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思春期って難しい。
なぁ?
[誰にともなく同意を求めしみじみと言って、わたあめを口にする]
レインボーわたあめとか作ったら売れんじゃないか。
[食品添加物なんて気にしない医者が*ここに*]
パッケージのイラストが冥王星人って、随分マイナー路線なのね、今年は。
[結城が買ってきたわたあめに手を伸ばしながら、袋をまじまじと眺めた。
半ば変装大会になっている室内を軽く見渡し]
何となくどういう人選だったか。解ったような気がするわ。
[ポツリと呟き食後のお茶を用意した。]
[人数分のお茶を淹れ]
でも見回り係りと言ってわざわざ人を集めておきながら、テキトーに見回るだけってなんか変よねぇ。
畑くんはダウンしても、アンが突然飛び出していっても、何にも言ってこないなんて。
一体何のために人を集めたんでしょう?
[お茶を啜りつつ首をかしげた。]
森山さん、名簿見つけてくれたのね。ありがとう。一体何処に落ちてたのかしらね。
[深々と頭を下げ感謝の意を述べた。と、目にした名簿に妙な染みが付いていることに気付き、何となく背筋か寒くなるような錯覚を覚える。]
……あ、そういえばお兄さんは見つかったのかしら?
[話題を変えるように菊子の兄の事を訊ねた。]
わーい。
牧野下さんにも本部長にも褒めてもらいました。
[勝利の雄たけびをあげながら、ロコモコもぐもぐ]
あれ?先生、髷外しちゃったんですか?
似合ってたのに。
[ロコモコのあとは、食後のデザートにわたあめをぱふぱふぱふ]
[今更ながらに、室内を見渡して]
あ。アンさんが居ないんだ。
……突然飛び出して行ったんですか!?ふえー。なんでだろ。
あと、畑くんが昏倒!??
だだだ大丈夫だったんですか!?それ。
何だよー。自分ばっかりがドラマチックかと思ってたら。
事件は実行委員室でも起こっていたんですね。
>>43
名簿はねぇ、通信室??みたいなトコに落ちてたんですよ。
もしかして、牧野下さん寄りました?
なんか、血糊みたいのが、べったり部屋中についてました。
気持ち悪かったなぁ。
だけど、あれは多分本物の血じゃないですね。女の勘!
ただのいたずらにしては、手が込んでますよね。
通信機械もばっちり壊されてたし。
……いや、近くで確認した訳じゃないけど、モニタ割れてたし、バネがびよーーんってなってたから。
牧野下さんが覗いた時は、何も無かったです?
これって、事務局に報告した方が良いのかしら。
お、お兄ちゃんは……。見つかってません。
おにいちゃんの、ばかーー!!
[勝利の雄叫びを上げる菊子に、クルミはほんの少しだけ口許を緩めた。が、やはり能面なのには変わりは無いのだが。]
そう。アンが急に飛び出していって。畑くんは突然ばたんきゅー。じっちゃんの名にかけて原因を解明したくても、あまりにも情報が無くて。
[菊子に相槌を打ちながら二杯目のお茶を注ぐ。]
名簿は通信室に落ちていたの?
[発見場所を聞くとどきんとする。確か通信室は…]
血糊…あ、でも人の血じゃないんだ。それは良かった…のかな?
[お茶をゴクリ]
通信機械も壊れていたんだ。わたし血糊にびっくりしちゃって、そこまで見てなかったわ。見回り係として失格よね。
[バネがびよーんの言葉に、記憶を辿ってみる。確かにモニタや色んな部分が壊れていた。
しかし異変に気付いていながら事務局に連絡をしないことを職務怠慢と言われるのが嫌なので、あえて知らない振りをした。]
でも悪戯にしては手が込んでいるわよね。通信機械を壊すなんて。事務局には…言った方が良いのかもしれないわね。
[菊子が特選和菓子セットに手を伸ばしたのを見て、そろそろ追加も必要だしと思いながら。]
森山さんのお兄さんは結局見つからなかったんですね。お気の毒に…。
[迷うにしろこれじゃ遭難だろうとぼんやりと考えながらわたあめを頬張り]
見回りが係の仕事ですが。考えようによってはお上が投げやりの方が、こっちもテキトーに事を済ますことが出来るので、良いと言えば良いんですけどもね。
だったら何故人を集めたんだろうって話に戻ったりするんですが。
[ソファに不貞寝しながら携帯をいじっているクラスメイトをちらりと見て、ますます上の考えが解らないといわんばかりの表情を浮かべた。]
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