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うん、行ってらっしゃい。
[調べに出たギルを、手を振って送り出し。バナナを口に運んで咀嚼し飲み込むと]
音かぁ・・・。
[ぽつぽつと考えて喋る]
床は毛足の長い絨毯のせいで、物音は分からないっぽいよね。
部屋の中にいたらどうなのかな?
部屋のテレビを付けていたら、周りの音には気付かないかも?
でも静かな夜中には、水道管を伝って他の部屋の音が漏れたりって話も聞くよね。
[独り言のように、うーんと唸って]
壁の薄さチェックの実験とかやって、意味あるかな・・・?
[強烈メニューという言葉には]
うーん、特別メニューって言ってたし、ケナーさんが個人で色々と遊んでいるだけのような気がするなぁ。
[クリーミィで予想外に食べられる味のカレーソフトクリームをスプーンですくって、口に運んで]
そうだね、電話にしてもどういう仕組みになっているか分からなかったもんね・・・。
何がわざとで、何がそうでないのかも分からないね。
何が偶然で、何が必然なんだろう?
[ふう、と溜め息を漏らしつつ、でも気持ちを切り替えようとしているようで]
あまり怖がってばかりでも、どうしようもないよね。からかわれちゃうだけだもん。
[大きく口をあけて、もうひと口カレーソフトをぱくついて]
というか、ケナーさんって今ひとつ謎よね。どういう権限をどのレベルまで握ってるのかとか・・・。
普通こういう場合、私たちが気にするのって船長さんとかじゃないのかなぁ?
[ちょっと首を傾げつつ]
・・・バンダナさんは、私のことお子様だと思ってるもん。
そんな訳、ないもん。
[ぷぅ、と頬を膨らませ。パフェとパンケーキをきっちりと平らげると立ち上がり]
せっかくだから楽しまなくちゃ。怖がるほうが、スタッフの思うツボだよ。
[うん、そうだ。とこぶしをぐっと握り]
今まで行った事なかったから、カジノに行ってみることにするね。
[手を振ると、レストランの向かいのホールへと*消えていった*]
>>39メイ
ケナーさんねえ。確かにそこらへんははっきりしないね。
でも、それなりの権限があるなら、聞いても何も答えないってことは
十分あり得るよ。
[頬を膨らませるメイの様子に笑いながら]
ごめんごめん。
でもああいうタイプ、いるからねえ。
素直になれないってヤツ?
[気持ちが切り替わったらしいメイの様子を見て]
そういうこと。
せっかくなんだから楽しまないと損だし!
考えるのに飽きたら、ほかにもスパもあるプールもあるで
気分転換には事欠かないからね。
いってらっしゃーい。
何か見つけたら報告よろしく♪
[メイを見送り、残りのアイスティーを飲み終えると*自室の片づけを再開した*]
[重い足取りで部屋を出る。
レストランに向かう途中、メッセージボードで足を止め、不快の念を顔に浮かべた。
昨晩リボンを施したドアにしてもそうだ]
趣味悪……。
[顔をしかめて呆然と眺めていたが、デジカメを取り出すと数回シャッターを切った]
ここに、視線を集めたいのかな。
[ラウンジを見渡すが人影はなく、ニーナはその足をローズマリーの部屋へと向かわせた]
[扉の前で一度立ち止まり]
あたしの部屋の、向かいと隣…。
[603号室をノックして、ノブを回す]
なんで開くの。
[苦笑を漏らし、開いた扉の前でしばし躊躇していたが、意を決して中へ足を踏み入れる。
手探りで扉の横の壁のスイッチを押して、室内灯をつける。
無人であること、そして、ベッドの布団が乱れていることを確認すると、バスルームの扉を開く]
[ポシェットから取り出したデジカメにバスルームの様子を収めると、口元に手をあてて考え込みながら、ローズマリーの部屋を出て行った]
[レストランに足を踏み入れると、まん次郎の姿だけがあった]
お邪魔します。
[向かいの席に腰を下ろして、頭を抱えながらメニューと睨み合う]
えーと…。
トマトのリゾット下さい。
[メイやギルバート、キャロルが話していたという内容を、まん次郎から聞きかじる。
運ばれてきたリゾットを、押し流すように胃に入れて]
ごちそうさまです。
ちょっと探検してきますね。
[ふらふらとレストランを出て行くと、切り刻まれたリボンを踏まないように注意しながら*メインデッキへ向かった*]
[デッキで夜風にあたっていたが、一向に気分はよくならず、うくくくくく、と小さく笑っている]
は〜き〜そ〜お〜。
でもあと一歩たりな〜い。
昼間寝すぎて目冴えちゃってるし、どうしたらいいの〜♪
[ナチュラルハイらしい]
くそっ。
[苛立ちのあまりミニシアターの座椅子を蹴り上げる。
6F、7Fの人の隠れられそうな場所、隠し通路の類についてはあらかた調べ上げた。
ケナーにしぶい顔をされながら冷凍貯蔵庫まで開けさせて。
しかし収穫はなく、残すは個人の客室と、リボンの残骸の散らばる外側から施錠された階下への階段の向こう側のみだった]
どうも腑に落ちない。
楽観的に考えれば、ツアーの余興、階下に閉じこもったアーヴァインがなんらかのルールに乗っ取って参加者の内何人かを脱落者として階下へ隔離しているのだろう。
だが、あまりに悪趣味な演出と、余興らしからぬ放置ぶりに、頭の中で警戒信号が鳴り響いていた。
[ひとつ、大きく深呼吸してラウンジへ向かう]
ここからは平常心だ。
いたずらに皆の不安感を煽る必要は無い。
だが、自分だけでも用心していなければ。
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