113 【飛び入り歓迎】フィンランディア人狼騒動【R17】
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[確かにトゥーリッキを外から来た人間というだけで、
非難したのだからニルスを強く責められない]
………あなたはただ、人を殺したいだけ…?
一体それは何のためかしら。
[…はニルスの言葉に眉をしかめ、後ずさって一歩距離を置く。
これが人の奥底にある心だとしたら、なんて醜いんだろうか。]
ニルスさん──。
[あなたも人に裏切られたことがあるの?
…は続きを言う前にニスルの声がかぶる>>161]
(170) 2013/06/16(日) 20:56:14[広間]
[クレストの格好は、自分が差し出したワンピースを
まだ着ていただろうか。
すっかり見慣れた…はもう気にもしなかったが、
今それを気にすることではないだろう]
待っても出てこないのなら
どんな理由で、誰を殺すのかしら。
[殺す理由を、辻褄を、探す男は
何を考えているのだろう。
あまりにも…とは違う考えを持っている
この男がとても怖かった。]
(171) 2013/06/16(日) 20:58:02[広間]
雑貨屋 イェンニが接続メモを更新しました。(06/16 20:58)
雑貨屋 イェンニは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/16(日) 21:01:09
― 回想・ダグと、自室にて ―
…――――。
[>>122 翡翠の瞳を揺らし、ダグを見る。
『ひとりでいきなさい』。さて、何処へ。
ひとりで逝きなさい――死の国へ。
今しがた人間を裏切ろうとした司書には、
唐突な彼の言葉が、そうとしか聞こえず。]
[イルマの遺体のある場所へと行くのだろう、
去っていくダグの背>>123に、
自嘲の笑みを浮かべた*]
(172) 2013/06/16(日) 21:25:39[コテージ・大広間]
司書 クレストは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/16(日) 21:27:09
雑貨屋 イェンニが接続メモを更新しました。(06/16 21:32)
― 回想・ミハイルと、大広間にて ―
………傘より、本が良い。
[>>124 どちらも叶わない事など、知っているけれど。
降り続く雪は、今やどれ程までに積もっていただろう。
最初こそ鬱陶しく思っていたものも、
ミハイルが降らせているのだと知れば、
どこか、愛おしくも思えてきて。]
(173) 2013/06/16(日) 21:42:09[コテージ・大広間]
[>>125 膝にかけていた毛布の上、
握られた手をそっと握り返す。
離れることが、無いように。
ミハイルの浮かべる笑みは、ただただ、やさしい。
彼がナッキだなんて、思えぬ程。]
綺麗な、雪だな。
[こつり、ふたつのグラスが、合わさる音と共に。]
[キッピス――司書が、祝うのは。
あなたと共に居ることのできる、喜びを――*]
(174) 2013/06/16(日) 21:42:57[コテージ・大広間]
司書 クレストが接続メモを更新しました。(06/16 21:43)
役人 ミハイルが接続メモを更新しました。(06/16 21:49)
写真家 ユノラフが接続メモを更新しました。(06/16 21:50)
─マティアスとの会話─
[マティアスの答え>>166を聞いて、口元が緩む]
…そうだな。
クレストも、ミハイルの件じゃなきゃなあ、って所なんだが。
…やっぱり、そうだよなあ。
[立ち去るイェンニを、目で追って頷いた*]
(175) 2013/06/16(日) 21:55:05[コテージ・大部屋]
─現在─
[スープを口にして、一度は気が和らいだものの、大部屋に顔を出したニルスとその言葉>>148によって再び緊張が走る。もしかしたら、ミハイルが顔を出した時以上に険しい顔をしていたかもしれない]
…異能者? 占い師を?
[異能者を探す、と聞いて意識は自然と隣にいるマティアスに向かう。
イェンニとの会話に口を挟むこともなく、ただ、耳をそばだて]
――――っ
[…そう言えば、ミハイルとクレストのやり取りから、クレストは全てを知っているのだろうと察したが――、
一体、彼はどうやってミハイルの事を知ったのか]
(176) 2013/06/16(日) 21:57:44[コテージ・大部屋]
[もしかしたら、直接聞き出したのかもしれないが、自分から口を開いたとも思えない。…と、すれば]
[だからといって、クレストが占い師かもしれないなどと、わざわざニルスに伝えてやる義理など無い。
男に出来る事と言ったら、マティアスに触れさせないことだけだ。
…マティアスを嫌っているニルスの事だ。彼が異能者だと気づかれたら、何を仕出かすか判ったものじゃない。
炙り出す、と言う言葉>>161に、益々警戒を強めた]
(177) 2013/06/16(日) 21:58:09[コテージ・大部屋]
[>>136スープを取りに行く事を承諾するイェンニの
背けた顔に、心に。どんな思惑があるかなど知らず。]
そうか?
