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新米医師 ユウキは、ここまで読んだつもりになった。[栞]
ああ、ムカイさんちのムカイ君か。
[出した声は掠れていて]
ん、ん。あー。
なんか久しぶりに声出した気がするわ。
[伸びをすると、こちらも困ったように笑った]
オトハさん?気のせいじゃないのかなあ…
って、デートなんてそんな!相手もいないんだし。彼氏の一人位欲しいんだけどね…アンちゃん?
[かすれた声に驚いてそちらを見るが、何も見えなかった**]
はは
手紙 手紙
どうだろう
まだ怒っているかな
次の人は 楽しんでくれたら良いなあ
誰が鬼をしよう
順番だと君だろうか
でも 競争 良いね
とても良いね
そうしようか
見つけて……仮に誘拐犯がいたとして、見つけてどうするつもりですか?
[フユキの勢いに息を飲み、ミナツを見やる]
何度も言ってる通り、私には何も心当たりはありません。
[冷静な顔で、『シロ』と書かれた手紙を*掲げはする*]
新米医師 ユウキは、ここまで読んだつもりになった。[栞]
ん?……あ、シンヤ!
良かった、あのね…あ。その、手紙は。
…えぇ、きたわ。
やっぱりシンヤの所にも送られてきてたのね。
…ねぇ、シンヤはミナツ達にもう会った?
私、今日はまだシンヤ以外に会えていないの。
シンヤもまだ、なら。一緒に探しにいってくれない?
……また誰かいなくなってたら、いやだから。顔みえれば、安心だし。
ひさしぶりに声だしたんだ。
…。占いのお客さんとか、来なかったのかな。
[夏祭りの「ワルサーPPK9ミリ占い」のけったいなのぼりを思い出し。ぽつり、と。]
自動拳銃占いまだやってんの?
そんならちょっと、オトハねーさんと[劇団員 ソラ]の相性でも占ってみない?
[すべきこともみつからない所為か、そんな注文を*]
[きょとんと眼を瞬き]
あたしとソラさんの相性?そんなの占ってどうするの。
ムカイ君が好きな子と占えばいいのに。
そーよねぇ。
毎年ここで占いをしていたはずなのに。
あたし、いつからここにいるんだっけ?
[首をかしげながらも、注文に答えようとポケットを弄ると出てきたのは[ハイスタンダード22口径2連発デリンジャー]ひとつ]
―祭り会場―
[辺りを注意深く見回しながら、現れる。唇にのせた控えめな紅色は、化粧師の手になるもの。
救護テントの周辺に、手紙に名の記された人々を見つけ、足を速めて近づいた]
どうなさったんですか、フユキ先生?ユウキ先生と、何か…
…「誘拐犯」を、「見つける」?
[内容を聞き取ると、表情をこわばらせた]
……。
大人しく手を挙げろ。
[目の前の少年に向かって銃口を構え、引き金を引いた]
でました。
ムカイ君と[作家 フユキ]の相性は<80>%。
[上空一万メートル]で[お嫁さんを貰った]らラブラブ間違いなしよ。
ムカイ君、フユキくんのファンだったの?
がんばってね。はい、30円。
[笑顔で手を差し出すと、料金を請求する**]
ところで、ムカイくんはいつここに来たの?
ここ、本当に夏祭り会場だと思う?
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