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―駅舎→機関車内三等車―
[不似合な大きな鞄を持ち上げて、ゆっくりとゆっくりと機関車の方へ。
切符を確かめて、自分の席へと急ぐ。]
早く休みたいわ―…‥
もうあの人の事を考えたくないから――。
私の求めている物をくれない人は要らないの。
今度は、いるかしらそんな人――、
――いえ、そんな物かしら。
[独り言を言いながら、席に座る。
そして、鞄から取り出すのはタローカード。]
─数十分後─
ありがとう。
[マティアスの旅券とチケットで無事に乗降手続きを終え、三等車へと向かう]
あの子もこの列車に乗るみたいだけど、どうなるのかしら。
[先ほどの少女のことを思い出すその表情は……**]
>>43
犠牲、ですか。
[柔和な笑みで兎と握手している男が言いかけた言葉、反芻してしばし黙したが]
……。
発展に犠牲はつきものだなどとは言いません。ワタシがこの鉄道に出来ることがあるとすれば、乗り続けることくらい、でしょうか。
[独り言めいて言ったあと、男を見なおして]
詳しいのですね。
[訪ねるような、感心するような口調で、ゆるく首を傾げた]
>>47
いろんな、ですか。
[おどける姿に、くすりと笑みをこぼして]
なるほど。だったら興味を持つのも当然ですね。パトロンが、その出資先の動向を気にするのと同じようなものでしょう。だとすると、このまま乗車されたりもするのでしょうか?
[軽い口調に、返す言葉は半ばつられた緩やかな音]
[続いた言葉には、一度、もう一度瞬きをしてから]
……そうですね、ウラジオストックまで行けば早く仲間に追いつけますが。今のは、犠牲の上に立つのなら、それはせいぜい利用しなければいけないな、という意味です。投資したものを無駄にする、それこそ「犠牲」だと思うので。
[その辺は、嘘偽り無い音でもって言って、にぱっと笑う。旅券の入った内ポケットの当たりを手で押さえた]
−プラットホーム→コンパートメント−
…やぁ、これまた随分と美しく麗しいお姿だ。
[プラットホームにある列車の姿を、視界に収める。
そうすると唇が少しだけ吊りあがって賛辞の言葉を刻んだ。
既に咥えたチョコレートバーは既に形を消し、幾らか薄い唇に
甘いチョコレートの香りだけが名残。
乗りこんだ先は一等車両、ピェルヴィクラース。
改札を済ませてソファになった寝台に腰かけると先程食堂で開いた分厚い手帳を
懐から引っ張り出して万年筆で文字を書きつけ始める]
『甘き酒、甘し飯、甘し話に未知満ちる。
旅は情緒に富み、偶然と必然に満ちた愉しくうつくしきもの。
押し並べて旅とは斯く在るべきである』
[黒葡萄の万年筆、神経質そうな文字。
書き終えると買い込んだ袋の中からピロシキの包みを一つ取りだした。
焼いた小麦独特の少し甘く香ばしい匂いがコンパートメントに広がる]
>>52
お祭り好きですか。なるほど?
[相手の言いようにくすくすと笑いながら。拳を打つ様に、笑みは消さずにぽり、と頬を掻いて]
こう見えても、一楽団の指揮者なのです。あまり気ままにひとり旅というわけにもいきません。
[兎の手を取る男に、というより兎に向かって、人気者だねえ、などと戯れたりもするが。向けられる笑みに、ゆるりと頷いて]
こちらこそ。賑やかな旅路になりそうで、嬉しいです。
では、また、後ほど。
[去る背に、そう、言葉を向けた]
─車内→三等車─
[白い日傘を左手に、皮製のトランクを右手に、優雅に歩く。
バケモノを見るような目で見られてば、嫣然と微笑み投げキッスを送る]
ホホホホ。
[慌てて目を逸らす彼らに目を細める]
……。まあ、小さななり、は余計です。
[確かに男の姿を見送ってから、半眼になって、ぽつりとつぶやく]
ねえ、ヤナーチェク。
[兎の、名を呼ぶ。ぬいぐるみは、かくん、と首を傾げた]
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