情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
私が赤好きと言ったから?見せてくだすったの?
[来いと誘うた蛇の瞳に問いかける。とてもとても嬉しそう。共にビャルネの傍にそろりと足を偲ばせると、つい、と指を這わせて赤を舐めやる]
彼にも言ったのよ。赤が好きって。覚えててくれたのは、嬉しいわ。
[ビャルネの喉に白刃が振り下りる瞬間も、伏せ目がちの瞳は緩く柔らかく見つめます]
[背に受けた、イェンニの恨みがましい視線には
気付かずも―――確信と必要を持って長引かせた
断末魔とその赤は不満をそのままにさせたろうか。
もはや骸となったビャルネに詫びて触れるレイヨの
横顔をしばらく眺めていて…やがて吐息を漏らし]
戻ることが必要なら…そうするといい。
[運ぶ手助けに関しては、黙して被りを振る。
必要なのはこの場で雪を掘って埋める人手であり、
レイヨがその作業に適しているとは思えずに――]
[テント内にも漂う険呑な雰囲気。
嫌な予感がした。
テントを出て、見つけたもの。
それは――]
っ、まさか
[雪の白と血の赤のコントラスト。
熱を持っていた肉体が、冷えた肉塊に変わる。
獣が「そうなる」のは何度も見ているが――]
ビャルネが狼遣いとでも?
……。
このまま、ここにおいていくわけにはいかないの?狼が食べてくれるわよ?
ドロテア様の変わりになりましょうに。
[去るカウコには、小さく嬉しそうに「赤をありがとう」と。レイヨにもやはり視線だけで見送りを]
ビャルネ様から姉様の潔白を聞いたのよ。
それをあの人が殺したのね。…不思議。カウコは、それを知ってたのかしら。ビャルネが、彼に言ったのかしら。
それとも、たまたまかしら。
…どうだろうかな。
機会をお前から奪わずにいたかったのは、確かだ。
[ビャルネの肺から抜けきらぬあたたかい空気が、
かぱ、ぐぱ、とまだ喉の刺創を泡立たせている。
しばらく見詰めていたが…イェンニを振り返り、]
彼――… カウコかね。それともビャルネ?
[尋ねながら、両方だろうかとも含む。
妹分の後ろへ獣医たるウルスラを見つけて眉を下げ]
…先生。
ビャルネは妙なことを言ってはいたが――
/*
うん、ダメならさっさと落ちよう。
まだ寝られないけど。
なんかすげー中の人的にビシビシ来てる。
今回のパッシブスキル発動ぶりには過去に前例がない。
カウコによ。ビャルネにも言ったかしら?
でも、どうでもいいことだわ。
[ちろり、ちろり。まだ温い血は口に優しい。ウルスラの姿にもにっこりと]
ごきげんよう。カウコがやったのよ。
どうしてかしらね。どうやって、狼使いと思ったのかしらね。
[トゥーリッキに声をかけられる。
相棒は襟巻の如く蛇遣いの首に
巻きついているだろうか]
妙なこと……ビャルネから聞いたので
私が知ってるのはひとつだけ、だけどね。
[狼遣いに協力する者の存在。
それだけだ。
イェンニの挨拶には緊迫した空気の中で
毒気を抜かれたながらも]
この状態で、わざわざ愉しみで殺す奴がいるとは
思えないけどねえ。
自分の命さえ危うい、こんな時にさ。
――うむ。
イェンニにそう告げたと…あたしもあの後聞いた。
[潔白。まじないかどうかも知れぬそれ。
イェンニの言をついで、ウルスラへも伝える。
"あの後"、は彼女と自身、
そしてビャルネの三人で話した後を示していて]
どう思う、先生。
あまり口にせぬ方がよいかね…
或いはまじない師が死んだかもしれん、とは。
…村の中まで狼がうろつきだすと、
家から出られず孤立する者が出てしまうぞ。
ドロテアの代わり――と言ってやるな。
長老さまも仰っていたろう、代わりはいないと。
[老爺の唯一の慰めだろう言を思い起こしながら、
イェンニを窘める。血を舐める所作は窘めぬけれど]
…カウコに、か。
ビャルネが殺されたのは…あたしの所為だろうな。
[胸裡へ確かめるよう、零す。ビャルネの杖を持ち]
あたしはカウコへ、あたしを潔白だと
言ってくれてる者が居るとは言ったが…
ビャルネがそうだとは、教えなかったんだ。
[偽りなき感慨のままに、白蛇に触れつぶやく。
冷える屋外――それはまた動かなくなっている。]
まじない師の可能性を見ていたら、
カウコは白髪頭を殺さなかったかもしれん。
ってことは…イェンニは「白」ってことかい。
[確認するように、もう一度尋ねる]
「黒」であれば、言う必要もあるだろうけど。
「白」だっていうなら無闇に言いふらさない方が
いいかもしれないね。
…まじない師については、
ある意味もうバレてるわけだしねえ。
ビャルネも容疑者である以上、
まじない師の可能性もあるわけでね。
ちょっと頭があるなら、誰でも気づくさ。
[可能性があるからこそ、ビャルネも生かされていたのだから]
ビャルネ様、何を仰っていたの?
[妙なこと、というウルスラへ]
……。何もかも、カウコに聞けば良いことだわ。こうも堂々と殺したのなら、申し開きする用意がある筈よ?それが怪しければ、彼を殺ればいいことよ。
あぁ、その時は是非私に。
その"ひとつだけ"は…ああ。
一緒に聞いた。
[狼使いに味方する者、その一人の存在。
蛇遣いが、ウルスラと共有すると知る情報。]
あれについては、口外してないがね。
恐怖にかられた皆が、自分こそその「一人」だと
思い込んでしまうときが…恐ろしいからな。
[詳細は口に出さぬまま、ウルスラの瞳へ視線あて
彼女の見解が知りたいと求める態で目配せをした。]
[ウルスラの言を耳にとめ、ほんの僅か、顔を顰めて]
では。カウコがビャルネ様を殺したのは「呪い師の可能性を見ていない」ということ?
それは本人が呪い師でないとわからないわね。それとも、決定的な証拠を掴んだか。
…どうでもいいわ。考えるより、聞いたほうがはやそうですもの。
で、ビャルネ様どうしますの?
[先生?姉様?と。自分はまだ埋めるのはつまらないと思いつつ。唇は寒空の下に不似合いなほど赤く染まり]
否、…
ビャルネが言っていた「白」は
あたしだな。――"トゥーリッキ"。
[ウルスラの確認へは、つと自らを示し訂正を。
この地に住まいする折に、長老が伝承から取って
名付けした――――蛇使いのこの地での呼び名。]
それをイェンニが聞いたのさ。
他に聞いたやつがいるかどうかは…わからん。
…そう、言いふらせないからな。
だが先刻… ビャルネに他を尋ねようとして
促したから、他へ勘づかれてる可能性もある。
…なんでだい?
憎んでいるのか?カウコのことを。
[尋ねる呟きは、イェンニの最後の言葉に反応したもの。
そこだけが変な色彩を持って耳に届いて
他の言葉には反応できなかった]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了