[>>146幸せそうだと形容されて、首を捻る。
伝えねばならない事を伝えただけ、と考えていたが
傍目からすればそう見えるのか?と。
知らず浮かんでいた笑みも、
鏡の前に座っている訳では無いので解らない。]
あァ……毒は、
…弱いものなら……、耐性がある。
訓練を受け始めた時は、死にかけたけどな。
[それは、『一度死んだ経験がある』という事にも値するか。
トゥーリッキの語った話を打ち消す為に
そう言った訳でも無かったのだけれど。
離れゆくイェンニが、最後まで話を聞いたかは解らない。]
(178) 2013/06/16(日) 22:02:50[コテージ・大広間]
― 回想・イェンニと、大広間にて ―
[>>146 司書がグラスに口をつけた頃、
スープを手にしたイェンニが戻ってくる。
喉を通る酒は水で薄められている筈なのに、
ふわり、すぐに酔いはまわった。]
……… そう、かもな。
[酒で頬を赤くした司書は、
否定もせず、くつりとわらう。]
(179) 2013/06/16(日) 22:03:20[コテージ・大広間]
[>>147 イェンニの言葉に、目を丸めた後。
ちいさく笑い始めるあたり、
酔いはなかなかに、回っている様子で。]
飲んぢまったんだから、どうしようもねぇだろ。
[司書のスープは、半分以上減っている。
今更そんな事を言われたとて、どうしようもないのだ。
もし彼女の言っている事が事実だったとして、
それはただ、死ぬ時期が早まっただけ。
ああ、確かニルスがそんな事を言っていた>>2:213。
どれだけ冷たく聞こえようと、
あの言葉は間違ってはいなかったのだ。]
(180) 2013/06/16(日) 22:04:46[コテージ・大広間]
………だろうな。実際、俺はまだ生きてる。
[嘘であることは、薄々気付いていた。
別に、イェンニを信じている訳ではない。
信じている者なんて、
今となってはミハイル以外に居ないのだから。
スープに毒を入れることで、
彼女になにか得があるとも思えなかった。
ただ、それだけのこと*]
(181) 2013/06/16(日) 22:06:26[コテージ・大広間]
……そうかァ。あんがとなァ。
[少女の答えに、マティアスは複雑そうにしながらも礼を述べる。
彼女は、か細く小さな声で、間違いなく一人の名を言ったのだ。]
……なァ。ミハイルはいるかィ?
[ゆっくりと立ち上がり、少女が呼んだ相手に、そう呼びかけた。]
(182) 2013/06/16(日) 22:09:49[大部屋]
[水に毒を流し込むのは、内側から敵兵を崩す為の常套手段。
腹を下す類の毒は簡単に手に入った時代。
非日常的な生活を送るに当たり真水を飲む事も多々あった。
その度に動けなくなっては、ただの肉人形だ。
盾になるだけ、犬や猫よりはマシかも知れないが。
それよりも、脇腹の致命傷を受けた事が一番頭に残っている。
抉れた皮は、肉は夥しい血を流し。
捲れた肉皮から覗く白い肋骨は砕けていた。
泥水の浮かぶ地面から顔を上げようにも、
力は入らず、生臭い臭いと強烈な痛みの中で――
はやく、 ――らくに、なりたい。
護るものなど、故郷には無いのだから。
帰る場所など、もう無いのだから。
熱林の中、苦しみに唸りながらそう願った。
開いた瞳孔は、誰かの影を最後に映して瞬き一つしなくなった]
(183) 2013/06/16(日) 22:15:45[コテージ・大広間]
―― カーテンのない部屋 ――
[降りしきる雪の質は、
もう厳冬の其れと同じもの。
イルマの遺体を迎えに外へ出ていた
養蜂家の衣服は、乾いた粉雪を払って
落とせば濡れはさしたるものでなく。
重ねたタオルに包まって過ごせば、
窓から冷え込みの沁みる部屋でも
時折震える程度で座っていられた。]
(184) 2013/06/16(日) 22:18:19[自室]
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