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■名前:セシリア=シライシ(女)
■好きなもの:
打ちやすい電卓と短歌。
■将来の夢:
今年は駄目だったけど、やっぱり先生になりたいな。
■部活動:
化学部。うちでは今でも三角フラスコがやかん代わりです。
■委員会:
ベルマーク委員会。在任中にピアノを貰えたのが自慢。
■想い出に残っている行事:
林間学校。というよりは自給自足のアウトドアだったわね。
■フリースペース:
風車村の商店街で実家の手伝いしてます。
近くに住んでる人がいたら飲みにいきましょう。
[書き終えた用紙をバインダーに挟みながらナサニエルに答えて]
ハーくんにクインかぁ、懐かしいね。
みんな忙しいだろうから人が少ないんじゃないかと思ってたけどなんだかんだ時間やりくりして来てるんだ。
[嬉しそうに笑うと、サイン帳をぱらぱらと捲る]
あ、そういえばナサくんバレー部だったね。
抜け道使うときに外のバレーコートでよく見たなぁ。
あぁ、何だか懐かしい面子が勢揃いって感じだよなぁ。セッシーもあんま変わってねぇし…。
やっぱりみんな忙しいんだろう?俺らの歳になれば。でもよく集めたよなぁ、アーヴのおっさん。
[しみじみとした口調で、セシリアに相槌を打ちながら]
そ、男だらけのむさいバレー部だったのよん♪
せめてマネージャー位は女が良かったなぁって言う位男だらけのな。
抜け道としてよく横切っていく女子の姿が眩しかったあの頃…。
[視線は窓の外に広がる校庭に注がれて。]
[変わってない、の言葉に笑って答える]
若いって誉めてくれてるのか、子供って言われてるのか判断に困るわね。
バレー部のマネージャー……ああっ。
思い出した、うわぁ、懐かしい。
あのなよっとした感じの人だよね、いっこ下だったっけ?
女の子の姿が眩しいって、高校生らしく白球追いなさいよ。
[ナサニエルの視線につられて校庭をみやりながら、おおきなあくびをひとつ]
いや、別に子供染みてるっていう意味で言った訳じゃねぇからな?
[笑う姿に誘われてケラケラと声を上げて]
そそ、俺らよりもいっこ下の子な?
見た目はなよってたけど、あれでも部内一の男気溢れる男だったんだぜ?
ま、一部の女子からは、ちょっと変わった目で見られてたようだけどなぁ。
俺らが女子の姿を目で追ってたのと同じような感じか?
[くすりと笑みを零せば、欠伸をするセシリアに気付き]
来て早々お疲れのようだなぁ。今住んでいる所って、ここから結構遠いのか?
[どれくらいそうしていたのか、気がつけば猫は腕の中から逃げ出していた]
戻ろう。
そろそろ、人、来てるかな。
[ジャケットについた白い毛を取りながら、教室へ足を向けた]
[マネージャーの話題に答えて]
ううん、誰目当てでバレー部のマネージャーになったんだろうね、って噂してたんだよ。
男気って、じゃあかなりやる気のある人だったんだね、悪いことしちゃった。
[あくびを見られてあわてて手で口元を隠す]
あ、ううん。バスで30分かからないよ。
眠いのは泊り込みの同窓会でしょ?
実家の手伝いをまとめて片してきちゃったのよ。
それで昨日はあんまり寝てないんだ。
[教室からは話し声が零れていて、人が増えていることを予感させる]
久しぶり。
元気そうだね。
[開いた扉の向こうに見えた笑顔に目を細める。
教卓の上のバインダーを開くと]
クインジーに、ナサニエルに、セシリアさん。
これで5人か。
集まってきたね。
[校門の石柱に隠れるようにして、ちらちらと校舎を覗く影ひとつ。何かを思いつめたかのように睫毛を伏せ、何度目かの溜め息を零す。]
こんなことで考え込むなんてバカみたい。
そもそもどうしてわたくしがまたここに来なくてはならないの?…冗談じゃないわ…。
[そう吐き棄ててきゅっと唇を噛み、睨みつけるように校舎を一瞥する。
そしてくるりときびすを返すと、半ば逃げ去るようにしてその場から*姿を消した。*]
誰目当てって…。
俺ら健全な部活動を行っていただけナンデスガ!
ま、誤解も青春の産物って奴だろうから気にすんな。
そのマネージャーだった奴だけど、今は医学部に進んでガンガン勉強し捲くっているって話だけどな。俺もこの前あったけど、かっこ良くなってたぞ。昔とは別の意味で女の注目の的だろうよ。
[少しだけ悪びれる様子を見せるセシリアに、手をひらひら振って見せ]
バスで30分なら結構近いんだな。いい所に住んでんじゃん。
そかそか、家の手伝いで寝てねぇのか。ま、泊り込みだから時間は有るだろうし。色々と無理すんなよ?
[教室に戻ってきたハーヴェイに笑って挨拶する]
ハーくん?
へえ、なんだか雰囲気落ち着いちゃって。
ハーくんは大学に進んだんだっけ?
[静かに教室へと入ってきたハーヴェイに気付き]
よ!ハーヴ。久し振りだな。
落ち着いた雰囲気は相変らずだなぁ。元気でやってっか?
[机に腰掛けたまま上体を捻り、ハーヴェイに向かって手を挙げた。]
[ナサニエルのいい所に住んでるという言葉に実家の周りを思い浮かべて]
そう…かな?
あの辺もたいがい田舎だよ。
村一番賑わってる商店街に、おじさんがランニング姿で電池買いに来るようなとこだもん。
[無理するなよ、という言葉には素直に頷くと]
そうね、みんなが集まった頃に寝てたんじゃつまらないし、後で科学室の準備室で仮眠してくるわ。
良いじゃねぇかよ、その緩さ。都会ではなかなか見られねぇぞ?オヤジがランニング姿で電池買いに来るなんて。
まぁ、日本に限らず住む場所は緩い方が良いと思うぜ?うん。
[素直に頷く仕草を見て、一人納得したように首を上下に揺らしながら]
どうせ仮眠するなら科学室じゃなく、ベッドがある保健室に行ったらどうだ?つい最近まで生徒が居たんだ。汚ねぇって事はねえだろうから、な?
[ハーヴェイのおどけた口調に笑って]
歳相応の大人になったと思ったけど、そういうところ相変わらずね。
ほんとに文学部行ったんだ。
最後聞きそびれてどうなったか気になってたのよ。
へええ、じゃあ将来は物書きの先生だ?
デビューしたら印税でラーメンおごってね?
え? わたしは理学部。
先生になりたくて免状取ったのは良いけど就職なくって、今は実家のお手伝い。
[ハーヴェイを小突きながらナサニエルに答えて]
ありがと、でも懐かしいからやっぱりあそこで寝てくるわ。
アルコールランプ灯して百物語とか、2リットルビーカーでチキンラーメンとか、思い出がいっぱい、なのよ。
……さて、と。
[席をたつとトランクを持って]
2人ともまた後でね。
[ハーヴェイから返ってきた答えに、ウンウン頷きながら]
人間、体が資本だからなぁ。丈夫ってだけで財産だと思うぜ?
[妙に年寄り掛かったことを口にして、現状を尋ねられれば、苦笑を漏らしながら]
俺ね、世界中の遺跡巡りの旅に出てるんだよ。金が無くなったら帰って来て、突貫で稼いでまた別な国に行くっていう根無し生活を送ってんだ。
そう言うハーヴは、大学生活はどうよ?楽しいか?
[問い掛けを*繰り返していた*]
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