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[薬屋の言葉に呆けた顔のまま、目を瞬いた。
のろのろと首を振り、視線を空から地に落とす。]
思い出してたんです。
ネギヤ君のお通夜の夜も、こんな風に綺麗な月だったなぁって。
[そこまで口にして、はっと息を飲む。]
私、何言ってるのかしら。
月を見てたら何か……。
[視線を落としたまま、眉を寄せた。]
何か……思い出したような気がして。
[不安げに視線を泳がせたのち、首をひねり歩き出した男の後を数歩遅れて追う。]
やっぱり、月を見てると良くないんでしょうか……。
[近くにすり寄ってきた猫に気づくと、足を止めて抱え上げる。誰かの視線につられるように、月を見上げる。]
ほぁ…
[感嘆するような息を吐いて、見惚れている。腕の中の猫がにゃおーんと鳴いた。]
…ありがと
[歓迎するというギンスイににこっと笑いかけると、袋を開け始める。袋の口から素早い動きのフナムシが飛び出してくると、目がきらりと光った。]
ふしゃ!
[一目散に物陰へと隠れようとするフナムシを追いかけて、部屋の中を駈けずり回る。ギンスイを跳ね飛ばしたり、何かを踏んづけたり、ひっくり返したりしたかもしれない。]
♪りぺたびだんら るっぱてぃるぴらん
これかん こっかや きりがんぐ
ぁらっつぁっつぁーや りびだびりんらば
りつたんでぃんらん でんらんど
……そろそろ溶けたか?
[冷蔵庫から林檎を取り出し、次々と飴につける]
♪わば りっぱった ぱりっぱりっ
ばりびりびりびりすって でんらんど
何で林檎なんかこの時期にあったんだろうなー。
♪やば りんらん すてんらん でいあろー
わらば るぶるぶるぶるぶ どぅぃえぶー
[器に紙を敷き、林檎を置く]
よし完成ー。
俺、甘いもん作ってばっかりだな。
[小さい窓から外を見ると、
松明と月と星がそれはそれは綺麗で、しばらくぼーっと見惚れていた]
ちょっと暑いな。
[外の空気にでも当たろうと腰を上げ、まだ熱いりんご飴を持って歩き出す]
……りんご飴は、ばーちゃんは作ってくれなかったな。
生きてたらもっと…
…?
[何か引っかかったのだが、何が引っかかったのか本人にも分からない]
まあいいや。
♪わっでぃ(づ)だ りんらん すでんらん どばだか
だかだが どぅどぅ でいあどー
[調理室から出て、声のするほうを見ると鈴木?少年が]
お?どうした?何、フナムシ?
…って、宿舎にフナムシがごっそりいるってことかよ。女子供は大丈夫か。
[部屋を片付け始めた]
[隣の部屋の騒がしさに覗いてみて]
まーったく!
静かにしてな…
[フナムシと走りまわる猫少年と、戸惑っているギンスイ]
フナ、ナ、ナ
………。
あ゛ーーーーーーーーーーーっ
[*卒倒*]
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