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……うん。居るぞ
[戯れへの応えも、他愛無く。
必要かもしれない問いを省くことへは、
こちらから大まかなところを添える。]
あたしのことを、狼遣いじゃないと
言ってくれた者がいるらしいんだが…
まじないだか評価の一環なんだかもよく判らん。
そんなこともあってな。確実な情報を待ちたい。
[レイヨの姿も認めて、目礼を返す。手を離されたトナカイは、二人の様子を窺うように、少しの間そこに留まっていた。ボォ、と、掠れたような、喉を鳴らす音が響き]
……届け物か。
[そのトナカイの荷う物を見て、呟くように。確かめようとはせずも、知れない中身と向かっている先の事は、些か気にかけたようだったか]
[カウコが口をつけるグラスへ、
微かにこちらのそれを触れさせて揺らす。
振動の余韻ごと含む酒は、容赦なく澄んだ熱。]
「狼」に語りかければ、か。
"49"が、な。
…試してみるに越したことはないんじゃないか。
近づければの話だとは思うがさ。
ああそう言えば――
その話、ウルスラ先生にも
一度してみたほうがいいかもしれんぞ。
[耳傾ける間、知己は時に笑み、蛇使いは飄然とか。
やがて窓からイェンニの姿が見えて、カウコに
旨かった、と添えてグラスを卓へと置く頃には、
蛇使いの頬と首周りに巻く白蛇とのいろの差が
傍目にもわかるほどにくっきりしているはずで*]
そうみたいです。
…………
[トナカイの喉が鳴るのにちらと視線を向けるも、荷を気にかけるらしきアルマウェルに向き直る。暫く彼を見ているも唆したところで荷をあらためはしないだろうと判断した様子で、悪びれもせずトナカイの荷に手を伸ばし、彼が止めるより早く中を見て差し出した]
………何か書いてあるみたいですね。
僕には読めませんけど。
[自らが文盲なのを添えるも、書かれた内容は問わない。彼が書かれたものを確認したであろう間を置いてから、荷をトナカイへ返した]
[レイヨが荷を確かめるのを見ると、僅かに眉を下げたが、差し出されれば、その中身を確認し――
珍しくも、驚いたように薄く目を見開いて、瞬いた。荷がトナカイへと戻されるのを見てから]
……送り主が誰かは、書いていない。
ただ、……
……私が無実だろうと、書いてあった。
[ぽつりと、記されていた内容を告げた]
………そうですか…
[こんな折に運ばれる荷に薄らと感じるものはあれど、アルマウェルが内容を口にするとは思っていなかった上に、語られた内容もあり反応は少し遅れたか。彼がこの状況で冗談を言っているようにも見えずに、荷を持つトナカイを再び見る]
まじないの結果も貴方の話も嘘かも知れないけど。
…伏せておいた方が良と思います。
貴方の身が危険に晒されるかも知れない。
[疑念より可能性を口にしただけなのは、続けた言葉からもアルマウェルにも伝わるか。送り主の表記がないと聴けど嗅いだ香に関しては触れずに、いつもの癖で眼鏡をはずしつるに歯を立てる]
嗚呼。そうだな。今言った事が嘘で……
私が狼遣いというわけでも、ないのならば。
あるいは、狼遣いが記したのでもなければ。
[己がドロテアと同じ運命を辿る可能性は高いだろう、と――はっきりとしたところは口にせず]
……まじないに関わる知らせだ。
故に、教えた。
[前にした約束をなぞる言葉は、生真面目なようでもあり。ただ、こうして告げるのも、そもそも約束をしたのも、レイヨをある程度信じているからだったかも知れず]
……これは、長老の下に向かうのだろう。
私も、行って来よう。
[そう言って、トナカイが歩き出せば、男も共に歩いていっただろう。長老がいるだろうテントに向けて。
長老が荷の報せを知ったとして、どう扱うかは判らず――伏せるよりは、むしろ広める可能性が高いだろうかと。考えられたとしても、揺らぐような歩みは、その上で、普段と*変わらないように*]
………報せに走られるなら…
まじないのあった事と潔白の者の存在でしょうか。
[アルマウェルの言葉を受け、語尾を上げずに訥々と零す。語られた内容には礼を籠めて頷き、また思索に沈むらしき沈黙を挟んだ]
…………見つかった時かと思ってました。
なので今は貴方の胸に留めて下さい。
[見つかるのが何とは言及せずも、狼を煽動する者とは知れよう。滲む視界に紅いアルマウェルを捉えて、視線をそらすことなく眼鏡をかけ直す―――輪郭の鮮明になる姿]
…………、…―――僕も呪いが出来ます。
死者の事が少しだけわかります。
もし僕に何かあった折に他の者が名乗ったら…
そう証言して下さると助かります。
[約束を守ってくれたアルマウェルだからこそ、向けるひとつの頼み。彼を信じるとも信じぬとも言わず、去るならば目礼を置き共には動かず、トナカイと揺らぐような紅い後姿を見送った]
………ヘイノ。
[さして個人的に話してはいない者の名を口の中に呟き、また彼の家の方を見る。キィ…―――車椅子は向かう先を変更して、テントへは*向かわず*]
[自身の小屋を出、暫く杖と足の変わった形の痕を、雪の上に残すのはうろうろとしたが為。
男は村の入り口近くに立っていた。
雪煙の向こう、低い位置に山の黒影のように見える蠢きは狼達。
男は視界無きが故、視認出来る人間より更に距離を取る]
…――おおかみ…――つかい……
[凍えた空気の中、ピンと張った弦を弾いたように
男に低い声が発せられた]
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