情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
―コテージの一室―
[どれほど眠っていただろうか。まるで倒れるようにベッドで寝て深くも浅くもない曖昧な睡眠をとっている間、何か懐かしい夢でも見た気がする。未だ重たい瞼を上げれば、自室とは違う天井がぼやけた視界に入り段々と覚醒していく]
…っ、まだマシな痛みか…。
[ゆっくりと上体を起こせば、ずきんと大きな痛みが頭に響く、が。それ以上は何もなかった。寝た事で乱れた伸びきった前髪を掻き上げ、溜め息を一つ吐く。見た夢は思い出せないが酷く心地良かったことだけは分かる。
それから暫く耽るようにぼうっとしていたが、部屋の外から数人の声が聞こえてきたので何事だと思いサイドテーブルに置いた眼鏡をかけ、乱れた髪とジャケットを羽織らないラフな服装のまま声のする方へと*出て行った*]
>>62クレストさんですね。
どうぞよろしく。
[苦手そうな素振りを見せながらも、相棒のためにあれこれ考えてくれるその男は悪い人物ではなさそうだ。
トゥーリッキは穏やかな笑みを浮かべ、]
お気遣いありがとうございます。
まあ、大丈夫でしょう。
こうやってじっとしていれば、体力を消耗しなくて済む。
餌の心配も、しなくて良いですしね。
>>68ええ、そうなんです。
お察しの通り、各国の暖かい時期を狙ってね。
おかげで、私まで寒さに弱くなってしまいましたよ。
この国も、この時期なら大丈夫だと聞いて来たのですが…
…クレストさんは、この村に古くからいらっしゃるのですか?
[自分の事ばかり話していても失礼だろうと思い、相手のことを訊ねた。]**
ほい なんの。
お前さんにはひとくちだ。
[届けた蜂蜜酒への礼を、養蜂家は
肩さえ竦めず聞き流そうとするが]
… そうかい。
[わざわざ蜂の意匠品を選んでくれるらしき
イェンニの心尽くしを受けとることにした。]
珍しい品だね?
ありがとう
蛇遣い トゥーリッキは、ここまで読んだ。[栞]
俺はこの村の生まれじゃねぇけど…、
まあ、村に住み始めてからは結構経ってるな。
………こんな季節に雪が降るのは、
こっち来てからは初めてだが。
[そうしている間にも、外は白に埋もれていく。
この村に移り住んでから結構な年月が経過していたが、こういったことは初めてだ。
ふわりと舞う雪が、湖に消えゆく。]
[まるで誘われるように、湖へと消えていく雪に。
つきん、と、瞳の奥が、痛んだような気がして。]
[その一瞬の痛みに、眉を顰めた。]
[渡されたのは、蜂型をした財布。]
… どうやって開けるんだろう
[イェンニが立ち去ってから開こうとしてみて、
形状と用途から開口部の推測が出来ず途方に暮れた。]
[そのあとは皆へそれ以上の世話を焼かず、
ひとり藁と飼葉を運び、裏手の広い土間へ
屋外の柵に繋いでいた自分の荷馬を入れる。
面々は弟妹として接するには歳が離れすぎていて、
同輩の子供よりは年を重ね――"己"を持っている。
年嵩の男は、価値観を共有または継承する機会のない
微妙な世代に対し必要以上の指図をするのを避けた*。]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了