36 終幕への村
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ああ、びっくりした。
ごきげんよう、ルリちゃん。
[ルリの視線が胸元に揺れているカメラにあるのに気付き]
カメラ。
写真──瞬間を取っておける機械よ。
[右手でカメラを掲げて見せる]
(210) 2008/11/24(月) 23:10:16[2階]
―泉―
[水の音は、どうやらここからしていたようで。ゆっくりと歩いて、水に触れてみる。ずきり、頭に痛みが走った。]
………水、触ると頭が痛いのか。
[凍った頭が溶けていくような、そんな感覚がする。]
あぁそうだ、俺はここで………
[ずきり、ずきり。]
(211) 2008/11/24(月) 23:10:28[自室→廊下]
ミナツはこの世界が好き…そうか…
[その言葉に、微笑んだ。泣きながら、微笑んだ。
目覚めてからまだ一度も浮かべたことがないほどの微笑みを。]
ミナツの描いた世界。俺も好きだ。
[そしてミナツがぽつりと呟いた言葉に]
…あると、いいな。この絵の場所。
行けると、いいな。
もし思い出したのなら、大切にするといい。
こんなにも心が震える世界なのだからね…。
[そうして、やっとその頬の涙を拭った。]
(212) 2008/11/24(月) 23:11:29[墓碑群]
[>>205のシャッターを切る様子に驚いて]
え、え?
何してるのー!?静かにしててっ。
[叫ぶとテンションが下がったのか、落ち付いた様子で]
……そういうペケレこそ、どうしたの?
(213) 2008/11/24(月) 23:12:38[墓碑群]
あ。そうそう。こんな風に。
[左手をポケットに入れる]
……いいじゃない。見せても。
[なにやらカナメに反論]
[そして取り出したのは、>>192の写真。
カメラを戻し、右手でルリを指す]
これルリちゃんよね……?
[幾分か不安そうな声で尋ねた]
(214) 2008/11/24(月) 23:13:22[2階]
バク?
[手紙を背広の内ポケットに仕舞い、立ち上がってスカートの後ろをはたく。
泉に手を伸べるバクの姿が見えた]
(215) 2008/11/24(月) 23:15:47[泉]
[びっくりしたペケレを、ふふふと笑い。
窓際へ足を進めて、下のミナツたちとペケレの胸元を交互にみた]
瞬間を取っておける?いつまでも?
とっておいた瞬間は、このなかですか?
[そっと手を伸べて、カメラへ触れてみた]
(216) 2008/11/24(月) 23:15:55[どこかうろうろ]
[体に馴染む事務椅子に座り、両の手をじっと見る。]
なぁ、カナメ…だったか?
ここ…
[救護室だという返答以外、詳しい答えは返らない。]
なんかさ、引っかかってるんだ。
…大事なもの。
[デスクの上に転がったままだったペンを手に取り、胸ポケットへ収めると立ち上がる。]
(217) 2008/11/24(月) 23:17:19[白い部屋]
[ミナツと涙するレンとへカメラを向けるペケレの傍に、
僅か歪んだ空間がある。彼女へルリが声をかけると…
空間は揺れて、墨色に透ける亡霊の姿が大気へ滲み出す。]
――…、と…
[零れ落ちるカメラを、咄嗟に支えようと差し伸べる手は
やはり透ける。ペケレの胸元へとぶら下がるカメラ――
亡霊は、諦観の滲む笑みを漏らしルリへ肩を竦めて見せる。]
とっておいた瞬間は…其方の「写真」のようですよ。
[ふたりの会話を補佐する態で、少女へと告げた。]
(+23) 2008/11/24(月) 23:18:18[常に気儘]
白衣を着た ユウキが接続メモを更新しました。(11/24 23:18)
[>>213 ミナツに気付かれたことにもびっくり]
わ。
これ古いからシャッター音が大きいのよね。
[機械式カメラを見下ろす]
何か深刻そうな顔をしているから。
気がついたら撮ってたわ。現像したら渡すわね。
[下の2人に、写真を持った左手をひらりと振って挨拶]
(218) 2008/11/24(月) 23:19:06[2階]
[声が聞こえて>>215振り替える]
あぁ、レーチェ。
何してる?そんなところで?
[泉から手を引いて、彼女に歩みより。]
(219) 2008/11/24(月) 23:19:08[自室→廊下]
>>212
そう言ってもらえると、嬉しいな。
[記憶にない過去の自分が描いた絵を褒めてもらえるのは
複雑な気分でもあるが、言葉に偽りはない]
うん、行きたいな。
行ったら、もう一度ここの絵を描いてみたい。
私も、ここのことは覚えてないから……。
きっとまた、見れるよね。この場所。
絵に描きたいって思うくらいだから、
素敵な場所だったんだと思うんだ。過去の私にとっても。
[レンにつられるように微笑み返して]
(220) 2008/11/24(月) 23:20:28[墓碑群]
>>219
散歩。
[肩に羽織る上着をぎゅっと手繰り、数秒間口を開いたままバクの顔を見ていた]
テンマ。
[それ以上言葉は続かず、ゆっくり口を閉じた]
(221) 2008/11/24(月) 23:24:20[泉]
…そもそもだ。
何故冷凍睡眠に入る必要があったのか。
何故、今目覚めたのか。
目覚めたのは今だから?
他の人たちも、最近目覚めたような様子だったが…
[思考する時に口に出すのは、どうやら癖らしい。
規則正しいサンダルの足音が、廊下に響いていく。]
(222) 2008/11/24(月) 23:25:33[廊下を散策中]
[>>216 ルリに器用に右手でデジタルカメラで撮った画像を見せる]
[先ほどの墓碑群でのみんなの姿]
いつまでも。なのかしら。
[カナメに問うことはせずに、首を横に振る]
──ううん。永遠は無いわ。
現像した写真は色あせるし、いつしか消えてしまうわね。
でも、少なくとも。
生きている間位は、残ると思うわ。
[にこっと笑った]
(223) 2008/11/24(月) 23:25:36[2階]
>>218
深刻……うん、私たち覚えてることがないから
そのこと話してたらちょっと、ね。
[現像したら渡す、の言葉にはピンとこない様子だが]
そういえばペケレは……自分のこと、どこまで知ってるの?
(224) 2008/11/24(月) 23:25:46[墓碑群]
[>>213ミナツの叫びで二階の人影に気付いて]
ペケレ、ルリ……。
……それ、カメラ…写真を映す道具、だっけ…。
[まだ少し残る涙を拭うと、なんだか気恥ずかしくなって。少し、ふくれた。]
(225) 2008/11/24(月) 23:28:11[墓碑群]
>>221
そうか、散歩か。レーチェは、散歩好きだな。
[クスリ、微笑んでみたが、何処か彼女の行動が不自然で。]
どうした?
テンマがどうかしたのか?
[そっと手を差し出してみる。]
(226) 2008/11/24(月) 23:28:20[自室→廊下]
え――
これは―シャシン?
とっておいた瞬間、ですか。
[どこからかの声の補足を受け]
[手を戻し。
示された写真を、目をまん丸くして見つめる]
(227) 2008/11/24(月) 23:29:26[どこかうろうろ]
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