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[柔らかい髪をくしゃくしゃに撫でて満足したところで、
ツキハナに譲るべくスイを放そう。ぐへへ]
まあ。それだけかな。
いや、他にもあった気もしたけど。
[色々考え中]
>>*3
うん。そうだね。届かないかもしれないけど、届けないと"次"に行けないんだね。
[今までとは違うしっかりとした声音でそう告げた]
甘えていい?
[少し照れたようにはにかんだ]
まだ、親の知らないところで独りで苦しむような年じゃないでしょうに。
[スイの背中を、赤子にするように優しく叩く]
お母さんは、スイが幸せになりますようにって思ってるのよ?
>>43
じーちゃんはじーちゃんだもの。
じーちゃんじゃないかもしれないけど、いいんだ。おいら、じーちゃんのこと好きだよ。
>>44
そんな子供じゃないよ……でも、ありがとう。
[ツキハナの腕の中で、最初は小さく震えていたが、やがて落ち着くと*いつの間にか眠ってしまった*]
[ユウキの指摘に哀しい顔]
お、お、覚えてるわい。
でもあんまり話長いのもあれだから…!
お爺ちゃんは今日はもうアンの寝顔見てから寝よう。
[お爺ちゃんは日付変わると眠くて仕方ないらしい]
親にとって、子供はいつまでも子供なのよぉ。
[言ってから、それは父から見た自分もそうであるのだろうと思い、小さく笑う。
スイの顔を覗き込んだ]
寝ちゃったわ。
はい。じゃあ……行ってきます。
おいらね、おとーさんがユウキさんでよかったよ。いっぱいいっぱい。ありがとう。
あ! かーさんの腕の中で寝ちゃってごめんね!
[冗談めかして明るく*告げた*]
冗談です。
[ベックとは対照的に、にっこり笑んだ]
誰しも忘れていることはありますしね。
……良い夢を。
[眠りについた子どもを見ながら、囁く]
行って来い、
帰って来るな。
[素っ気無くも聞こえる物言い]
俺はなぁんにも、してないさ。
[終わりの言葉には、許さん、と*笑った*]
……ん、運ぶ、運ぶ。
[苦笑。煙草は結局、ポケットの中に戻った。
ツキハナに寄りかかるスイの頭を、そっと撫でる]
ガキは素直が一番だなぁ。
[今までよりも崩れた口調で呟くと、細い身体を受け取り、抱きかかえた]
目を離した隙に、大人になってしまうんでしょうねぇ。
[眩しいというように目を細めてから、ユウキの瞳を覗き込む]
何が、欲しいんですか?
[声を潜め、煙草の仕舞われた先を見つめた]
そーだなぁ。
[何処か、気のない返事。
が、眼を覗き込まれた上、次いだ問いかけにまたたいた]
欲しい? ああ。
[視線の動きに思い当たってようで、声をあげ]
……君が欲しい。
なんて。
[軽く笑った。
眠るスイを部屋へと運ぼうと歩みだして]
……ツキハナさんは。
なにか、したいことあるかな。
どうしたいか。
[背を向けたまま、問いかけた]
ベタですねぇ。
[近づいて、指先でユウキの白衣をつまんで振り向かせる]
私の望みは……。
思い出せません。
[背伸びをして、先ほどより近く覗き込んだ。
浮かんでは消えるひっかかりを思いながら]
[伸ばした指先が、ユウキの頬を撫でた]
それは、どうでしょう。
[指先を見つめ、そこに残る感覚に顔を歪める]
“あなた”はそんなに――。
[優しく笑う人でしたか?と、掠れた声は雨音に負けるほど*微かだった*]
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