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[差し出される輝く鱗を受け取る、と。
こぽり。
泡が溢れたように、見えて。
ざあと波の音が聞こえたと思ったら。
深い青い色が溢れて来た]
……うみ?
[驚いて、瞬きすると。溢れて村を包んだ海の景色は消えてしまって。もう一度瞬きした]
[起き上がり、四つんばいでヘイケの方へと近づいてから手を伸ばす]
見つからないの、ごめんなさい。
[ヘイケの手に触れ、握り締めた。
それから振り返ってウミに小首を傾げる]
内緒よ、ウミにゃー。
遠いところに水がずうっと
広がっている場所があってね。
そこを「海」っていうんだ。
そこの音、だね。
[海を知らないウミに、精一杯の説明をする]
……もしかしたら
ロッカちゃんのかえる場所、ってここなのかな。
[どうやって行けばいいのかさえ
分からないけども、そんな気がした]
[輝く鱗をリレー式に差し出す先は[総長 ヘイケ]受け取れるかは、知らないけど。
ケンなら、ヘイケは言うから。
巻物を手に取ると、広げて……誰が何処にいるかわからんから床に置いた。
伝承を聞きながら眠りにつくヘイケはあまりにも静かで、だからしばらくの間気づかなかった*]
[広げられた巻物には
何て書いてあるのか分からなかったけど
語られるその内容に、熱心に耳を傾けた]
そこで山の神が海の神に柿を差し出して……ってとこ?
[茶々を入れるようにして先回り。
その先の予測は*つかないのだが*]
これを誰か……ケンさんに?読んでいただきたいのですかにゃあ?
[目の前の巻物とヘイケを交互に見る。
ふとそこにみえた手には]
……にゃ。
[こくり頷いてひと鳴き後、お口チャック]
[ホズミが一生懸命説明してくれる海の事にイメージを膨らませて]
水がずーっと広がっているばしょが、海…
あっ、そういう場所のこと学校の紙芝居で見たですにゃ!
あれが海……
紙芝居の人魚さんのお話。
人魚のお姫様がいて、王子様に逢いたくて陸に上がる為にお声をなくして、それから……
[物語を思い返す]
悲しいお話でしたにゃあ………
……陸で声が出ないのであれば、
ウミのこの声を差し上げますのに。
そうしたら届くのに。
[巻物の伝承に添えられた絵をじっと見つめる。
誰かが触れながら話せば、その声を伝えることがあるかもしれない*]
……本当にさ。
どうしてこんなことになってるのか
全然分かんないんだけど。
[話を聞いてもいまいち理解ができない]
[どうして人魚が人を殺すのか]
[どうして人狐が人を殺すのか]
何人かが謎の死を遂げた理由は
謎のまま終わりました、じゃ
誰も納得もできないでしょうが。
[広げられた絵巻を読んでいたケンが、
不意に言葉を切った]
――そして、雷神は裏切られた。
[ウミが自分の言葉を繰り返しているのを聞きながら、
誰へともなく少年が問うた]
誰にだと思う?
誰が来た時から、この雨は降り続けているのか。
…ん
[既に実体を持たない狐火は、
重なればほわりあたたかい。]
確かに 君が凍えながら
あたためていたあれは
王子さまには――程遠いか。
[狐の鼻先が、ぷいとロッカの其れへ合い]
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