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酔いつぶれた女の子を運ぶんだったら楽しいのになあ。
[不安に飲み込まれぬよう軽口を叩くが、抱き上げたことにより近づいた死臭に言葉を失う]
こんなとき何やってんだよあいつら。
[辿り着いたアトリエは扉に鍵もかかっておらず、中に入り込むと遺体を片隅に横たわらせた]
ノミならたくさんあるようだが。
[室内を物色している]
[食堂では、おばあちゃんがたくさんのお菓子を出してきました]
わあー、すごいー。あまりみたことないお菓子が多いけど、おいしそうー。
あ、そうだ。お茶入れるねー。お茶っ葉どこかなあ?
[あたりをごそごそ。急須とお茶を探し出し、食器棚から湯飲みを取り出してきます。まず4つ取り出して、少し悩んで、あと2つ追加しました]
あとで、おにいちゃんたちにも分けてあげようねー。それに、寝てるザクロおねえちゃんたちにも。
[できるだけ、昨日とかわらないように、話をつづけます]
[そうしていると、おばあちゃんがお人形を出してきました]
お守りのお人形?怖いことが起こらないの?[差し出された人形にきょとんとして]
いいの?るりがもらっちゃって…おばあちゃんの大事なものなんでしょう?
[受け取っていいのか、思案顔]
そういえば狼って誰だろうー。
ルリちゃんと思ってたんだけどなー。
枝のあれって良く考えたら占いよりも狼的?
エピ楽しみじゃねー。
/*
…中身視点で役職が判明、とw
やっぱりボタンおばあちゃんが守護。そして、ちょっと予想してたけど…これ、るりを守護するって話だよねえ…
展開的に、食べるならお婆ちゃんなんだけど。
これでいいのかなー?思案所。
*/
そういえば、ジロウさんとマチコどうしたのかな?
でも、私の歌声を聴いて、こっちにこないわけ無いと思うし。
もしかして。
……やっぱり歌声にアピール力無いのかしら。
大事なものだから、ルリちゃんみたいな可愛い子にあげたいのよ?
[目を細めてにっこりする]
あ。あんまり可愛くは無いかもしれないわねぇ……。
何しろ、私のおばあちゃんの時代の物だから。
今流行りの、ほら、なんとかちゃん人形みたいにスラっとしてないし……。
ぼくはこんなに女の子と密着したのはじめてです。
[毒づくのを聞いて]
ジロウさんたちです? 心配ですよね。
ゼンジさんと同じような感じで、戻ってこれないとかでしょうか。
……まるきり怪談ですね。
[そこまで言って、なんとなく、扱いやすいサイズのノミをベルトに挟んでおいてみた]
[透ける手を見つめて]
この体じゃボイストレーニングも無いだろうし。
うむ……どうしようかしら。
アイディんティティ崩壊の危機かもしれないわ。
そんな告白されても反応に困るんだが。
[ノミをしまいこむ姿を、見るともなしに見つめ]
怪談ねえ。確かに。
ザクロさん、アンちゃんごめん。警察来るまでしばらくお待ち下さい!
[二つの遺体に手を合わせて、アトリエを出ることにした]
大事なものだから…
[にっこり笑うおばあちゃんの顔を見て、とてもうれしくなりました]
ほんとうにいいの?おばあちゃん、ありがとう。
[おばあちゃんの人形を受け取りました。じっとお人形の顔をみて]
このお人形、なんか優しくて暖かい感じがするね。ママみたい…
…これで、怖いことが何にも起こらないよね…
もう、大丈夫だよね…
大丈夫、だよね…
[何かを抑えるように、ちいさな人形をぎゅっと抱きしめました]
一生懸命、空気を緩和しようとしたのに。
[心外そうに言った]
明日か、一息ついたらか、また車出してもらえますか?
明るい時にみんな乗せて、それも何度でも試しましょう。
[ずっと待ってるわけにもいきません、と後をついて歩きながら]
あれ? 居ない?
[考えているうちに姿を消した2人に驚いて、きょろきょろと辺りを見回し、アトリエの扉が開いているのに気づく。
中を覗き込み手を合わせる若旦那にお辞儀をする]
安置してくれたのね。ありがとう。
怪談……だわね。確かに。
おかしいわ。どうしてこう恨めしいとか何か出てこないのかしら。
[人形を受け取ってくれたルリに]
こちらこそ。ありがとう。
ルリちゃんなら、きっと大切にしてくれると思うわ。
[『ママみたい』の言葉に]
そんな風に言ってもらえて、お人形も嬉しがっていますよ、きっと。
そう。そうよ。もう絶対、怖いことは起こらないからね。
[ルリの小さな体をふわりと抱いて、よしよしするように背中を撫でた]
やりたいように生き過ぎてたからかしら。
でも、やり残したことなんてたくさんあるのよ。
……うらむ相手が誰だか分からないから、かしら?
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