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[>>53ジェスチャーするムカイに]
ギンスイ君みたいだね。
違うって何が?
[手にしていたバナナチップスの袋を差し出しながら訊ねた。
窓枠に肘を付いて、組んだ手の上に顎を乗せる。
視線は楼台があるであろう方角を見たまま、ぽつりと]
昇ってみたいなぁ。
どうやったら行けるんだろう。
リウちゃんだっけ、ラプンツェルって言ってたの?
あんな感じ。自分で言っててもわかんないけど。
[あやふやな説明をし肩を落とす。お腹が鳴った。]
………飢え死により食べて怒られる方に一票。
[目はヒナの持つ食料に*釘付け*]
分化会の生中継つうわけすか。オツなもんで。
[目尻に皺を寄せ、
少しばかり人が悪い顔つき、水晶を一瞥した。
分化会に興味は持っているらしい。]
や、やや、それは、
いや烏龍茶だけで十分っす、いただきやす!
[食事を勧められれば、
ややうろたえた態で着席し、
美味い、一言を聞くや、満面の笑みが浮かぶ]
あはは、そりゃぁ、
嬉しいす、いっちゃん嬉しい言葉すね…
何っすと?開かなくなってる?
[ヘイケの断言。
紫の魔女の大きな魔力には到底及ばず、異変の詳細までは感じ取れない。
窓へ寄って押し引きを行うも、びくともしない]
やー、まじっすね…。こりゃあ。
若いの…あん子らに任せる、すか…。
まだまだ俺ぁ、ケツ青いんかのぅ、
…頼りになるんかいな、思ってしまいまさ。
率直に言や、不安ですわ。
[歩み、神妙な顔して水晶を覗きこむ。]
>>55
ラプンツェルは道徳的によろしくないお話だと記憶しているのですが、アンさん的にその辺不満はないのでしょうか。
[雲間に月明かりが強さを増して、少しの間塔の形が浮かんだ]
高い所に行きたがるのは、煙となんとかってね。
[頬杖ついたまま、バカで結構よと*独りごちる*]
――アンさん?
[馴染みの気配がふいに近づいたように感じ、
ヘイケの言>>+1を加味して確信を持った。]
なんてこったい。
ほんじゃぁ頼みの綱は、ニワトリの前の子らのみか。
……わかりやした。
キッチンも食べ物の貯えもありやすし、飢え死の心配は当分せずに済むっすが…
[赤い月の夜だろうと、
どこか悠然と映る魔女に少々見惚れたが、
料理を口へ運ぶルリが視界に入り、気持ちを切り替えた。]
なんだか大変そう。
[ぽつり]
あ、うんとね。うんとね。お寿司、食べたいかなあ。なんだかおじちゃん、お寿司の人っぽい。
[えへへ、と*笑った*]
ヒナ先生は……見えないんですよね?
ムカイ先輩、アンさんは何て言ってるんですか?
あ。戴きます。
珍しいですね[夢の国]のバナナチップスなんて。
[袋からバナナチップスを*一枚ぱくり*]
[調理の間に、皿を片付けてくれたヒナの、手を心配しつつ、ぺこり。
幸い卵は足りた。というか、冷蔵庫にもあった]
…
[7つの皿に、ぽてっと黄色が載せられ、トマト(7等分)、胡瓜、レタスが彩りに添えられ。
菜箸を手にしたまま、こんなものかと頷いて。
仕上げに、ケチャップで、それぞれの名前を描いてみた。
トレーを両手に、こんな時魔法が使えたら便利なのに、とか思いつつ厨房を後にした]
…?
[戻ると、アンの姿は無かった。
塔がどうとか。暗い水晶を覗き込んでも、自分には何も見えなかった。
童話に関しては、何となく分かったが、ジェスチャーするには気が引けたので、無言で皿をテーブルに載せ。
アンの名前が溶け落ちていくオムレツを、自分のを食べながら眺め。
困ったように、首を傾げた*]
[ギンスイの隣で、オムレツが出来上がっていく様にひとしきりはしゃいで。皆とともに大広間に戻った]
美味い!!やっぱり卵料理はオムレツに限る。
[自分の名が書かれた皿をぱくつきつつ]
アンさん居なくなっちゃったんだ?
おトイレじゃない?おトイレ。
[適当なことを口走ったのは、オムレツに夢中だから]
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