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[天を仰ぎ見ながら]
>>78
ケセラセラ…?
なるようになるさ?…だったっけ?
…テイク イット イージー …とか?
んー…んー… えーご不得手だから…自信ないや…。
杏ちゃんに…任せる!
…代わりに、クジ引いて来るね♪
[とことこ…]
杏ちゃんの分…てやっ!{2}
えーと…今のところ…
1番の王様がギンスイくんで…2番アンちゃん・3番私・4?番ナオちゃんが家来、6番沢良木シンヤくんがパグ…ね。
…ええーと…えーと…
生類憐れみの令、平成の世にフッカーツ!ならば…
[天を仰ぎ見ながら、脳内カチャカチャ]
シンヤ>ギンスイ(≠将軍様)>ナオ・アン・ニキ…!?
…オーマイゴッド…
>>72
私ごときが3分以上もヒーローなんて、めっそうもない!
お犬様ことシンヤ様の屋上タイムに充ててくださいませ。
[思案しているシンヤに目線を移し、悪戯っぽく微笑んだ]
んー…。
頭、起動しつつあるよーな、ないよーな…。
他に、クジ引いてない人はいないかな〜?
まだの人はレッツゴーくじ引いてね♪
中学生最後の思い出作り…首都に着くまでも修学旅行だもん!
>>73
お肌ピチピチのために…*再びスリープ状態に入りまーす…くーくー…*
[テーマソングとともにナレーションが流れる]
金子義明14歳。あだ名はホスト。一見クールに見える彼も、明日からの修学旅行にうきうきと心を躍らせていた。摩天楼、ネズミーランド、ドーム──
しかし、彼が鼻血を噴いたのは、観光地萌えだからではない。
「あっ! 手紙に血が!」
そう! 義明は修学旅行でクラスメイトに告白するつもりなのだ!
上手く行けば最高にハッピーな旅だが、失敗すれば逃げ場所はない地獄の旅となる。まさに背水の陣といえよう!
本人は上手くいったあとの妄想しかしていない! 落ち着け義明!
ナレーションはこれでおしまいだ!
[ぷつっと音が消える]
やっぱり今時ラブレターだめなのか! メールがいいのか! でもオレケータイ持ってない!
[鼻にティッシュを詰めてのたうち回っているうちに、夜は更けていった]
──回想・朝──
ち、遅刻する!
[徹夜で書き上げたラブレターをポケットに突っ込み、ダッシュしてバスに向かう彼が、黒猫の群に襲われるのは<52>秒後]
──バスの中──
黒……そこはだめだ!
[よれよれの制服、背中には肉球の跡、シャツには黒い毛、頬にはひっかき傷のぼろぼろの姿で*うなされている*]
……名探偵、清海奈緒はひらめいた。
ホストとバスガイドさんが怪しい!
[きらーん、と眼鏡を輝かせた。
補助席に座っているので、前方がよく見える]
ガイドのお姉さん、わざとホストのほう見ないようにしてると思うわけさ。
あれは初対面じゃないね。間違いない。
[単に、ボロボロのヨシアキを見ないようにしているだけという説が有力]
頼むもう許してくれー! ……ん?
[我に返る]
……。
[顔を赤くして、必死に服のホコリを払う]
[みんなから視線を外すと、わざとらしく視線を外すガイドが目に入る]
オレ、ボロボロすぎる!
着替え──いやいや、ここで着替えてる場合じゃないし……!
ガイドさん。次の休憩って何時頃ですか?
[気を取り直し、ホストっぽい笑顔で尋ねた]
ありがとう。
みんな何してんの? 王様ゲェ……ム?
[激しく動揺]
王様ゲームって合コンとかでやる奴だろ?
1番の好きな人を言えとか、キスとか!
王様ゲームは成人してからって法律もあるくらいだ!
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