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なるほど。収穫祭の出し物の練習ですか。
[細い目をこらしてヴィンセントの足の運びを追う。視界の隅に酒瓶が見えたが、見なかったことにした。
しばし、見つめる。
真似て、踊ってみた]
と、と、おおっと。
先生、私には難しいようだ。
[真顔で言った]
[集会場に何となく顔を出してみたら年配の男性が2人して不思議な踊りを踊っていた。]
何のおまじないですか・・・・?
[思わず口から漏れた言葉はそんな内容だった。]
いや、いや、先生こそ。
[>>35なぜかすがすがしい表情で額の汗をぬぐいつつ]
ええ、聞きました。魔女に、というより私が聞いたのは「魔女狩り」に、でしたが。
最近、ですか。こんな話が出たのは。いやお恥ずかしい話、村を空けることの方が多くて少し話を聞けたらと思ったのですが。
なるほど、集会場。あそこには古い記録もあるでしょうし調べてみるのもいいかもしれない。
そうね。
わたし1人で村全員、は手に余るわ。
[幾らか残念そうだ。]
村の中のつまらないことに興味をもつ何人かがロクでもない死に方をすれば… 変な道へ近づくこともなくなるでしょう。
やあシャーロット……ってええ!?
[>>34村長の娘への挨拶は、医者の言うことに遮られた。
驚いて目を開いた――あんまり変わらなかった]
ヒューバートさん、戻られてたんですね。
お帰りなさい。
[にっこり微笑んだ。]
ウェンディがお土産の本、楽しみにしてましたよ。
お二人も聞いた… みたいですね?
魔女狩りの再来だとかって。いまどき、そんなバカなことあるもんなんでしょうか。
[自警団長の大真面目な顔は見た。そんな悪趣味な冗談を言う人でないことも知っている。
でも…。それでも首をかしげざるを得ないのだ。]
はい、ただいま。シャーロットもお利口に――これはまた年寄りと言われてしまうかな。
ウェンディには喜んでもらえたようです、一安心ですよ。
[>>40微笑む娘に目を細めた]
魔女狩り、ですね。私も今し方聞いたところですが、今の時点ではあるともないとも言えません。
私も先生と同じで、彼が言うから気になる、というところですが――
ウェンディと同じ年扱いされるのはちょっと…。
[苦笑した。]
自警団長は本気なのは確かですね。お父様と何か深刻に話しあってたみたいですから。
そもそも、魔女って何なんですか…? お伽噺じゃ…。
[ああもちろん恋ではないです、とは言わずにおいて]
少し、換気した方がよさそうですね。
[もう一つ言いかけた、村の外で聞いた魔女狩りの噂も飲み込んで、集会場の窓を開けた]
この辺り、昔魔女が居たとかなんとかそういう話があるんだよね、確か。
ニーナも知らないみたいだったな。
[『お伽噺』という言葉に小さく笑う。
開かれた窓から差し込む西日が、テーブルの上の古書に注いだ]
アーヴァインは何を調べようとしていたのかな。
[開かれていたのは、処刑される魔女の挿絵のページ。
肩をすくめてヒューバートを見やる]
他の地方でもこういうの根強いんですか?
魔女が居た?
それで、この村が魔女の村だからとか言うんでしょうか…。
[窓から入る風が妙に薄寒く感じられた。]
何を調べているかは、危険だから聞くなって言われました、ね。
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