それに――
七夕…ですし、ね?
[バツの悪そうな笑み。]
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