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…へえ、イルマが。それは楽しみだ。
[それでも、櫓が立派だと聞けば>>66写真家の顔だ。肩に背負った『相棒』も、写したくて仕方がないに違いない、と思うとわくわくしてくる]
…ん、修行か、そうだな。
納得のいく写真が撮れるまで、随分かかった。…いや、違うな。カメラに、納得のいく良いモノを撮らせようとしているうちは、全然駄目だった。
親父や爺さんには、カメラの言うことを聞けって、散々言われて、そうしているうちに、段々とカメラの心が分かってくるって言うか…
カメラが撮りたいモノと俺が残したいモノっていうのが合うようになってきて、それからだな。自分の写真に納得が行くようになったのは。
[きっと、何のことを言っているか分からないだろう。酔っぱらっている彼女は、もしかしたらエスパーではなく魔法使いだと思うかも知れない]
[その場にあるモノをあるままに、それ以上に。形として残しておきたい理由が、男にはある。
盲目の友人に、これから先――たとえどれだけ先になったとしても――彼の目に光が差した時に、自分が見てきたものを見てもらいたいから。
それがただのエゴであったとしても。
だから、形のあるモノを標本という不自然な形で残そうとするニルスには、複雑な心境を抱いていた**]
/*
ぶっちゃけ設定とか全くのノープランだった(まがお
俺ァチップ眺めててよォ、こいつ使いてェなって思って決めたからなァ。
―― 湖畔への道 ――
[ぽくぽく ぽくぽく]
[荷馬の歩みは遅い。]
[頭巾の男が、荷馬の首を叩いて宥める。]
[ほうい ほうい]
[かけ声は長閑。]
[壷を積んだ荷馬は、慎重に湖畔をゆく。]
[冬越しの間だけこの村の自宅で過ごし
雪のない季節は野を転々とする養蜂家も、
季節ごとの祝祭には人里へ姿を見せる。]
やあ、やあ
[道すがら、
イェンニとユノラフへかける挨拶も長閑。]
[――運ぶ壷の中身は、ヴァルプルギスの夜へ
間に合わなかった時期外れの蜂蜜酒<スィマ>。]
[ほうい ほうい]
[ミツバチの刺繍が施された吹き流しが、
次第に賑わいゆく湖畔の夏風に――*靡く*]
[>>77カメラについて語る彼の顔はとても楽しそうだ。
瞳には少年のような輝きが見える気がする。
しかし彼の語る言葉はイェンニ翻訳を通すと、
異世界からカメラを召喚して使役するのが大変だったと実に壮大な物語へと発展している。
召喚術と言う事は彼は魔法使いかもしれない。
エスパーもきっと仮の姿…いえ、彼の能力の一部しか見ていない故の勘違いかしら。
父親やおじいさんも同じ道を辿っていると言う事は、代々伝わる何かがあるのだろう]
……ユノラフさんは。
私のような凡人には到底達する事の出来ない
領域にいるんですね。
立派な魔法使いになってくださいね。
応援していますわ。
[もはやカメラはどこいった。
異常ステータス:酔っ払いの効果を消さなければ
今の…に突っ込んでも無駄だろう。
適当に話を受け流すのが吉だ。]
適当に10分もかかってないとかいったけど、
むっちゃ距離短いやんな。
酔っ払いは10分しか経ってないとry
いや、長い道のりだといっている。
よし、湖畔に近いところにあると言う事にしようそうしよう。
─自宅への道すがら─
[…がユノラフの言葉から意味不明の妄想を広げてると
向こうから馬に乗る男がやってくる>>81]
あのペガサスに乗っているのは、ええと……。
[ただの馬を想像上の動物の名前で言う…に、
男の名前がすんなり出てくるかどうか。]
こんにちは、グダさん。
今年も美味しいお酒を期待しておりますわ。
[やあ、と長閑な挨拶に対して…も挨拶を返す。
惜しい感じに名前を間違えたが、ユノラフかダグ本人の
どちらかから訂正があっただろう。
ゆっくりと歩む馬とすれ違い、その姿を視線で追う。
──あの尻尾、掴んでみたいわ。
と言う思いを込めて*]
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