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[赤線が引かれた少女の家を訪ねられ、
狭い村の利点とも言える口頭で簡単に説明する。]
確かめるって何を?
――ってちょっとお前、待て!
っ…せっかちだな。まだあれも施して無いのに。
お前だって候補の一員になるだろうが。
この手紙が関係有るなら。
[村に息衝く言い伝え。
このご時世にとは思うが、用心に越した事は無い。]
あ…ミナツ!
良かった、行き違いにならずに済んで。
ねぇ、ミナツのところにもこの手紙ってきて…ぇ?
神隠し?アンが?どうして…?
…とりあえず、アンの家、行ってみよう。
だって、嘘かもしれないじゃない。
アンがいなくなったなんて、信じたくないもの。…ね?
ま。此処で燻っていても仕事にはなりませんし。
出張サービスしましょうか。
[化粧道具を手に取り家を出る。]
おや、年頃の女性がお揃いで。
何かの相談ですか?
[途中、オトハとヒナの姿を見かけては声をかけた。]
[することもなく、村の通りをただ歩く。
そこで通りすがったアンの自宅は、
アンが神隠しにあっただのと騒ぎになっていた]
神隠し、ねえ……。
言い伝えに見せ掛けた事件の方がしっくりくるけどね。
ミナツ。お前にも手紙が?
書かれてる人が、神隠しに…?
[アンの説明を加えた後、思案し、一度示す手紙の一文は]
“次は 誰に しようかな”
この、「次」が神隠しを指しているならば…まさか。また行方不明者が出るかもしれない の、か。
ミナツの名もこの手紙に載ってるな。
……だけど、おまえまで消えるなんて……
[だめだ。ふとミナツから視線を逸らして、口をついて出たのはそんな言葉*]
[ンガムラに声をかけられると、やや狼狽えて]
あ…い、いえ、ただ、アンさん心配ですねって。
あの…。
「占い」で、何かわからないかって、お願いを…
[彼からも目をそらす]
アンの家見えたけど…何だか騒ぎになってるみたいね…
あ、ミナツ?どうし…あ。
ムカイも、来てたの。
ねぇ、アン、本当に居なくなっちゃったの?
神隠しって…そん、な。
手紙に書かれてる人がって、ミナツもムカイも私も─…
そういえばシンヤも、書かれてたよね。
ねぇ、ムカイ、ミナツ。シンヤには会った?
会ってない、なら…私、探してくる!
おおムカイの所の
[>>25聞いたかと聞かれるといぶかしげに眉を寄せ]
神隠し!なるほど、赤い靴が?へえ!
矢張りお前ン所にも届いてたな
ンガムラの所にも届いていた
一覧の全員に届いたと思うのが自然 か
合計は11名…この面子に一体どういう意味が…
犯行声明、面白い考え方だ
有り得るな、だとしたらその一覧はカミサマとやらの怒りでも買ったか?
[ブツブツと呟くと、ハッと笑った。そして向井の声に孕む怒気に気付くと]
なんだ、恋人だったか?
彼女探すなら手伝ってもいい
何せ神隠し だ。興味深い。
[合流する学生達の様子も見ながら、*アンの家の方をみやった*]
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