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[何も居ない事を確かめた後、未だ泣いているキャロルの傍へと]
怖い事を思い出されましたの…?
ほら、大丈夫ですわ…今は私達だけしかおりませんもの。
大丈夫ですわよー…
[キャロルを抱き寄せるように、背中に手を添えてゆっくりと撫で。落ち着くまで続けていた]
皆様、色んな事を思い出されていらっしゃるようですわね。困った事にあまりよろしくなさそうな思い出ですけれど。
(どうして私はこんなに落ち着いていられるのかしら?
死を当然のように、受け止めていたのかしら?まさか、そんな。
私は彼を……彼にまだ何も伝えられていませんわ…)
―回想、入り口付近―
>>65ギルバート
なん…だと…。
残り三方も……!?
まだ、まだ足りぬ……!
[硬く右手を握り締め、奇妙な決意を新たにす。]
―現在―
[>>95シスターの悲鳴のような呼びかけに、眩暈は収まる。
助けが必要かと身構えるところに>>99の光景。]
あー…。あ。
優しいですねぇ、シスターは。
相変わらず。
[少しほっとしながら、ぽそりと呟く。]
しかしシスター、
「>>95 何か変なものでもおりましたの?」
って…。
普通「どうしましたの」って聞きませんか?
妙に具体的な問いかけ…ですねぇ?
―現在、広間―
>>74キャロル
[突然泣き出したキャロルの声に目を覚ました]
む……なんだ?
[声の方に目を向ける。金色の髪。赤い服。
>>99ステラが背中をなでている]
……ああ、どうしたんだキャロル。
悪い夢でも見たのか?誰かにいじめられたのか?
(ああ、忘れてなどいない。ちゃんと覚えている。ここにいる、私の娘だ。)
[その目に映るのは、幼い少女の姿。記憶の中の我が娘]
>>108ユージーン
……やはり、皆自覚はあるのか。
[キャロルの頭をぽんぽんと撫でて、ユージーンに歩み寄る]
何がどうなって今ここにいるのかはわからんが……。
どうやら殺されたらしいことは、わかる。
[淡々と落ち着いた口調で述べた]
>>107 シスター、いやあ、それにしたって心配が具体的だなーと。
例えばどんな物が―
[と、どこか不安を紛らわそうとするかのように、会話を続けようとしているところに、墓守とまともに目が合う。]
>>108 あっと。え。
人が現実から目を背けようとしている所に(いや、矯正しようとしている所だけれども)、君は実に実直だ。
―広間の片隅―
[皆の会話を聞きながら、子供用セーターを膝にかけて揺り椅子を揺らしていた]
……あたしたちは死人だというのかい……
あたしはどうやって死んだのだっけかねえ……
わからないねえ……
そもそもあたしは、死んだのかねえ……
[まだ、死を自覚してはいないらしい]
>>110
はは、確かに、そうだな。
死人が熱さを感じるなど……。
……しかし、なら今こうして会話している我々は一体なんだ?
身体がなければ痛覚もないというなら、視覚も聴覚もないのではないか?
[目の前にいるやっと掴んだ娘さえ幻だとでもいうのだろうか]
[考え込みつつ]
>>113 ヒューバートさん、僕らはいわゆる「霊魂」って奴になってるんじゃありませんかねぇ…。
>>110 墓守さん、しかし料理は温かかった。暖炉の火だって、外の寒さだって感じられた。
…いや、これは全て、「思い込み」なのか…な?
[少し蒼ざめる。]
>>115 いやいやいや、謝らないで下さい、墓守さん。こっちこそすいません。
[と何故か謝り、膨れたシスターについ口元が綻ぶ。]
意地悪…ね。
変わらないね、君も。
ごめんね。
[そしてこちらへも何故か謝罪の言葉。]
>>114コーネリアス
思い込み?……まさか。
触れられる。熱さも寒さも……目の前にいてこうして会話しているお前さえ「幻」だとでも?
……やっと帰ってきたんだ。
私の娘が。
それが、「思い込み」など。
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