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全く、デリカシーのないやっちゃ。
本当に無職独身五十代になるげんぞ。
そういえば、屋上も七不思議によくあるもんやな。
あったらラスボス候補や。
[三階へ向かい、更に階段を昇りつつ]
よっせ、と。
[三階に辿り着いたなら、教室に向かう前に一度立ち止まり、集う面々を確認した*だろう*]
別に、独身50代やろうとええよ
女だけが人生やないわ
嫁が見つからんかったら、仕事頑張るし
ラスボス・・・な
まぁ、それもええ
[教室の前で立ち止まる、マシロ
ついてきている人間を、確認するようだ]
…―――
あれ、アンは?
[ヨシアキの言葉に周りを見渡す]
あれ・・・?いませんね・・・どうして・・・
[少し考える]
最後に見たのって・・・いつでしたっけ?学校に入ったときには・・・いました・・・よね?
[不安に負けそうになりながら、必死に記憶をたどっている]
・・・ぼくも見て無かったです・・・
[その後ムリに出したような、少し明るい声で]
で、でもきっとトイレ・・・とかですよね。もう少し待ってみましょうか。ね?
[頷いてほしくてたまらなかった。そうだと言ってほしくてたまらなかった。そう考えるほうが現実的だと・・・そう、分かってはいるのだが・・・玄関で感じた嫌な予感が―――]
[頭痛は一瞬のことでさほど気に留めることもないと判断した。
皆について校舎の中へ。
3階へ向かう]
13段の階段についてはノートに書いてあっただろう?
[どこというのはチラッとしか見ていないので覚えていない。]
あぁ…久しぶりだな。
この感覚。
さて、“こいつら”どうしてくれようか。
[人の声に反応する仲間も多い]
とりあえず様子見で、他の奴らに任せるか。
[自ら手を下さなくても手ぐすねひいて連れ去ろうとしているのが人間のまわりにうようよしている]
現に…一人連れていかれたし。
“こやつ”しぶといな。
[なかなか意識を手放さない「器」に手こずった]
今日は我らも誰かを連れてゆくほうがいいやもしれぬ。
仲間は多いほうがよいしな。
……おらんな。
何処行ったんやろ、兄貴。
[ヨシアキが零した疑問に同意する。確認した集っている姿は、六人。己を入れて七人。一人、足りなかった]
私は、入ってくる前に見て……
それから、後ろで何か話しとる声は聞いたような気がするねんけど。誰か話しとったけ?
[周囲を見て訊ねる。セイジが話すのを聞けば]
ほうか。ならいいんやけど。
兄貴の事やさけ、迷っとらん事を祈るわ。
[頷き、やれやれというように*肩を竦めた*]
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