113 【飛び入り歓迎】フィンランディア人狼騒動【R17】
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に、げ…
[こくり、と唾を飲み、声を限りに叫ぶ]
マティアス、逃げろ!!
ニルスも、イェンニも、頭を低くして部屋から出るんだ!!
[おそらく情況が分かっていないであろうマティアスの腕を乱暴に取り、大部屋の出口を目指した*]
(126) 2013/06/18(火) 23:51:00[コテージ・大部屋]
[>>121ダグが雀蜂の入ったツボを叩き割る。
次の瞬間]
――!!
[目をそむけることすらできなかった。
ずぶりという音がした後、ダグの首から、赤い液体が噴き出していた。]
(+96) 2013/06/18(火) 23:53:08[大部屋]
写真家 ユノラフは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/18(火) 23:54:07
写真家 ユノラフが接続メモを更新しました。(06/18 23:55)
蜂屋敷だな、一変して。
[>>+94手で口を覆い、驚愕しているイルマを見る。
花壇で見る蜂よりも一回り大きい胴体。
なるほど、危険以外の何者でも無い。]
虫をこういう使い方すんのは初めて見たな。
…蛇よかこっちのが十分厄介じゃねえか?
[こいつらの面倒を任せるのは無理だろう、と。
逃げる者達と、遺体となった飼い主>>124を交互に。]
(+97) 2013/06/18(火) 23:55:40[大広間]
来るわけねぇ、 よな…?
[>>+95 例えば、猫なんかは、
人間に見えぬものが視えていると聞く。
それならば蜂も――なんて、
ミハイルの言葉に、不安になってくる。]
はぁ?甘くねーよ。
[何を言っているんだと、
怪訝そうにミハイルへ視線を送り。
彼の顔が髪に近づけば、身を強張らせ――、]
(+98) 2013/06/18(火) 23:57:25[大広間]
─その昔─
[ゆらゆら、冷たい湖の中で、…は空を見上げている。
そうしていると、珍しい、真冬の湖に浮かぶ船の上。
家族連れなのだろうか、幼い子供とその親が乗っていて。
子供が湖面にいる魚に手を伸ばすけど、
魚は子供の手をすり抜けてどこかへ行ってしまった。
子供の手も一度は引き抜かれたが、また水中へ。
今度は、湖の中にいる…を誘うように、
ゆらゆらと揺れる。
あそぼう、と誘われてるように見えたから。
…はその手を掴んで、船から引き摺り落とした。]
(127) 2013/06/18(火) 23:58:33[炊事場@パニック中]
ぁ――――…、
[ダグの喉へと飲み込まれていく、ナイフ>>124。
噴出す赤い飛沫は、
ミハイルの腹を貫いたときのそれと、同じ、]
[震える手が、ミハイルの服の裾を、握った。]
(+99) 2013/06/18(火) 23:58:54[大広間]
何をして遊びましょう?
[深い湖の底。
聞いても答えは返ってこない。
それは当たり前の事、相手はただの人間の子供。
苦しそうにもがいた後は、やがて目を閉じて眠ったようで。]
せっかく遊んであげようと思ったのに、
おねむだなんて失礼しちゃうわ。
[…はその小さな体を湖畔に運ぶ。
この子には、まだ永遠の幸せはいらない。
だから、楽園には誘わない。]
(128) 2013/06/19(水) 00:00:17[炊事場@パニック中]
また、今度。
[眠る子供に語りかければ、子供が湖に落ちたと
ざわつく村人がやってくる。
やがて村人に見つかり、]
──……わたし、ちょうどそこに居て、あの子、流れてきて、
[…はその時初めてこの村へと溶け込んだ。
だって、子供が引きずり込まれたのが見えたはずなのに。
誰も悪魔が子供を湖に誘い込んだんだって、
言わなかったから。
彼らの記憶の中では、毎日のように24年前に雑貨屋に
生まれた娘と記憶されている筈だ。
──でも。
こんな事になるなら、あの時に逃げていれば良かったんだわ。*]
(129) 2013/06/19(水) 00:01:56[炊事場@パニック中]
…見んな、
[そうして、身体を固くするクレスト>>+98には。
鮮血吹く光景を見せまいと、瞳を隠そうとしたが。
それは、残念間に合わず>>+99]
大丈夫だ。
[裾を握る手が、肩が震えている事に気付き。
遺体へ向く顔を遠ざけようと、肩に顔を寄せさせる。
目の前で頚動脈が切れる様を見ても男は冷静そのもの。]
(+100) 2013/06/19(水) 00:02:01[大広間]
[銃弾に貫かれた同胞の遺体を。]
[刀で落とされた同胞の頭を。]
[飢えて凍えて、
骨と皮だけになって死んでいた両親の姿を。]
[辛うじて残っていた頭部。]
[ちいさな子供の二つの空洞から
