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[ぽた、ぽた、と足を伝い血が滴り落ちる。
口元と腹部から流れる血は、街の者達の目印になる筈だが、周囲の「塊」が爆ぜては時折足取りを隠す。
尤も、其の血溜まりが、また新たな目印となるのだが。]
―――…(ぐちり、ぐちり)…―――
[一歩歩む毎に、周囲から槍の素材となる物が集められ、時には硝子の、時には鉄塊の捻子くれを作り、向けられる殺意と音と匂いあれば即座に投擲する。
血飛沫が、散る花弁が如くに夜闇を彩る。]
[足首のない骨の痛みは、脳天まで抜けた。
脚先でなく額を押さえて
苦鳴を噛むのは男の矜持。
仰向けに転がり離れようとした背への触に、]
―― …
[軽業師の動きが止まる。
…首を動かして見遣り]
俺も やばかったの
…お互いさま …燃えるよ?
[陽炎の名残を纏う男はそれ以上動かずに言う]
[やがて蛇を喰い終われば、瓦礫に背を預けた。
ふつふつと腹部の再生が行われている様だが―――。]
…―――…、
[「炉」の熱や、爆弾の影響で布は緩み、血と煤が消し流せぬ染みのように付いていた。見上げる。感じる。]
[苦鳴を堪える男の全身を眺めはっとする。
右の足首から先がない。
並の人間にやられる程の男とは思えないが――]
つっ――
[触れていた右手に熱を感じ、反射的にびくりと離す。
その様を見て思わず恥じたような顔になるも、それについては何も言わず]
その、足……。
やはり、この街の人間に……?
[街の中に起きた異変。
それが男にも及んだのかと問う]
…………。
[笑わぬ瞳を向けられ、無言で壁際に至るまでレーメフトから離れる]
誰があんたごときに。
[弓を握り直し、眼差しを冷たいものへと変じて吐き捨てる]
このまま死ぬ訳にはいかない。
[背がぴったりと、支えとするかのように壁に着いている事には気付かない]
[――ざ、と窓から身を乗り出すと旧友の姿。
気配を、感じた気配を凝視する。
…供犠の娘、その敬虔とは違う。
…復讐者、その葛藤とは違う。
…嗚呼 かまをかけたは正解か。
賞金稼ぎの女は――狂乱に躍る、…を持つ…]
――何?
[窓辺へ寄る男に顔だけ向ける。
その視線の先に、求める標的がいるとも知らず]
あ、ちょっと!?
[窓枠を超える男を見て慌てて足を踏み出すも、激痛に呻き動きが一瞬止まる]
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