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[それですよ。と
紙垂を指し、ノギの眼を見つめる]
こちら側の人間は気にしないもの。
あちら側の意味を知っていてなお、
それを気にする精神性を持つものだけが嫌がるもの。
嫌がらせは、それですよ。ノギさん。
[くすりと、笑う]
そうかー
[マニキュアを塗ったときの様に、指先にふうと息を吹きかけて]
うん、かんしきした写真、ばあちゃんが見たらね、そうしてあげなさいって言ってた。
ここの黒いところに供えてあげなさいって。
[黒っぽい夢見堂の写真を見せつつ、届かなかったからここにしたの、と示す花冠]
へんね、お花供えるのはお墓にするのにね?
[相手の笑みに、ゆるりと首を傾ぐ]
あ。
[と、その前に――もう一度、空き地の様子を見てみる。
駐在所の視覚に入らないよう、注意深く。
最近まではなかったはずの木々に気づく]
あれも……何か関係が?
[疑問を増やしたまま、ようやくモミジは店へと戻った]
[ノギの瞳を値踏みするように、深く覗き]
この世界を見る視点が違う事。
それこそが唯一の糸口だと、僕は思っています。
僕は、今日、それを確かめようと思った。
この悪戯を、更に一歩超えて。
残念ながら、今日は幕となりそうです。
不動産屋も、これで中々忙しい。
[名残惜しそうに、そんな事を]
ふふっ、気になるひととの伝を欲しがるのは、
おとなでもこどもでも普通ではなくて?
[目が泳ぐさまを見取っては、口許をゆるめる。]
そうですね。ちょっと分が悪すぎるというか。
それにモミジに気をつけてって言うのも…。
んー…変ですよねぇ。
かんしき…?
[プレーチェが差し出した写真を見た瞬間、
軽い目眩を覚える。]
―――不思議な、写真だね。
現像に、失敗した?
[まさかそんな、と胸の裡でなにかを否定しつつ]
……ああ、じゃあ、
君がそう言うなら、あそこにお供えしておこうか。
お墓じゃないけど、大切なものがある、から。
[店の奥から踏み台を取ってきて、
花冠を手に、棚の上へ手を伸ばす。
その手が、人形の前の袋に触れた。]
……まー、そーですけど。
あのひと、そゆとこ不器用だよなぁ……。
[軽く、肩を竦めて言って]
うん、犯人だとすると、かなりの矛盾点。
やっぱり、グリタさんは違う……と、なると。
……犯人の当たりがつかんなぁ。
現実的なモノなのか、非現実的なモノなのか。
そこらでも、色々と変わりそうだし、ね、コレ。
[棚の上から押し出された袋は、
ゆっくりと棚から落ちていき―――
床の上で弾んだ袋の口から、
白い、白い歯が、ぱらりと床に散る。]
僕は、あなたが過労で、
おかしくなってる方に賭けますよ。
もう大人だし、聞こえたら怖いので離れてから言う。
[珍しく少し機嫌を損ねた様子で、
ねるねるねるねを練りながら、歩き出す]
……子供に押し付けるんじゃねえよ。
わかんない、他のはきれいにとれてたよ。お弁当屋さんも。
[自分でも首を傾げて]
たまにそういう写真あるんだって。見えないものが写るんだって。そう言ってた。
[相手の心の内など気づきもせずに。
骨董屋が花冠を供えてくれると言えば、目を丸くして]
本当? ありがとう!
[そこに飾る意味など知らない少女が喜んだ]
[ゼンジの手で移される白い花。
棚の端から見えていた袋が]
――あ。
[ゆっくりと。
ゆっくりと滑り落ちて。
小さな乾いた音が響く]
ほんと、不器用ですよね。
[向けられた疑惑を思い。
モミジに差し出された心情を想い。苦笑い。]
違うような気がするんです。
彼も。そしてあなたも――
[むかしばなしをあまり知らない。
作家先生を見て、やわらかく微笑む]
これ――
[かつんと長靴にあたった小さなものを屈んで拾い上げる]
これ、骨の人。
[言葉は疑問形でなく、こぼれ出た**]
すみません、今戻りました。
[随分時間がかかったじゃないかと
軽く窘めるような主人の声と、
いいじゃない。忙しい時は
ちゃんと働いてくれるんだからという奥さんの声]
この前の厨房は戦場でしたよね。
駐在所じゃカツ丼が流行ってるみたいですけど
編集部じゃクロスチョップハンバーグ弁当が
流行りなんですかね。
[そんな他愛もない話をして時間は過ぎてゆく]
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