113 【飛び入り歓迎】フィンランディア人狼騒動【R17】
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―大部屋―
[とうに忘れたと思っていた、湖に沈んだ時の記憶。
それがちらつくのは、毒によって混濁した意識が、沈みゆく感覚に似ているからか――]
[朦朧とする意識の中、鋭い音>>78が耳に届く。
遠くで聞こえるダグの声は、何を言っているのかは聞き取れないが、いつもののんびりとした調子でない事くらいは分かる]
(82) 2013/06/18(火) 16:50:10[コテージ・大部屋]
[ぼやける視界に、フォークを逆手に構えたダグの姿が映る。そして、その先にいるのは…]
や、め……
[思うように動かない体がもどかしい。
掴んだままのイェンニの手を引き寄せ、身を起こして間に割って入った]
どうして、イェンニを、ころそうとするんだ。
[殺させない。
男の目に宿る意思は、強く**]
(83) 2013/06/18(火) 17:02:29[コテージ・大部屋]
写真家 ユノラフは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/18(火) 17:14:38
―大広間―
[大広間のドアを開けようとすれば、なにやら中から騒がしい音が聴こえてくる。
不審に思いながらドアを開けば、其処に在ったのは直ぐには理解し難い光景>>79>>83]
おい、何をしている?
[涙を流しパニック状態のイェンニ、フォークを逆手に持ち今まさに突き下ろそうとするダグ、そしてその間に割って入ったような苦しい顔をしたユノラフ。
声をかけてすぐ、三人のもとへと駆け寄りダグの手を掴もうとするが、果たして間に合っただろうか。
掴めたとしても、彼よりも力のないニルスの力では振り払われるかも*しれない*]
(84) 2013/06/18(火) 18:43:39[自室→大広間]
学者 ニルスが接続メモを更新しました。(06/18 18:43)
学者 ニルスは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/18(火) 18:47:12
[――――鮮血は飛沫かない。
湾曲の深い長フォークが割って入った
ユノラフの鎖骨上に突き刺さる間際、
年嵩の男の腕ががくりと止められる。
止めるほうは両腕がかりのうえ
反動にたたらを踏まねばならなかったろう。]
(85) 2013/06/18(火) 19:12:21[炊事場-大広間]
養蜂家 ダグが接続メモを更新しました。(06/18 19:13)
[男の額は庇うユノラフの肩を越え、
庇われるイェンニのそばにまで肉薄し、
しばらくはぎりぎりと籠る
互いの腕力の応酬が在る。]
……〜〜 っく、
(86) 2013/06/18(火) 19:15:51[炊事場-大広間]
[遅れ来た学者の訪れが背後からであれば、
頭巾を被っていない男の後頭部に見えるのは
削げた頭蓋と剥き出しの耳孔が覗く獣の爪跡。
癒えているとも言い難い、塞がっただけの傷。]
(87) 2013/06/18(火) 19:17:48[炊事場-大広間]
せん、せい… ?
[止めに入った者が誰かを知ると、
驚いていったん力を抜きかけるが]
…… ッ、
[『どうして、』>>83其処まで耳にした瞬間、
養蜂家は学者を力任せに振りほどき、言葉を
終わりまで待たずユノラフの横面を殴りつけた。]
(88) 2013/06/18(火) 19:18:44[炊事場-大広間]
[意志宿るユノラフの瞳の強さのぶんだけ、
常は長閑な年長者が殴りつけるこぶしは苛烈。
最初の処刑を煽動してさえ、荒事を
避けていた卑怯な自らの傷に響くも。
『どうして、』。
――問う意味合いの残酷さを、殴る。
ユノラフが重ねて問うなら何度でも*。]
(89) 2013/06/18(火) 19:19:57[炊事場-大広間]
[…ドロテアの骸を運ぶ折、振り返らず
雪道を先導した在りし日の司書の背後で、
養蜂家は雪道へ二度がくりと膝をついた。
ほうい ほうい …
振り返らせないための囃し声は 長閑。
その道行を、灯り掲げて見守っていた
ユノラフのみが知る過日の*できごと*]
(90) 2013/06/18(火) 19:21:21[炊事場-大広間]
養蜂家 ダグは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/18(火) 19:35:18
養蜂家 ダグが接続メモを更新しました。(06/18 19:36)
……っ、
[汗が噴き出す。フォークが突き刺さる瞬間、ダグの腕を止めたのはニルス>>84だった。
しかしそれでも尚、ダグは身を乗り出し、男の肩を超えてイェンニに迫る]
何でだ、なんでだよ…!
[あの、のんびりとしたダグとは別人のようだ。
あの時――ドロテアを埋葬したとき、どこか調子が悪そうだった>>90が、イェンニと何か関係があるのだろうか。
問いかけへの答えは、拳>>88。
幾度となく殴られた男の口内は、血の味がした]
(91) 2013/06/18(火) 19:58:49[コテージ・大部屋]
[殴られた弾みで、くらりと意識が跳びかける。それでもイェンニを庇う姿勢は変えることはなく]
殺させない。
イェンニは殺させない。
[もし、万が一、彼女がナッキなのだとしても。
――こいつら『には』殺させない]
[誰かがダグを止めるまで、イェンニをかばい続けていた]
(92) 2013/06/18(火) 19:59:05[コテージ・大部屋]
[思わず咄嗟に止めたものの別にユノラフやイェンニを助けようと思ったわけではないのだが、今殺されては困る。
辛うじて止めることは出来たものの、背後から近付いて初めて気付いたダグの頭の傷にびくりと怯む。
ふと気がついた彼の声>>88を聞いたのも束の間。
止めた手は振り解かれ、ダグの手は握られた拳へと変わりユノラフの横面を殴った]
ッ…!?
[恐らく、渾身の力を込められたであろう一発。普段は物静かな養蜂家からは想像もつかないその荒々しい姿にニルスはかける言葉も出ず、呆然とした様子でただただ見るだけだった。
泣いているイェンニは、そのまともでない光景に声をあげるだろうか]
(93) 2013/06/18(火) 20:42:22[自室→大広間]
学者 ニルスが接続メモを更新しました。(06/18 20:42)
学者 ニルスは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/18(火) 20:53:24
養蜂家 ダグが接続メモを更新しました。(06/18 21:04)
[拳の雨が止むのは、耳鳴りがしだした頃に。
緩慢な動作で頭巾を被ると、地味な顔立ちも
乱れた息も件の傷もベールの下へ覆われる。]
… ほい … お若いの。
庇いたいなら、ちゃんと庇い な
[確かにそのからだでイェンニを
庇っているはずのユノラフへ柔く呟いた。]
もう"逃げる"気は …なさそうだね。
(94) 2013/06/18(火) 21:07:56[炊事場-大広間]
養蜂家 ダグは、写真家 ユノラフの太腿へ服の上から蜂毒の劇症回避薬を突き刺した。 [飴]
2013/06/18(火) 21:10:32
雑貨屋 イェンニが接続メモを更新しました。(06/18 21:16)
せんせい。
…ユノラフは、おれを疑ってなかったよ
[まだ荒い呼吸で、傍観の学者へ告げる。
――――転じて、彼自身への注意喚起。
尤も、"疑ってない"と"殺さない"は別の話*]
(95) 2013/06/18(火) 21:27:21[炊事場-大広間]
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