蛆が湧き、溢れる様を。]
[そして、
ガスが溜まって膨れ上がり、
水面に浮いた沢山の水死体を。]
[たくさんの死を見てきた二対のマルベリーは、
この程度のことで動揺などしない。]
(+101) 2013/06/19(水) 00:07:14[大広間]
[何を思ったのか養蜂家はポーチと頭巾を外して此方へとそれを渡してくる。
ニルスは黙って受け取ったが、疑問が残るばかりで眉を顰めた。
そして次から次へと彼から紡がれる言葉たちは全て理解出来ずに、目の前の光景はあっという間に過ぎていく。
―――気付けば、ユノラフが彼の首を刺し、盲目のマティアスを引き連れ部屋から逃げていた。
部屋に響くは、昔、彼と出会った時に気付けなかった蜂の羽音]
結局、君のことは最期までよく解らなかったよ。…あの時は有り難う、ダグ。
[最後の言葉は聞こえただろうか。
皮肉など混じっていない、純粋な感謝の言葉。
それが彼と出会った時に分け与えられた蜜への礼か、彼の“村”へと近付いたことを許された事へのものかは、ニルスだけが知ることだろう。
慌てる様子もなく、それだけ言ってしまえばニルスも大広間から出て行った]
(130) 2013/06/19(水) 00:12:10[大広間]
写真家 ユノラフが接続メモを更新しました。(06/19 00:17)
[床に流れ落ちる赤が、恐ろしい。
凍りついた司書の視線は、赤から、離れず。
>>+100 ミハイルの声で、
ようやっと彼の肩へと顔を寄せ、
血を流すダグから視線をそらした。]
[飛び回る蜂の羽音が、うるさい。
身体をすり抜けていく大量の蜂、
生身の人間では、この部屋には居られまい。
部屋から出て行くユノラフ達>>126の
声を聞きながら、司書はまだ、
部屋から出ようとはしない。]
(+102) 2013/06/19(水) 00:23:34[大広間]
[昔を思い出して、気づけば壷の割れる音>>121。
はっと、我に返ればこちらに向かうダグの体]
………!!
[溢れ出る蜂、そしてダグの首にささる、凶器>>124]
あ、あぁああ、
[首を刺すナイフは、頚動脈を破り、血しぶきが広がる。
フノラフの背に居た…にも、降り注ぐ。]
(131) 2013/06/19(水) 00:24:08[炊事場@パニック中]
ダグさん、ダグ、さ……
[先ほど、殺そうと思った相手のその首に手を伸ばして
鮮血を塞いでも遅いだろうか。
噴出す血がダグの体を揺らしている。
やがて勢いが減った血は、鼓動のリズムにあわせて
とくとくとゆっくり流れて、
──やがて止まる。]
…だぐ、さん……。
[ダグの命は、ここで終わったようだ。]
(132) 2013/06/19(水) 00:27:26[炊事場@パニック中]
……イェンニの事か?
ンな事言われても、俺にゃァどうしようも……
[女が喧しいと言うミハイルに困ったようにそう返すと、肩に触れるものがあった>>121。
それが何なのか気づく前に、何かが割れるような鋭い音が響いた。
それから、ぶぅんぶぅんと鳴る羽音。先程よりもはっきりと、より近くに聞こえる。]
……お、おい、何だってんだ、
[乱暴に腕を掴まれ>>126、そのまま引かれていく。時折何かが体を掠めて行くような感覚があったが、その正体が何なのかマティアスにはわからなかった。]**
(133) 2013/06/19(水) 00:27:53[大部屋]
[どうして、彼は。
こうなる事を分かっていただろうに。
そして気づく、生々しい癒えない頭と耳の傷>>87。
こんな傷で、ずっと過ごしていたのだろうか。]
どうして──
[光を映さない目は、何も語らず。
蜂の羽音にまざって>>126ユノラフの声。
私はこのまま逃げて、いいのかしら。
黒髪の…はさぞ天敵に見えるのだろう。
カチカチと、蜂が威嚇している音が聞こえた。]
(134) 2013/06/19(水) 00:33:53[炊事場@パニック中]
これじゃ……此処で飯は食えねえな。
[>>+102クレストの背をあやすように撫でながら。
血飛沫の染み込んだ絨毯、そして遺体。
頚動脈を傷つけ、失血死させただけあってか
一年分のトマトケチャップには困らないのでは、
という量の朱が、視界の先にはある。
つま先は未だ痙攣していたか。
それも長くはあるまい。]
(+103) 2013/06/19(水) 00:34:30[大広間]
そういう場合じゃ無さそうだな。
さっさと逃げないと、全員刺されるぜ?
[>>133事態の飲み込めていないマティアスが、
ミハイルの返事の後に連れ去られて行く>>126。
慌ただしい足音と羽音に、眉を顰めて*]
(+104) 2013/06/19(水) 00:37:03[大広間]
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