[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
[不思議そうに小首をかしげて自分を見つめ返すクルミに、ドウ説明していいものか悩みながら]
さっき、ロッカは言いマシタ。「”死んでいた”」と。
私の直感、それを聞いて私に教えくれてました。
彼らがいなくなったノハ、”居るべき場所に還った”カラだと。
……ダカラ、
[そこで、一呼吸おいて]
少なくトモ、消えたノハ、クルミのせいではアリマセン。
[六花の言葉の意味はわからなかったけど、涙ぐむ彼女を抱き、先ほどして貰ったようにその頭を撫でる。
くぐもった声は言葉にならなかったけれど、その吐息は久留実の肩を暖めた。]
何で……死んだんだっけ。
木下は?
[「交通事故だよ」と答える彼女の言葉に]
奇遇じゃん。
オレもー……。って、え?
それって、バス乗ってたんじゃねえ?
[新聞の片隅を賑わせたであろう、片田舎でのバスの事故。死傷者は合わせて……]
お前も同じバスに乗ってた気がするんだよな。
あと……あのサングラスのイギリス人も。
それから……。
デモ……
[ぽつり、と続ける]
それならば、ナゼ、彼らは存在しましたか…?
あなたが知っている、と私の直感は告げマシタ。
あなたは、彼らが”存在していた理由”を知っていマスか??
わ、悪ぃ!
もう少し速かったら体支えられたんだけど…
[ヌイが先に行くのが見え、リウに右手を差し出す]
…ごめん。早く行きたいんだよな。
手、かせ。
[リウと2人で神殿までいきつけば、3人のやりとりを黙ってきいていた*]
[他にも見知った顔があったような。そういえばアンも乗っていただろうか?考えようとするが記憶は曖昧だ]
まぁ良いか。
とりあえず、わかってる事は、ここはオレ達が長居して良い場所じゃないって事だよな。
[マシロと言葉を交わしつつ、在るべき場所へと向かいながら。あちら側に残して来た人たちを思った]
[クルミに頭を撫でられると、身体中の力が抜けていく]
昨日、すぐ隣にいたのに、何言うの。
[いくら声を出しても、聞こえる音は確かなまま]
知らないよ。そんなの知らない。
[モミジに手を触れられると、びくりと顔を上げて]
嘘だって言って。夢だって言って。
今さっきまでいたのに。
やだよ……。
[嗄れた声を出して、その場に蹲った]
[水面の向こう側。誰かが泣いている気がして手を伸ばす]
何?何で泣いてんの?
[思わず伸ばした手が、一体誰を慰めるためのものだったのか自分自身にもわからなかったけれど。懐かしくて柔らかな感触が手の平に甦える]
泣くなよ、な。
[呟くと、その感覚を確かめるように、手を*握りしめた*]
[先程まで、語調の荒かったモミジが、優しい声を出している。
たったそれだけの事に、緊張が解け。
けれど、改めて会話を聞き始めると、つないでいた手に少し力を篭めた]
死んで、いた。…だけど、存在、していた?
…や。何、それ?神隠し、じゃなくて……。
[還っていった、なら。
きっともう…。
虚脱感と共に、会話の流れを見守る]
皆、向こう岸に帰ったんだ……。
[自分ではない誰かに向かい話し掛ける六花の背を繰り返し撫でた。]
ばあちゃんに聞いたの。
満月の夜、湖には死者の魂が帰って来るって。
あたし……会いたい人がいたから、行って…
[そこから先の記憶は定かではなく、思い出そうとするように顔をしかめた。]
……手を引いた。
でも、水の流れが強くて、次々色んなものが流れてきて……あたし……。
覚えてない。
どうしたら、引き止められるんだろね。
[同じ言葉を、自身も呟いたことを思い出し、六花の背中を撫でた。]
あたしが、誰の手を引いたのかは覚えてない。
たくさんの……なんて言えば良いんだろ、魂だったのかな。
色々なものが水と混ざりあって、流れこんで来て、覚えてないんだ。
[どうしたらいいのか、直感はそこまで教えてはくれない。
クルミとロッカにかける言葉も見つからない。]
………。
散歩、してきマス……。
[ふる、と頭をふると、ため息をついてから、そっと神殿を出て桟橋のほうへゆっくり歩いていく]
どこへゆくの?
[遠く問い掛けても、答えは返ってこない]
[モミジの『天国』という言葉が思い出されて、胸を突く。
クルミの手を握り締めて]
ひっぱられちゃ、ダメ。
たぶん。
[瞳を覗き込む]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