[1] [2] [3] [4] [5] 絞り込み / 発言欄へ
[普段なら賑やかな食事の席も、今日ばかりはどこかぎこちない。
姉の自慢の料理は今日も変わりないはずなのに]
あんな張り紙さえなければ…
[都会から来た男の言葉に耳を傾け、再会を懐かしむ声に酔い痴れていられたのに。]
――…なきゃ、
[各々の咀嚼する口許を盗み見ては、消え入りそうな独り言を。]
[食事が終わった者も出始めた頃、取り交わされる言葉の端に、自分の名を覚えば(>>12)]
ばばばばばばバクくんっ! ななななっ
[途端に顔を赤く染め上げ、言葉も儘ならなくなり、さらに追い打ちをかけるような発言(>>16)には]
ちちちちチカノちゃん、なにを仰ってって、まぁ!! お酒?!
[飲酒に気付き、さらに慌てる。]
お着物は、お洋服より大好きだから…
[慌てつつもチカノへの疑問へ答えて一息つくも、バクの問いかけに答える化粧師の言葉に、再び頬を赤く染める]
おおおおお化粧だなんて!!!
ンガムラさんからお化粧をだなんて!!
確かに紅のお色は、とても素敵でしたけどっ…
わわわわわたくし、ゼンジお兄ちゃまのお手伝いをいたしますわ。
ゼンジお兄ちゃま、お湯を沸かしますね。
[そそくさと台所へ]
人狼だなんだなんて、嫌なお話。
もうすぐお嫁入りなのに困ったものねぇ。
[空いた皿を盆に片しながら、短くため息。
チカノの席の前まで進むと、杯を手にしばし思案して]
お嬢様?
[後頭部に、軽く手刀]
え、なに!? 出た!?
[自分の言葉に慌てだすツキハナに、びくりとして後ろを振り返ったりするものの、チカノ、ンガムラと言葉を掛けられるたびに声を裏返すから、ただただ瞬き繰り返した]
確かにねーちゃん、洋装も似合いそうだけどな。
帝都の人はもう、みんな洋装なのかな?
[ンガムラと帝都の話をしていたグリタに、首を傾げてみる。
直後、びしりと手刀を繰り出したゲッカが見えて、がたと椅子を鳴らして後じさった]
やましいことでも?
[>>22距離を測るバクに薄く笑ってから、台所へ。
お茶の用意を手伝うツキハナの横に並び、ンガムラの羊羹を切り分けて一人ずつ小皿を配ってゆく]
大分、風が出てきましたね。
隙間風が酷くてお恥ずかしい。
[頬に手を添えて、困り顔で首を傾げた]
あん…
らって、禁酒令は…やぶるはめにはるの…よ
[ふらふらと揺れる三つ編みのまんなかを、ゲッカにぶたれて不服そうに振り返る。返して欲しいと、奪われた杯に伸ばす手もそのままに、がたんっ…と派手な音を立てて少女は膳につっぷした。すっかり空となった三合の徳利が、ころころと転がっている。]
飲まずにはやっていられませんわ…
だって、わたしくし…死にたくないんですもの…
でも、やるわ。
そう…バレないように…無理かも…しれないけれど……
[おでこに衝突した膳の痛みに、ぐぅと小さく、唸りながら。]
ない!
ていうかふつーに驚いた!
[マタギ、仕事中、酒のまない!
思わず片言になりつつ、薄く笑うゲッカに勢いよく頭を振る。
羊羹とお茶が出てくる頃には落ち着いて、未だ席にある人を見回すけれど]
あれ……そういえばアンは?
[上着から封書取り出すと中を確認する。
名簿の名前、一人足らない]
アンちゃん、そういえば遅いわね。
逃げてしまった……とか?
[扇ぐ手は止めずに、バクへ首を振って窓を見やる]
いずれにせよ、この天気では外歩きは危ないわ。
[大丈夫かしら、と小さく呟いた]
[1] [2] [3] [4] [5] 絞り込み / 発言欄へ